無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

4月分

2022年05月04日 01時08分49秒 | 感想
4月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2542
ナイス数:86

特捜部Q ―キジ殺し―― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1853)特捜部Q ―キジ殺し―― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1853)感想
ウリの惹句なんだろうけど、カールも別にすごい切れ者でもないし、アサドも特に変っちゃいるけど奇人じゃねぇよな?などは思うw 構成が前のと一緒なのはお蔵入りの過去の事件を掘り起こす特捜班って設定上は、物語のクライマックスと合わせた演出上のことではあるんだろうけど、てめぇのミスで毎回拉致られるのは、さすがにハルウッドナイズされすぎでしょと思わなくもなくw 話はクソヤロウの内輪もめの話なんよな。内輪のノリの裏切りの報復とそれへの復讐というドラマと、クソヤロウ共がやらかした過去の悪事を主人公が掘り起こす2ライン。
読了日:04月01日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
母恋わんたん: 南蛮おたね夢料理(三) (光文社時代小説文庫)母恋わんたん: 南蛮おたね夢料理(三) (光文社時代小説文庫)感想
なんだろ、微妙なモヤリが残るがこのシリーズの味なの?みたいなw 読後感が悪いとは言わないけど、いや、ソコはどうだろうみたいなの残るのってちょっと引っかかりがあるんだよね。言い方アレだけど、結局昭和の時代劇ドラマみたいにチャンチャンで終わるようにするなら、変にイヤな部分残さないで消化するような演出なり構成は可能なんじゃないの?って。最後はヨカッタヨカッタで済んでるけど、母ちゃんがクソヤロウにやり捨てされて自殺するも死にきれず子捨てのまま腹減ってとか、流れはともかくやりようはあったろうし、
読了日:04月03日 著者:倉阪 鬼一郎
特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
毎回犯人はクソヤロウなんだけど、1巻とこの巻は多少の同情の余地はある環境犠牲者っていうのが、いい味にはなってた。結局ソコはソレとしてクソヤロウ過ぎて死ねばいいのに野郎ではあるんだけど、それ故に簡単に殺しちゃアカンやろwってのもある。毎回拉致られるボンクラコンビもどうなの?wとってのと、その辺の相変わらずさは思わなくもなく。愛情と支配をはき違えた強権的なクソ毒親の犠牲者が成長してサイコキラーになるってのは、まぁテンプレなんだけど、ソコと捜査する主人公サイドが交互に描写される緩急は変わらずいいのよな。
読了日:04月08日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
道場破り―鎌倉河岸捕物控〈9の巻〉 (時代小説文庫)道場破り―鎌倉河岸捕物控〈9の巻〉 (時代小説文庫)感想
これ読んである意味納得したんだけど、佐伯さんの何の葛藤もない磐音の剣客サイコパスセガレの原型って政司だったんだねって。まぁこう、ジャンルというせいもあるし作家性というものあるんだろうけど、よく出来た気持ちの悪い息子像って、子育て世代の女性作家視点の欠如どうこうじゃなくて、単にシュッとした若者が理想像としてあるってことなのね。出来の悪い亮吉みたいなのはハナからコメディリリーフのテンプレで。そういう意味ではソコの逆張りの小藤次が異色ではあったんだけど、
読了日:04月15日 著者:佐伯 泰英
泣くな道真 大宰府の詩 (集英社文庫)泣くな道真 大宰府の詩 (集英社文庫)感想
カバー絵三木さんでタイトル的に、もっとこうラノベチックでファンタジーっぽいのかと思ったら、割とまぁ時代ものって感じだった。つっても、平安期のモノは平安言葉でやってる(だからよくわからなくなるw)けど、フツーに口語だしキャラも現代的な感覚で動くし、文章も美文調とかでもなく硬くないし、内容も若干ファンタジー寄りなのかもなぁとは思ったw 澤田さんのって若冲の二次創作じみたファンタジー時代劇しか読んでないので、先入観はあったけど、登場人物は割に史実や伝承に忠実にやってるので、現代的な解釈と
物語とで、軽く読めた。
読了日:04月19日 著者:澤田 瞳子
花たまご情話: 南蛮おたね夢料理(四) (光文社時代小説文庫)花たまご情話: 南蛮おたね夢料理(四) (光文社時代小説文庫)感想
まぁこう、安政期の日本を舞台に、なにくそがんばる江戸の民って話をってコンセプトはともかくとして、ソコはわかるんだけども、まーマイナス要素の方が光っちゃってるんよw 主人公夫婦が子供を亡くした辛さからスタートしてるのもわかるけど、子ども亡くしてすぐに未来を見るなんてバカみたいだとは思うし、折に付け思い出すってのも当たり前だけど、だけどまぁこうリピートされると読んでるコッチはシンドイじゃんよw おまけに今回ほぼ死ぬためにだけにゲストキャラとか出してさー。端的に言ってヒドイw 全体としてはいい話なんだけどってw
読了日:04月23日 著者:倉阪 鬼一郎
後藤又兵衛 (文春文庫)後藤又兵衛 (文春文庫)感想
何故か自分の中で後藤又兵衛と荒木又右エ門がごっちゃになってて、サムライナイスガイフォルダの「又」の項目に適当にぶっ込んでるから間違うんだろうなw 武将と剣客(?)なんで共通項はあるけど全然違うんだよなぁ。それはともかく、風野作品にしては割と硬派。解説で細谷さんも言ってたけど、時代ものというよりも歴史ものに近いのかも。話はラストの大坂の陣の死に様から遡行して、それの要素のひとつの主君の長政との確執の顕在化し始めた、黒田藩が九州に出来てからで、ちょっと官兵衛との絡みがあったけど、ほぼほぼ長政との関係の上から、
読了日:04月26日 著者:風野 真知雄

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