katsura's note

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一蘭

2004年06月07日 | Weblog
一蘭、お好きですか?

と言っても、福岡人か、ラーメンに詳しい人しか分からない話題ですね。
すみません。

念の為、説明しておきますと、
一蘭とは、福岡が本拠地で福岡市内に数店舗かまえる、
福岡でも、全国区でも有名なとんこつラーメンのお店です。
日本で最初にできた、会員制ラーメン恬としても有名です。
 ※今は、会員制ではありませんが。。。

味には定評があるからこそ、
ここまで大きく、長く続いたのは言うまでもありませんが、
店内や、注文方法に特徴があり、
そういった意味でも、人気を誇るお店でもあります。

福岡では、
全国でも有名で店舗展開の早かった一風堂と、
人気を二分するお店です。

そんな一蘭に今日久々に行ってきました。
しかも、那の川店に(シブっ!笑。

ふらっと、ラーメンが食べたくなって行ったわけじゃありません。

これは数ヶ月前から計画されていたことなのです。

というのも、数ヶ月前に叔父や叔父の子供達(いわゆる従兄弟ですね)と一緒に、
私の母、姉妹達と共に、焼肉を食べに行ったときのこと。

叔父の子供である、
そこの兄弟で一番上の11歳の”K”が私に、
「けーこねーちゃん、
オレ、一蘭のラーメンが食べたいっちゃんね~」というのです。

 ※思いっきり博多弁です(^^ゞ。
  "食べたいっちゃんね~"を、標準語で言うと、
  "食べたいんだよね"になるかな。
  でも、これじゃ、らしくないので、あえて博多弁のままです。 

それも、ごくごく自然に。
かつ、ふと思い出したかのように(^^)。

Kの父親である叔父には、
小さい頃いろんな所に連れてってもらったことがあり、
幼少時代の私はそれが楽しみだったし、
すごく嬉しかった思い出があります。

そんな叔父の子供であるKの願いなら、
叶えてやりたい!と思い、
「いいよ~。
 じゃぁ、今度みんなで行こうね!」と話していたのでした。

すると、すかさずK曰く、
「わかった。
 じゃぁ、日にち決まったら連絡して。
 でも、オレもわりと忙しいんだよね。
 月曜日と木曜日と金曜日は
 バレー(バレーボールのこと)やってるし。。。」 と。

思わず、笑うと同時に、面食らいかけたのですが、
私も一応大人ですから、
「うん、じゃぁ、また連絡するからね。」と。

それから、早いうちに「一蘭ご馳走計画」を立てようと思いつつも、
日々の忙しさにかまけて、
あまり具体的に動いてなかった私。

申し訳ないなぁ~と思いつつも、
友達との予定や用事を優先する日々。

そうこうしているうちに、
その約束を、私自身が忘れてしまうのではないかという不安と、
それ以上に、従兄弟達に
「どうせ大人って口ばっかり(口だけ)だよね~」と、
失望されるさみしさと不安を覚えつつも、

先週叔父がたまたま家に来たことから、
一蘭計画が復活したのです。

一蘭計画は7日に!と決定し、
少し胸をなでおろした私。

で、当日の今日のこと。
車で叔父の家に向かうつもりが、
途中雨の為か、渋滞に巻き込まれてしまい、
電話で叔父にその旨を伝えたところ、
途中まで車で来てくれるとのこと。

今回のメンバーは、
叔父、叔母、小学生の従兄弟3人 プラス私の6人。

途中、お互いの車で合流するやいなや、
車から3人が、わ~っと飛び出してきて、
私の車に乗るなり、
「この車、すげ~っ」と。

Kが車に興味があるらしく、
その影響からか、Kの妹2人も、
小学校低学年ながら、瞬時に外車と分かった様子。

Kは満足気に助手席に堂々と乗り、
興味深々でたまらない私の車に乗るなり、
「この車、皮臭い」と。

「皮張りだから、仕方ないのよ」と、私。

すると、
「この皮、わりといいじゃん!
 でも、皮の匂いそんなに好きじゃないけど、
 これはまだましだね。
 でも、クーラー入れると臭そう」とのこと。

いっちょ前のコメントを早速残してくれました(苦笑。

それからというもの、
ありとあらゆるボタンを押し、
小雨の中、サンルーフを開けたり、
後部座席では、Kの妹二人が
ドアの上についていてるライトをかちゃかちゃ。

その後もKは、
私がこの車の為に購入したCD/MP3プレーヤーの音量やオプションをせわしなく変えてみたり、
窓を開けたり閉めたり。。。
と落ち着かないけど、
単純に、
無の境地かのように、
何気なく私の車を存分に楽しんでいた様子。

ただ、子供って、容赦ないのが辛いところで、
車のスイッチ一つとっても、
壊したり、外したりしそうな勢いがあり、
時折冷や冷やしながら運転していた私。

こういう緊張感もまぁ、いいかっ!って思いながらの運転。

もし私に既に子供がいたら、
こんなことでは驚かないくらいに、
肝っ玉が据わってるんだろうな~なんて思ったりして(笑。

そうこうしているうちに、一蘭に着いた私達。

券売機で、ラーメンや替え玉の券を買い、店内へ。
たまたますいていたのもあり、
(きっと午後から降った雨のせいだろう。。。)
横並びに6人並んで座り、注文。

すると、Kが一言。
「ここの店、あまりキレイじゃないね。」と。

そりゃぁ~、他の店舗に比べたらそうかもしれないけど、
私は以前から一蘭那の川店に行っているから、
違和感もなかっただが、
容赦ないストレートなコメントが続く続く。

本人に悪気はないし、
愛嬌もあるのだけど、
大人を困らせる発言が多々あり、
お店にの人に失礼がなかったか、
多少不安も残るが、
これもKの貴重な経験であり、意見なのですから、
ある程度は否定したり、邪魔せず、見守っていた私。

その横で、
「まだ熱いよ~」とか、
「辛いよ~」と言いつつ、
ラーメンに箸をすべらすKの妹達。

男の子と女の子で、こうも違うのかという程の反応の違いが面白くもありました。

で、食べ終わると、
いわゆる普通の子供と同じで、
店内を少し探検しては、
「ここが○○だの」
「モー娘の○○のサインがある」だとか、
いろいろコメント残してました。

まぁ、普段大人の生活にどっぷりつかっている私にとっては、
とても不思議な感覚に陥る、夕食でした。

子供ができると子供のペースに合わせた生活になるとききますが、
まさにそういう感じ。

ふとした会話の中に、
懐かしさや、
従兄弟達の成長ぶりが見え隠れする瞬間があったりして、
とても楽しい、
予想以上にこちらが楽しませてもらっていた今日の夕食でした。

こんな機会をまた作り、
彼らの成長を見たいし、
また、こちらに刺激を与えてもらいたいなと思うのでした。

子供の頃のように、
純粋な心を持ち、
余計な心配をよそに意見を言えたらなぁ~と、
できもしないことにちょっと想像を巡らしてみたりして。

こういう発見もたまにはいいですね。

私が楽しんだように、
彼らにも楽しんでもらえたか不明ですが、
食事の終わりに
「ご馳走様」と言ってくれたその一言で、
今日来てくれて有難う!という気持ちになりました。

お世話になった叔父にしても、
私にしても、
従兄弟達にしても、
みんな、
“持ちつ持たれつ”なのかもしれないなーと思ったのでした。