川天使空間

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消化器の転倒事故

2016年10月06日 05時21分36秒 | 自然観察
昨日の昼前、園医をやっている園から、電話があった。

「よちよち歩きの子が消化器を倒して、消化剤を吸った子がいるんです。どうしましょう」
「今、苦しんでいる子はいますか?」
「苦しんではいないと思うんですが…。診てもらったほうがいいですか?」
「ええ、待っていますから連れて来てください」

待っている間に、消化器の消化剤粉末を吸ってどんな害があるのかを調べてみた。
主成分は第一リン酸アンモニウムなどで、肥料などに使われる成分。
吸ってもあまり害はないようで。
ほっとした頃に、保育士さん2人が3人の子どもを連れてきた。
1歳くらいで、みんなうちの外来では顔なじみの面々。

「だれが消化器を倒したのかな?」と聞くと、
「たぶん○○君か○○ちゃん、どちらかだと思うんですが」とのこと。
でも張本人たちは、なんでここにいるのかわからなくてキョロキョロしてるのが2名、ひとりはうたたね中。

診察して、酸素飽和度を測って、3人ともクリア。
もともと喘息のある子だけ喘鳴が気になったので、気管支拡張剤の吸入をした。

「どのくらいの間、消化剤が噴出していたんですか?」
「五分くらいでしょうか」
「逆さにすると、噴出が止まるそうですよ。今調べてわかったんだけれど」
「ああ、そうなんですか。知らなかったです」

みんな元気に帰ってから、言い忘れたことに気づいた。
消化剤は掃除機で吸うと、フィルターがやられて掃除機の故障の原因になること。
それから、雑巾などで掃除するより、ダスキンなんかの化学モップや粘着シートの方が掃除しやすいこと。

うん、もしかして一番お勉強になったのは、私かも。
(画像はうちのクリニックで私が一番倒しそうな場所にある消化器)

また少し進めた。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)

コメント
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