中央美術学園 新校友会~卒業生アルバム~

中央美術学園卒業生・新校友会ブログ。問合せや連絡は副田まで。sagamya954@fuwamofu.com

内田先生の留学生アート授業!

2018年05月30日 | いま、中美では

人気漫画家内田かずひろ先生は、ほぼ毎日、中美で指導をされています。

こちらは留学生コースでの授業風景。(留学生の方は留学生コースがあります)

いま毎日、面接カウンセリングをしていますが、留学生クラスの先生方もとても人気があります。

高校の美術教科書にも日本を代表する漫画家として紹介されている内田先生。

その人気はもはや国際的です

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この季節は毎年、武蔵関駅につばめが巣を作りますね 

何年か前、ぼくがつばめの巣を真下から見ていたら、ふんが落下して頭に直撃されました

その事件から数日後に設置された ふん受け止め装置

きょうも元気に飛んでいます

中美ネコたちも元気元気

世界がどうあろうと、きょうも中美には中美の空気がゆったりと流れています


初夏の谷根千散歩

2018年05月27日 | イベント情報

一年で一番すごしやすい季節ですね。

ぼくの地元、日暮里駅から谷中、根津、千駄木へと散策する道は最近は外国人観光客でおおにぎわいです。

上は朝倉彫塑館。中美アートサークルでは何度か来ているので、なつかしい卒業生も多いと思います。

古い蔵を改造したギャラリー、スペース小倉屋。

寺町美術館。

ここは、最近お気に入りの古本屋さん。風情があるでしょ

谷中には行きつけのお店もいくつかあって、よそではあまり売っていないかばん屋さんや帽子屋さんもあります。

ぜひぜひお出かけください

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卒業生や学生から、どんな本を読んでますか? と聞かれることがあります。

今週読んだ、または読んでいる本です。

卒業生のみなさんにおすすめは、今月号の芸術新潮ですね。

印象派の画家たちの劇的な物語が紹介されています。

ミスター印象派クロード・モネも若い頃はまったく評価されず、セーヌ川に身を投げました。(自殺未遂)

今でこそ絵画史に残る巨匠たちも、まったく評価されない時代が長かったのです。

モネの作品「印象・日の出」を見た記者が「壁紙のほうがまし」と記事を書いたのは有名な話ですが、その評論記事の全文が掲載されているのでとても参考になります。

美術学校の受験に失敗し、展覧会に落選しつづけたセザンヌも不遇の時代が長かったですね。

モネと親友だったルノワールもまた、不遇の時代を経ての名声があります。

誰しもが多くの壁を乗り越えて、その先の未来を目指すもの。

1953年、パリとニューヨークで個展を開きに行く岡本太郎に、ある人がこう聞きました。

「あちらで、何を得てこられるのでしょう?」

岡本太郎はこう返事しました。

「いや、こちらが与えにゆくんです!」

挑戦すること

挑み続けることで

壁を乗り越えていきましょう

 


相馬先生のリキテックススクール第2期開講!

2018年05月23日 | いま、中美では

卒業生の画家相馬博先生のリキテックススクール第2期がはじまります

活躍しているアーティストやイラストレーターも、体系的に知識技術を学ぶために競って受講する、

前回はあっという間に定員に達した人気スクールです。

興味ある方はぜひ、早めにお申し込みを

学園造形芸術科学科長として、指導にあたる相馬先生。

中美新世代を牽引する指導者です。

こちらは山口先生の素描の授業。

今年の1年生もみな熱心です。

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今朝(平成30年5月23日)の朝日新聞の「折々のことば」です。

なんでもないことは流行に従う、

重大なことは道徳に従う。

芸術のことは自分に従う。

小津安二郎

 

*自分の作り出すアートは、誰に従うものでもなく、自分だけのものであるべき。
それは根源的な芸術の在り方です。ものの見方や知識技術、創作に取り組む心のありようはすぐれた先生から学ぶべきですが。

いま、日大アメフト部の悪質タックルが話題ですね。加害者とされる選手の潔さと、学生を見捨てるような学校のありようが対照的です。夢を育てるのが学校なのに、夢をつぶしてしまう学校のありようがおかしいです。

ぼくが学校長として先生方に最も期待していること。

それは、お手本となる人間であることです。

先輩アーティストとして。

立派な社会人として。

 

 


2年生ひなちゃんのジャンプ展!

