とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

どうでもいい思い出の謎

2010-08-15 | その他
先日、妹と久しぶりにランチを食べたのですが
子供の頃の思い出話になり・・

私と妹が小学生の頃、我が家は日曜日には必ず
手作りのピザを焼き、サイフォンで珈琲を入れ、
ドゥミタスカップで飲む・・という事をしていました。
アルコールランプを付け、理科の実験みたいに
サイフォンのお湯が上がっていくのが不思議で楽しくて・・

あの頃の両親は、40歳前後。
今は、かなり実用主義!な2人が、サイフォンで珈琲なんて
当時は随分とおしゃれだったのだなあ、生活を楽しもうとしてたのね、
そういう記憶があるのは嬉しいねなどと
妹と二人で思い出話に花を咲かせました。

でも、私が中学生になったあたりから、パタとその習慣がなくなり・・
その後は、よく知る実用主義な両親の思い出のみ。
何で辞めたのか、ずっと謎だったのですが
つい先日、やっと解けたのでした。

大きな理由。サイフォンが割れてしまった事。
もひとつ、通勤時間が長くなった事。

我が家はその時期、引っ越しを繰り返してました。
サイフォン時代は30分で職場に。
その後は1時間半の通勤時間になってしまった。
もう気持ちの余裕が無くなったんだよね、と父。

頭が学校生活だけでいっぱいの、子供の目線では分からなかったなあ。
通勤の長さは、私ら子供のせいではないと思うけれど
大切な時間を使わせていたんだなと、ちょっとせつない。

食住接近が一番!と改めて思ったのでした。


写真は、今年の浦安 正福寺さんでの「陶芸道場」の作品達。
60名ほどの子供達と、テンションあがりっぱなしの楽しい時間を過ごしました。
さて問題はこの力作達を、どうやって車に乗せて帰るか?
・・棚を組んで解決しました!