とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

川村記念美術館

2009-05-13 | アート
カレンダーではあんなに休日があったのに・・

旅行に行くでもなく、毎日少し贅沢な食料を買い出しに行き
これまたすこし気合いを入れて晩ご飯を作る・・という
日常に毛が生えた程度のGWだった。

自宅暴食週間の中、1日だけちょっと遠出をした。
千葉佐倉にある川村記念美術館に「マーク・ロスコ展」を見に行った。

この人の作品は、それ一枚で見るのではなく
一部屋を、他の作者の作品と一緒にせず、
その人の作品だけで壁を展示し
包み込むような空間をつくる事に意味があり、作者もそれを強く望んでいたという。

ぱっと見、赤茶や黒一色に塗られた大きな四角、
それが何枚も飾ってあるだけなのだが
静かにずっと見ていると、その赤の中にいろいろな赤を見いだし
前面に出てくるような不思議な感覚にとらわれる。

つい力が入って、私は絵は一生懸命観てしまうのであるが
(これは全然上手な見方ではありませんね)
今回は「ただ身を置いていた」

写真は、美術館の庭に咲いていた藤の花。きれいでした。