2018年05月20日 | 在校生紹介

きょう2年生ひなちゃん(ペンネーム)が少年ジャンプ展に行ってきたそうです。

画像と記事を送ってくれました。

~ジャンプ展VOL2~

最近僕は漫画を描く上でペン入れという作業はデジタルでやろうかなぁ。と思っていました。

ですが、今回原画を見ることができ、やっぱりGペンで描けるようになりたいと思いました。

ジャンプの漫画を見るととても刺激になって、やっぱり漫画が1番の教科書です。

すごくクオリティーが高くて自分が読んでいた世代のVOL3を観に行くのも楽しみです!



少年ジャンプ展は年代別に3期に分けて開催されます。上の画像は昨年開催のVOL1の様子。北斗神拳バーガーは美味しかったです

なんと、少年ジャンプ創刊号の復刻版も入手して図書室に置いてあります

VOL3も楽しみですねー


内田先生のマル秘放課後勉強会潜入ルポ。1年S君より。

2018年05月18日 | 在校生紹介

謎のベールに包まれた放課後の内田先生勉強会「内田コミュ」

潜入不可能と言われたその謎の内田コミュに、勇気ある1年生が潜入ルポを敢行

以下がその笑劇いや衝撃のレポートです。上の画像も本人の撮影です。

 

-ある日の内田コミュ レポート-

内田先生の提唱する“モンタージュ理論”はとても面白い。

この日は、4ページの本状になった小さな紙を渡された。

最初の見開きページ中央には、黒い丸。
ページをめくってみると真っ白で何も描いていない。

真っ白なページだけでは何の意味も持たない。
しかし、その前のページに黒い丸が存在することで、「丸が消えた」という意味が生まれる。

「これがモンタージュなんだよ!」と内田先生力説。

その理論に則り、丸のページの次に別の丸を描き、いろんな意味を持たせる一同。

小さな丸を大量に書いて増殖をイメージさせたり、見開きいっぱいの大きな丸を書いて接近や拡大をイメージさせたり…

途中、研究生の先輩と内田先生が熱い討論を繰り広げる場面もあり、手に汗握るゼミとなった。
討論中も内田先生はどこか楽しそうで、穏やかなオーラを纏っているのだった。

内田先生は不思議な人である。

1年 スズキ


雫石さんのグループ展開催!フェイストゥフェイス記念展!

2018年05月17日 | 校友会員の展覧会

以前、放課後によく中美アートサークルで見学させていただいたギャラリー・フェイストゥフェイス。

卒業生画家雫石さんの初個展もこちらでした。

2008年にオープンしたギャラリー・フェイストゥフェイスも今年で開廊10周年だそうで、西荻窪の新しいスペ–スで記念展を開催します。

もちろん、卒業生画家 雫石さんも出品されるのでぜひお出かけ下さいませ

卒業後、画業をつみあげてきた雫石さん。

昨年11月の個展もかなり遠方から多くのファンが駆けつけました。

もちろんぼく(副田)もファンの一人です


ちひろの心をもとめて

2018年05月16日 | 在校生紹介

先日の「いわさきちひろ美術館」見学会の感想など1年生にもかいてもらったので一部紹介します。

上の画像は1年生の中国からの留学生Kさんが、ちひろの絵をイメージして描いたものです。

いつも美味しそうなお弁当を持参しているM君の感想。

きょうは暑いのでアイスの配給をせねば

山口先生の素描1年生授業です。

相馬先生のアート演習です。

みんな熱心ですねー


浅倉田美子先生の絵本です。

2018年05月12日 | 校友会員の近況

卒業生イラストレーター 浅倉田美子先生から絵本の寄贈をいただきました。

中美図書室の浅倉先生の蔵書も10冊以上となり、学生や見学者の方も興味深く読んでいます。

今月は毎週水曜日午後の授業に入られています。

いつもありがとうございます。

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六本木ヒルズの森アーツセンターで開催中の「少年ジャンプ展2(90年代)」です。

今も人気ある作品が多いですねー

グッズも仕入れたので、校友会ブログに記事を載せてくれた学生にあげますね

ジャンプ連載の漫画家たちのコメントコーナーもありまた。

「漫画描いてるだけじゃ本当の漫画家じゃない。

人生が漫画じゃなきゃ漫画家とは言えない!もしかしたら漫画を描かないでも人生が漫画なら漫画家なんだろう。

だからみんなも漫画な人生を送って漫画家になればいい!

