katsura's note

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ダメだししてくれる人

2004年06月16日 | Weblog
ダメだししてくれる人、何人いますか?

私には、幸い、沢山います。

今日はそんなダメだしをしてくれる人、
その中でも、
とても貴重な方々と飲みに行ってきました。

飲みに行ったというよりは、
送別会を開いて頂いたのですが。

今日は前の職場の先輩達と飲みに行ってきたのです。

いや~、もう、楽しかった!!!
文句なしに、大いに笑った!!!

一人の先輩とは、最近ふらっと会社にお邪魔して、
再会&お話したのですが、
他の二人の先輩は、もうかれこれ3年ぶり。

みなさん、変わりなく、いつも素敵なオネエ様達。

私を子供のように、
「○○君、大丈夫???」と、
時に笑いながら、
時に様子をうかがうかのように、
私の目に映っているものを探るかのように、聞いてくれます。

そう、先輩達は、必ず、
「○○さん」ではなく、「○○君」と呼びます。

今日も会うなり、
「○○君、久しぶり!!!
 元気にしとった???
 大きくなった???」と
明るい声で、声をかけてくれました。

ほんっと、嬉しい気持ちでいっぱいになります。

年月は流れても、
先輩達にとって私は後輩であり、
私が単に背が低いというだけでなく、
小さい存在、
頼りない存在なのです。

なので、いつも「大きくなった?」と聞かれます(^^)。

この「大きくなった?」というのには、
背だけのことを言っているのではなく、
いろんな意味で成長した?という問いでもありますけどネ。

で、私はたいてい、
「まだなんですよぉ~」と答えます。

だって、背は伸びないのは当たり前だとしても、
その先輩達に、
「はい、大きくなりました!」とか、
「はい、成長しました!」と言うには、
まだ未熟だと感じるからです。

今の職場では、年下のコもいますし、
年上の方ともあまり物怖じせず、
結構大胆な発言もします。
また、仕事はわりにきっちりこなす方なので、
未熟さを感じたりすることは、
前の職場で働いていた当時よりは減りました。

が、前の職場の先輩達ときたら、
いつもキレイで、
いつも刺激的で、
いつも輝いているのです!

そんな先輩達を前に、
「私、成長しました~!」と冗談交じりに言えても、
真剣な面持ちで語ることは
まずありませんし、ありえません(笑!

それに、最近気づいたことが。

私、“ダメだしをされたい”のかもしれません。

「私、まだまだなんですぅ~」と言うことで、
先輩達も、
「やっぱり~?!」とか、
「そうかもね~、まだまだやね!」と言ってくれるし、
そういうやりとりが楽しく、嬉しいから。

その先輩達には、
ホント多くのことを学ばせてもらったし、
よくツッコミ、ダメだしをしてくれました。

一緒に働いていた当時は、
ただただ必死で、
業務を覚えることばかり考えてて、
余裕もなければ、
かなりの世間知らずでした。

そんな私を
黙って見るのではなく、
見逃すのではなく、
見捨てるのではなく、
指導してくれた先輩達。

叱咤激励あり、
イエローカードあり、で。

時に厳しいことも言われました。

例えば、私が同じことを二度聞くと、
「○○君、さっきそれ聞いたよね~!
 二度までは教えるけど、
 三度目はないけんねー」っと。

こういう風に、
単に文字だけで書いちゃうと、
とても冷たく・厳しくお思いになるかもしれませんが、

その先輩は、とても笑顔の素敵な方で、
そういう強い、きつい表現をされても、
必ず、表情の中に笑顔がある、
それも、あからさまではない、
絶妙な厳しさと笑みの中間のような
そんな表情で、
イエローカードを突き出してくれてました(^J^)。

別の先輩は、
「○○君、△△まだしてへんで~、
 さっさとやっとかんと、
 後で忙しくなってもしらんよー」っと。

この先輩は、京都出身の方なので、
関西なまりの自称博多弁で、
私が気が付かないところを
よく指摘してくれてました。

そんな先輩達に、ダメだしをされつつ、
仕事をしつつ、過ごした時間があるからこそ、
今日の私があるわけです。

なんだか大げさに思えるかもしれないけど、
まさにそのとおりだと私は思っています。

それに、私がそこで長く働けたのも、
先輩達の努力があってのことだったのです。

当時、派遣で働いていたのですが、
最初に結んだ業務内容だけでは、
時間が余ってしまうくらいの作業ボリュームだったので、
旅行手配業務ができる、
別の方を探そうかと支店長が言っていた時、
二人の先輩がつかつかと支店長の前へ。

何事かと思ったら、
みんながいる前で、二人の先輩が、
「○○君は、私達が育てますから、他の人は要りません」ときっぱり。

私は何がなんだか、
その時の状況も分からずにいたのに、
先輩達が直談判で、
あっけなく決着つけてくれました。

それからというもの、
一言で旅行手配業務と言えど、
宿泊予約もあれば、
飛行機の予約もある。
国内外のパッケージツアーの手配ももちろんあります。

他にも、
各種渡航書類の作成、
各航空会社端末の操作、
顧客情報入力、
明細書、請求書の発行、
等など、
覚えることの多いこと、多いこと。

おまけに直接お客様から旅行手配依頼を受け、
手配をし、お客様に連絡し、必要書類の発送、
顧客情報入力など、
ほぼ全ての作業を一人でこなす必要がありました。

しかも、
一つ一つに共通点はそこそこあっても、
方法は違うわけです。

大変でしたけど、
やりがいのある、
また、素敵な先輩達と一緒にさせて頂いたお仕事。

=貴重な経験なのです。

世間知らず、
業界知らず、な私をよくもこんなに育ててくれたものだと、
我ながら関心しちゃいます。

そして、仕事の厳しさを言葉ではなく、
業務をしながら、
その姿勢で教えてもらったのは、
ほんとに有難いことです。


あれから、4年半。

一人の先輩は2児の母。
他の二人の先輩は、
一人は別の旅行会社。
一人はまた別の仕事しています。
そして私はIT業界で身を立てています。

みんなそれぞれ別ではあるのだけど、
会うと、
一緒に働いていた当時をそのままそっくり解凍したような、
そんな何気ない集まりのような錯覚にも陥りました。

また、こうやって集まりたいものです!

また、ダメだししてもらいたいです!
あかんかったら、素直に「あかん!」と言われたいです。

それでこそ、
自分の問題と向き合い、
努力や気をつけることでだいぶ変われるからです。

自分のズレを矯正してくれるからです。

そんなダメだしをしてくれる人、何人いますか?
文頭でこの質問しましたが、
もう一度思い返してみてください。

その人達と交流ありますか?

もしなければ、交流を保つこと、
またこうやって会う機会を持つことなどを心がけ、
自分のズレを矯正してもらいましょう!

どんな人が思い浮かびますか?
また、どんな自分像が思い浮かびますか?