ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

カフェ ブリック @愛知県半田市

2017年06月01日 | 愛知県(三河)

「セントレア」「まるは食堂」と巡った後は、近代建築好きには嬉しい半田市の「半田赤レンガ建物」を見学。こちらは明治31年(1898)にカブトビールの製造工場として建てられた建物。中はカフェなどを併設した常設展示施設となっていて、カブトビールの歴史を知ることが出来る。耐震補強工事などもしっかりと行われて公開され、とてもセンス良く修復されている。展示を見た後にもちろんカフェに直行。「ジャーマンプレート・セット」なるドイツ・ソーセージとビールのセットもあったが、お腹は膨れていたので「明治カブトビール」と「大正カブトビール」の復刻生ビールの飲み比べというものにしてみた。でも何も無しというのも…と結局サイド・メニューに「プレッツェル」を選んでしまった。先に勘定して、呼ばれたらカウンターまで取りに行く。

席に戻ってさっそく味見。「明治」の方は黒ビールといってもいいような濃い色をしている。炭酸は軽めで喉ごしは良いが、思ったよりしっかりとしたボディ。香ばしさもあってなかなか旨い。どの程度復刻されているのか知らないが、当時もこんなに旨かったんだろうか。対して「大正」の方は色付きがもっと淡く、現在の一般的なビールに近い色。こちらも呑みやすいが苦味はしっかり出ている。ドイツと言えばビールとプレッツェル、ザワークラウトあたりが定番だが、いつも思うがプレッツェルって独特の香りもあるし、モサモサしていて、そんなにビールと合うとは思えないんだが…。あっという間に呑み干して、結局ショップで両方の瓶ビールとグラスのセットを買ってしまうのだった。(勘定は¥1,050、お土産は¥2,000)

 


 

↓ 「半田赤レンガ建物(旧・カブトビール醸造工場)」(明治31年・1898・建造、補強)。国の登録有形文化財に指定されている。設計は妻木頼黄(よりなか)。

 

↓ (写真下右)壁面の所々に見える穴は、戦中に空襲を受けた時の米軍P-51戦闘機の機銃掃射の弾痕だとか。

 

 

 

カフェ ブリック

愛知県半田市榎下町8

 

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コメント
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