人生を冒険にしよう!

頭の中だけで冒険してないで人生が冒険だ!

漫画な人生にGO!

俺も漫画的に生きてる!」

江川達也


中美生が雑誌創刊に携わっています!

2018年05月11日 | 在校生紹介

このたび練馬区地域雑誌「コレスポンデンス」創刊号作成に協力させていただくことになりました

 

写真はアートコース2年MIHOさんの取材の様子です。
武蔵関公園で絵を描きながら取材を受けています。

 

MIHOさんの絵はこの雑誌の表紙を飾ります。

また写真や取材内容が雑誌に記載される予定です

さらにプロのマンガ家である内田かずひろ先生の作品も掲載されます。

わたしもショート絵本を描く予定です。

どんな雑誌になるか楽しみですね。

はやく完成した雑誌に会いたいです。

2年 もりもと

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きょうの言葉

「楽しくなければ描きません」

ルノワール


浅沼先生の「絵本ゼミ」!

2018年05月10日 | いま、中美では

きょぅ放課後、卒業生の絵本作家 浅沼とおる先生の「絵本ゼミ」がスタートしました。

通常授業にプラスしての、放課後の参加自由ゼミです。

毎週木曜日放課後に開講します。

毎週金曜日放課後には卒業生画家 相馬先生のゼミが開講されます。

昨日放課後は漫画家内田かずひろ先生の「漫画サークル」がありました。

今年の学生もほんとうに皆熱心ですね

 


なかむらゆうこさんグループ展開催中です!

2018年05月10日 | 校友会員の展覧会

イラストコース卒業のイラストレーター なかむらゆうこ さんのグループ展が銀座ミレージャギャラリーにて開催中です!

ぜひぜひお出かけくださいませ!


2018 5月9日 ~14日

展覧会名 My Life展

天木彩

立谷陽介

ぢーま

なかむらゆうこ

林田五百重

福守久子

柚月

わほぷけ

在学中に中美アートサークルでは「アート・イラストフリマ大会」などにも参加してくれた、なかむらゆうこさん。

今後のさらなるご活躍を期待しております


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きょうの言葉

「一度燃え上がった想いは、止めることができない。」

フィンセント・ファン・ゴッホ



時代を創造するものはニャーか?!

2018年05月09日 | いま、中美では

中美ネコ雨の日も元気です

路地裏で咲き始めたアジサイも見ました。

ここのところ毎日、卒業生在校生の進路相談を受けています。

創作創造活動と日々の生活をどう将来設計していくか、みな悩んでいるところですね。

きょう帰りに寄った書店で、岡本太郎の名著の復刻版を見つけました。

図書室に置いておくので、興味ある方はぜひ読んでくださいね。

「生きるよろこびのための芸術表現」のヒントを得られます。

「18世紀までは、絵がうまいことが画家の条件だった。しかし・・・」

「今日では、下手に描くということが芸術家の大きな目的になっている」

常識をくつがえす岡本太郎の言葉は常に新鮮ですね。

「芸術は常に新しい」

時代を創造する意志を中美生にも求めたいですね。

ちなみに、この本の巻末解説文を有名画家で作家のA氏が書いていますが、このA氏のご息女も中美卒業生です。(個人情報なので実名はさけますがこの校友会ブログにも学生時代の画像があります)。どこかでみな、つながっていますね。

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先日、東大学食の壁に飾られていた画家宇佐美圭司氏の大作が、改修のために破壊廃棄されてしまい、非難されていますね。

アートの価値がわかる世界、わからない世界の境界線もまた微妙です。

昨年、ZOZOTOWN社長前澤氏がバスキアの作品を123億円で購入して話題になりました。

バスキアはぼくもニューヨークでの個展を見たことがありますが、そもそも建物の壁の落書きアート(スプレーペインティング)が、「街のアート作品」として認められたのが原点です。

平成時代が終焉を迎えつつあります。

新たな時代を創造するアーティストをぜひ、中美生には目指してほしいです。

進路相談希望の卒業生は副田まで平日土日かまわずお問い合わせください

 

