ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

信忠閣 @名古屋市東区・栄

2014年07月20日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

名古屋のテレビ塔近くのランドマークとして定着した「オアシス21」。ショッピングやイベント、そしてバス・ターミナル、公園として多くの人に利用されていて、こういった施設の例に漏れず、チェーン店を中心に様々な飲食店が入居している。その中にとびっきりの老舗があるのをご存じだろうか(もちろん、自分も知らなかった)。「Joy China 信忠閣」がそれ。

Photo

名前の通り中華の老舗。その歴史は旅館として江戸末期の慶應まで遡り、当時「支那忠旅館」と名乗っていた建物の一部を「信忠閣」と名付けたのが乃木希典将軍というから凄い。昭和28(1953)年にその名で中国料理店を始め、現在に至るという(以上HPより)。新しい設備とあって現在の店舗を見ても老舗感が全くなく、今までこんな歴史のある店だとは全然知らなかった(現在も社名は「シナ忠」)。

メニューを見てみると特に特徴を感じない、よくある街場の店よりちょっと高級な中華料理店といった感じだが、シューマイが名物だとかで、気になって店を覗いてみた。ちょうど昼時だったからか、どこの店舗も人が溢れていて、この店の中も結構な賑わい。あまり時間が無かったので、店舗入り口横にある持ち帰り用販売スペースに引き返し、名物のシューマイを購入し家に帰ってから食べてみた。

蒸しあがったシューマイは最近では珍しく肉らしい香りの強いもの。脂もたっぷり。近頃の食品は一般に、香りに対しては大人しい商品が多いので、ちょっと意表を突かれた。あの豚肉独特の臭みが苦手な人なら「臭い」と言ってしまいそうになるくらいだろうか。でもそれが酢醤油につけて頬張ると旨さに感じるから面白い。肉の食感もなかなか良い。冷たいビールで流し込むと最高。最近はデパートやスーパーでも、自分の中のスタンダードである「崎陽軒」(いつも横浜在住の叔母のおみやげだった)などの有名店のものや、それに似せたそこそこのものを簡単に手に入れることが出来るので、シューマイは別にどこのものでもと思っていたけれど、値段も高くないし、こんな個性の強いシューマイもいい。(勘定は¥670/16個入)

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Joy China 信忠閣

愛知県名古屋市東区東桜1-11-1 オアシス21内

 

(しんちゅうかく 支那忠 支那忠旅館 シナ忠旅館 シナ忠 シナチューフード)


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