無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

3月分

2020年04月04日 00時56分09秒 | 感想
3月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3913
ナイス数:75

隅田川―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)隅田川―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)感想
はぁもう相変わらずのしょっぱい話ばっかだよw クソヤロウと毒親と世間の底辺を生きるしょうもない連中にだって、シンドイ理由やなんやあってって性善説と、片足突っ込んでたドブから片足ようやく引き上げて、次の一歩をまたドブに突っ込む直前の、気休めみたいなホッとする一瞬にラストを持ってくるテンプレは上手いとは思う。でもちょっとキャラ設定と状況語りが説明的に過ぎるきらいはあって、そこは京極作品なんかと全く一緒なんだけど、話の流れを情緒に振ってる分、京極マッスル屁理屈みたいな、溶け込み感がないのが残念だとも思う。
読了日:03月06日 著者:北原 亞以子
天満橋まで 風の市兵衛 弐 (祥伝社文庫)天満橋まで 風の市兵衛 弐 (祥伝社文庫)感想
前巻の大阪編の続き。話は一部繋がってて、前巻のクソ侍の兄貴の復讐に凄腕の剣客出て来るんだけど、正直要らなかったんじゃないかな?と思う。まぁそこないと、風の剣無双でクソカスゴミを血風と共に蹴散らすだけになっちゃうからアレだったのかんないけど、ちょっとメインエピソードと乖離してた気がする。算盤侍的なエピソードではあったけど、算盤侍的介入してるんじゃないから、話の舞台の説明だけだったのが勿体なかったかな。次は江戸にもどってくるっぽいから、大阪三部作にはならないのねw
読了日:03月06日 著者:辻堂魁
はぐれ烏 日暮し同心始末帖 (祥伝社文庫)はぐれ烏 日暮し同心始末帖 (祥伝社文庫)感想
旗本から町同心へ入り婿ってのもまた思い切った設定だなーという感じなんだけど、主人公の諦観にも似たアレな感じは市兵衛や龍玄なんかとも通じる、辻堂キャラのテンプレなのかもなーと思わなくもなく。展開は、割といい意味での時代劇っぽくてストレスなく読めた感じ。夜叉萬同心のカメオに、え、シェアワールドだったの!というファンサービス的驚きもよかったw
読了日:03月07日 著者:辻堂 魁
花ふぶき 日暮し同心始末帖 (祥伝社文庫)花ふぶき 日暮し同心始末帖 (祥伝社文庫)感想
前の巻で活躍を認められて奉行直での専任お役目が回ってきたので、そこは主人公らしいんだけど、相変わらずわかってる奉行与力夜叉萬の上役以外からはナメられてる下っ端平同心て体なのは、やってることも含めてちょっと隠密同心とか中村主水っぽい時代劇キャラっぽいw 前巻の比べると、闇討ち天誅みたいなのが仕事人度を増した感があって、ソッチ方向に行くのはあんましかなぁとは思ったw
読了日:03月07日 著者:辻堂魁
お医者同心 中原龍之介  師走うさぎ (講談社文庫)お医者同心 中原龍之介 師走うさぎ (講談社文庫)感想
こっちのが気軽度が高いけど、歯医者の方がもっとシリーズ続いてたたのね。明るいキャラのが読んでて、内容の軽さというかやっつけ感というかソコとは、和田節wのひとことで済まされる感があるのは、シリアス調の季蔵とか歯医者のじゃないコレなんじゃないかなーとは思ったんだけど、和田さんの思惑なのか数字上のビジネスの都合なのか、他のシリーズののがイケてるという判断なのね。ま、先の展開がなさげなキャラ関係はアレだけど、せめてクソ菊池とか食わせ物の与力に一泡吹かせるいいオチを迎えて欲しいとは思う。
読了日:03月10日 著者:和田 はつ子
江戸風狂伝 (講談社文庫)江戸風狂伝 (講談社文庫)感想
んー、金持ちの道楽とか芸人の意地ってのはまた何か違う気もしなくもなく、意地という点では、他人から見れば取るに足らぬものへの執着=風狂ってのとはまたちょっと違う気はする。気はするけど、各作品の主人公は風狂でない、とは言い切れない、まぁなんか不思議っちゃ不思議。個人的には、池大雅、国芳、馬場文耕、あたりは分かり易いんだよね。作品作りで譲れないものがあるとか別にフツーの話で、そこに自分が逮捕されるとか、変人扱いされるなんて、まぁ別に現代でもザラだしさ。
読了日:03月11日 著者:北原 亞以子
平蔵の首 (文春文庫)平蔵の首 (文春文庫)感想
まぁもう長谷川平蔵といえば、世代で多少まだ幸四郎錦之介はあれど、実質ほぼほぼ吉右衛門で、池波正太郎そのひとの、すなわち、そのことである。ってくらい史実を創作が凌駕しちゃってるので、知らない人以外はもう書いてる作家も含めて、あの鬼平とどう違うかを描くしかなくなっちゃってるのよねw って感じ。そういう意味で、長谷川平蔵そのひと自身をあまり描写しないという選択肢は、ナイスアプローチだと思う。ただ、ちょっと話が入り組み過ぎて人の名前の江戸時代感とか含めてちょっと紛らわしくてわかり難い感じしたかな。
読了日:03月15日 著者:逢坂 剛
天使の相合天使の相合感想
一瞬ちょっと、え?誰?何?とか誤読したw まぁ「いい話」だとは思ったんだけど、スーパーナチュラル話は合う合わないが如実だなぁとは思った。
読了日:03月15日 著者:神家 正成
夢のなか―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)夢のなか―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)感想
間数巻飛ばしちゃったけど続きのエピソードみたいなのはなかったような気がしたので問題なかったw でも前やらかした時はお登世との関係にあれ?とかあったんで、間埋めた時にまた何か感じるのかもなw ハイ、内容は毎度のしょっぱい人生にわずかの晴れ間オチの人情噺で一緒。当たり前とはいえ、主人公の心の傷は全く癒えてないのが改めて知れてそりゃそうだろwとしか。衝撃のシリーズ開幕何してくれてんだよ北原さんだったっつーのw 
読了日:03月16日 著者:北原 亞以子
猫除け 古道具屋 皆塵堂 (講談社文庫)猫除け 古道具屋 皆塵堂 (講談社文庫)感想
当たり前と言えば当たり前だけど、シリーズタイトルが皆塵堂なだけに舞台が皆塵堂ってことで、主人公が太一郎ではなかったのね、という第二巻w 舞台は皆塵堂、とはいえ主人の伊平次が特に何かするわけではないのは前と一緒、その場で今巻の主人公庄三郎が勝手に癒されてく感じ。そこはまぁ前巻の太一郎のパターンと一緒。左門の方も割とメインが尺を張ってこない印象はあるwけど、こっちはもうハナからキャラメインというよりは舞台メインなのかな。ホラーではあるけど、話単体の怖さよりも、場の流れで笑える感じなのは左門と一緒。後味もいい。
読了日:03月21日 著者:輪渡 颯介
溝猫長屋 祠之怪溝猫長屋 祠之怪感想
輪渡版少年探偵団というかたまねぎ剣士の冒険というかw 表紙で書かれた子供らが主人公だと思わなかったんで、そこはちょっと肩透かしw 子供が主人公の話はあんまり好みじゃないけど、一連の輪渡作品としてのグレードは保ってるとは思うので面白いは面白い。これもスーパーナチュラルありきの話。各エピソードのスーパーナチュラル譚の裏を辿ると、一連の事件が解明されるという作りだけど、探偵役は主人公の子供らでなく、解説の岡っ引きwで、子供らはただひたすら幽霊に驚かされる役回りw 