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きょうの言葉

「ぼくらは、絵を通してのみ

何かを語ることができる。」

フィンセント・ファン・ゴッホ


「チュービーズ」とは…

2018年05月09日 | いま、中美では
「内田ゼミ」で同人誌を作った。
ゼミのメンバーを中心に5/5のコミティアのタイミングで同人誌制作。
コミティアには、27才の頃から15年位参加していたが、
今回自身としては約10年振りの参加となる。
参加していた当時は、原画を手作業で版下を作っていた。
デジタル入稿は最後の方にちょっとやっただけだった。
だから今回のweb入稿は随分と手こずってしまい、
学生の浅井くんが手伝ってくれなければ、コピー本になっていたかも知れない位だった。
だから入稿完了の瞬間は感無量だった。
そして出来た本が、この「チュービーズ」。
ジャーン! という感じなのである。
ジャジャーン!
ジャジャジャージャーン!
そして迎えた5/5当日!
参加した皆は笑顔で楽しそうだった。
本はあんまり売れなかったけれど…、これからなのだ!
                     【「チュービーズ」より】
何が良くて何が駄目だったかも、
とにかく一冊作ってみなけりゃ何にもわからないのだ。
 
内田かずひろ拝

内田ゼミ、コミティアへ!

2018年05月05日 | 校友会員の展覧会

きょう(5/5)、内田マンガゼミ2年生10人がコミティア(東京ビッグサイト)に参加してきました。

ぼくも卒業生らと行きましたが、超満員大混雑で途中ではぐれてしまい、中美ブースにたどりつけない人もいたり笑

天気にも恵まれた一日でした

参加学生のレポートを紹介します

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ギリギリで入稿完了して

ドキドキで今日を迎え

バタバタしながら会場に着き

ゾロゾロ並ぶ人の数に驚き

ブースNo.お12aに置かれた段ボールを開けると

自分たちが作った漫画が本になっていました。分かっていてもそれがとても感動しました

今日はたくさんの人の漫画を見ました。

漫画が描きたくてしょうがないです。

2年 ひなちゃん

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~制作をふりかえる~

今回はじめて4コマを描いてみました。思った以上に描くことが楽しくかったです!コミティア参加が、マンガを描くきっかけを与えてくれました。ありがとうございました。

 

~コミティアの様子を中継~

せっかくなのでコミティア会場内をみてまわりました!

会場内はジャンルごとにわけられ、マンガやイラストのほかにもアクセサリーやグッズが所狭しと売られていました。

個性的なイラストやかわいいグッズにときめきました!

改めて参加する、チャレンジすることが大切だと思いました。

2年 もりもと

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卒業生の方で、今回学生が作成した「漫画誌」が欲しい方は副田まで連絡ください。(定価500円+送料)

毎週日曜開催の「学校説明会」に参加の見学者の方には進呈します。(明日5/6の説明会にもすでに予約の方がいますが、もちろん差し上げます)


5/5コミティア!内田ゼミが参加!ぜひ見に行こう!

2018年05月03日 | イベント情報

朝日新聞連載の「ロダンのココロ」などで有名な 内田かずひろ先生の「内田ゼミ」学生がコミティアに参加します。

以下、内田先生からのお知らせです。

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モンタージュゼミで、同人誌を作ることになった。

5/5(土)の「コミティア」に参加予定。

コミティアはコミケとは違いオリジナルの創作に限られる同人誌即売会だ。
マンガはもちろんイラスト、絵本、小説、グッズ等その展開の幅は広いがオリジナルな表現であることが条件。

僕が最初にコミティアに出たのは、今から26年前、27才の頃だった。

出版社のパーティーで知り合った古夜考冬氏に誘われてのことだった。
その後、山川直人氏、フクヰマサミチ氏らと「カミナリパンチ」というユニットを作ったり、

また、山川直人氏と保光敏将氏と組んだりしながら、2009年位まで出ていた…と思う。
今回のコミティア参加は、約10年振りになるだろうか…と計算が合わない様に記憶が曖昧になる位、コミティアから遠ざかっていた。

最初に作った本は、ホームレスを描いた絵本『かえりみち』だった。
売れたのは15冊だったけど、15冊も売れたのだ。
15人もの知らない人が目の前で自分の作った本を手に取って、買ってくれたのだ。
この感激は、即売会ならではのものだ。

未知の人に自分の作品が届く感激を生徒たちにも是非、体感して欲しいと思っている。

東京ビッグサイト【スペースNo: お12a】

5月5日(土)11時~16時

 

昨日はコミティアで販売する漫画雑誌(中美2年生の有志10人の自作漫画作品を収録、傑作揃いです)の編集が終わり、カレー会でした。

みなさん、お待ちしております