無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

3月分

2022年04月04日 00時43分08秒 | 感想
3月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2762
ナイス数:153

嘘つき 女だてら麻布わけあり酒場8 (幻冬舎時代小説文庫)嘘つき 女だてら麻布わけあり酒場8 (幻冬舎時代小説文庫)感想
盛り上がってまいりましたで、クリフハンガーな感じで、結構緊迫したままラストに繋がっていく流れって、最近の風野作品ではあんましなかったかもなーなど。
読了日:03月03日 著者:風野 真知雄
高家表裏譚3 結盟 (角川文庫)高家表裏譚3 結盟 (角川文庫)感想
行き着いた果てが、皆さんとっくにご存じなんだろの賄大好き陰険マナー爺(相手が運悪くボンクラキレ大名相手とガチ忠臣ソルジャー軍団)なのはともかく、どう考えたって大幅に端折らないとシリーズ10巻オーバーではソコには繋がらないので、上田さんが何をやりたいかがよくわからないw 現状若き理想に燃えるヤング旗本とヤング公家の熱き青春の成長譚的な話ではあるんだけど、領民相手に交渉というよりは身分やバックを盾にしての強迫する姿に(当時としては平均的な武家像ではあっても)後年の末路を垣間見る感じしなくもなく。
読了日:03月06日 著者:上田 秀人
たぬき芸者: 大江戸落語百景 (徳間時代小説文庫)たぬき芸者: 大江戸落語百景 (徳間時代小説文庫)感想
軽いのはともかく、あくまで落語という体で読まないと、短編集と読むとちょっとシンドイかなぁとは思った。正直、オチも詰まらないとか、それはないわーが多かったんよねw 風野さん的には「くだらない話」ありきで描かれたんだろうけど、笑わせじゃなく、スベリ芸の芸人見てるような疲れを感じなくもなかったんだよね。
読了日:03月07日 著者:風野 真知雄
同心 亀無剣之介―きつね火 (コスミック・時代文庫)同心 亀無剣之介―きつね火 (コスミック・時代文庫)感想
何となく手に取って読み始めたら、新刊出てたんでちょうどよかったね!というタイミングはあったんだけど、うん、やっぱ続き読むには読んどかないとねぇ。って、10年振りかぁw
読了日:03月12日 著者:風野 真知雄
同心亀無剣之介 やぶ医者殺し (コスミック・時代文庫)同心亀無剣之介 やぶ医者殺し (コスミック・時代文庫)感想
やっぱ、間が空き過ぎたのかなぁ感はなくもなかったんだけど、まぁでも面白かったかな。こういう味も、今はもう耳袋秘帖だけになっちゃったからね。妻はくのいちとか若様あたりからわるじいの方向がメインになっちゃってるから、たまにはね。次がわからないので、いから、とっととくっついちゃえよ!ってのはあるよねw
読了日:03月13日 著者:風野真知雄
ようこそ夢屋へ: 南蛮おたね夢料理 (光文社時代小説文庫)ようこそ夢屋へ: 南蛮おたね夢料理 (光文社時代小説文庫)感想
やりたいことは何となくわかるし、シリーズとしての読み口みたいなのはいいと思うけど、まぁこれ基本設定がヘビーなんよw 多分現実での震災起きてからのそのアタリを汲んで、人の日々の生活と癒しの話を ってことで始めたんだろうね。でもさー、前に慶一郎縁側日記読んだ時そうだったんだけど、一話で身内の死からスタートてもうシンドイんよw
ジジイとババァが寿命で亡くなったとかじゃなくて、子供が不慮の死遂げて癒されるわけねーだろうが。ソコをまぁ日々の積み重ねというドラマで時薬効果をって意図はわかるけども。
読了日:03月17日 著者:倉阪 鬼一郎
まぼろしのコロッケ: 南蛮おたね夢料理(二) (光文社時代小説文庫)まぼろしのコロッケ: 南蛮おたね夢料理(二) (光文社時代小説文庫)感想
なんだろうねー、泣きっ面に蜂というか、畳みかける不幸の連続ってw ドラマ盛り過ぎだろw まぁ、安政期って災害も多かったみたいだけど。天候不順なんかは、何なら品種改良がソコソコ行き届いた現代でも、よくユニセフ的に言われるアフリカとかじゃなくても、ジャパンにおいてすら、それこそ飢餓とかはないにしても、品薄になるなんてのはザラなんで、当時からしてみれば、現代的な不幸ってのは、ある意味日常だったのかもしれないけども。それにしても、他の方が言ってたけど、ここの常連は、そういうドラマだからってのがあるにしても、
読了日:03月20日 著者:倉阪 鬼一郎
特捜部Q ―檻の中の女― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕特捜部Q ―檻の中の女― 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕感想
前何で冒頭ちょっとで投げたんだろ?w ってくらい面白かった。まーでもやっぱ読書ってタイミングもあるから、あの時読んでも今ほど面白いと思えたかは分からんしなぁ。映画のイメージはぼんやりとあったけど、カールの絵面がニコライ・リー・コスってよりも、吹替の宮内敦士さんのセリフ再生って感じだったw まぁ警察ものでよくある、迷宮入りした過去の事件を特捜班という名前の左遷窓際はみ出しアウトロー刑事が追うってのもテンプレだし、その相棒が有望とか変わり者ってのもまぁテンプレだと思う。何なら被害者のサイドと捜査する側の
読了日:03月25日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
罰当て侍―最後の赤穂浪士 寺坂吉右衛門 (祥伝社文庫)罰当て侍―最後の赤穂浪士 寺坂吉右衛門 (祥伝社文庫)感想
これとか、爺とひよこのとか爺さん主人公のシリーズ化失敗?系のが、結果として、大江戸定年組とかわるじいシリーズに繋がってるんだとは思うけど、やっぱり爺とひよこもコレもあと数冊は続いて、はしょってないちゃんとしたシーズン終了を迎えて欲しかった感はあるかなぁ。
読了日:03月30日 著者:風野 真知雄

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