読了日:03月23日 著者:輪渡 颯介
やさしい男―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)やさしい男―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)感想
クソヤロウとクサレアマのしょっぱいシンドイ生活にだって一瞬の温かいスポットが当たることだってある、そんな瞬間をオチにしつつな安定のシリーズ。解説とかで吉次が好きだとか、北原さん本人が好きなキャラだっつってるんだけども、フツーにダニみたいな男だよね。ヤクザがミカジメ吸い上げるように、フツーにヤクザからもシノギをカスるし、町屋からもミカジメ取るし、おまけに各層の被害者もデフォルトで強請るし、全然クソヤロウw たまたま気まぐれで案件失敗したってだけで、可愛くもやさしくもないじゃんて。ハテナ?だよ。
読了日:03月26日 著者:北原 亞以子
蔵盗み 古道具屋 皆塵堂 (講談社文庫)蔵盗み 古道具屋 皆塵堂 (講談社文庫)感想
今巻の主人公は、泥棒に引き込み役に選ばれて、皆塵堂に奉公するって趣向。んで、いつもと同じく、心の蟠り、ダークサイドがスーパーナチュラルを呼び込んで、皆塵堂の曰く品絡みで怖い思いをしつつ、勝手に癒されるって流れ。面白い。ただもう、最初に左門読んだ時みたいには、耳袋とかシャレ怖の短話でゾッとするみたいなのはなくて、もうなんかトシオちゃんみて白塗りの子供キターwみたいな、志村うしろー!みたいな感じで、怖さよりも笑いの方にシフトが移ってる感じはする。怖いんだけどキャラのリアクション含めてコメディというね。
読了日:03月29日 著者:輪渡 颯介
迎え猫 古道具屋 皆塵堂 (講談社文庫)迎え猫 古道具屋 皆塵堂 (講談社文庫)感想
今巻は今までと違って、巻単位での新キャラ主人公はいない。今までのキャラが出るんだけど、猫絡みでは巳之助が一番出番が多いのかな。構成はいつもと一緒で、各章での話がちょっとずつまとまり、最後に通底してた謎が一気に解明されると。しかし、猫増え過ぎだろw あーでもなんか、このシリーズの感じだと最後には巳之助にいい嫁来るかもなぁw
読了日:03月31日 著者:輪渡 颯介

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