katsura's note

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送別会

2004年06月15日 | Weblog
今日、ひと足早く、
日頃お世話になっている、
上司や同じ職場の方々に
送別会を開いてもらいました。

同じ班だけの小さな会でしたので、
私を含めて7人と、
こじんまりした会。

送別会=夜の飲み会みたいな雰囲気を想像されるかもしれませんが、
お昼のランチ@ハイアットリージェンシー百道。

なんと健全なのでしょ~。

お昼にした理由は、同じ班の中に、
お子さんをお持ちの方がいらっしゃるので。

そのUさんは、2児の母で昨年職場復帰されたばかり。
産休も半年しか取らず、子育てしながら
男女の差ない大変なSE業界で
バリバリ働く、素敵な方です。

それでいて、愚痴ることもなく、
男性社会の中で、
時にははっきり物を言いつつも、
配慮を忘れず、明るい、
私が憧れ、尊敬する人の一人。

Uさんは当初、夜でもいいのだけどぉ。。。
と少しさみしそうに、残念そうにおっしゃていたのですが、
お子さんのことなんかもありますので、
お昼でもよいかしら?という提案があり、
今日の送別会の場を計画して頂きました。

 ※私自身、無理をさせたり、
  無理して欲しくないので、
  素直にとても嬉しい申し出でした。

私、こういうの、
こういうお昼の会食って、
いいなって思うんです。

あまりしんみりなりすぎませんし、
今日の天気のようにすがすがしく、
明るい雰囲気の中、
さくっと、乾杯の挨拶から始まりました。

ずっと一緒にお仕事をさせて頂いた、
私の尊敬すべき、素敵な上司が
「今後の活躍を期待しています!」と。

こんな挨拶・言葉の方が、
お昼の雰囲気にも合いますし、
何より、ポジティブですしね。

そんな挨拶の後、
お昼休みの1時間を使ってのビュッフェでしたので、
少し慌しくも、
気軽に会話しながらの食事。

そこには、
しんみりもなければ、
思い出話もない。

 ↑まぁ、今週金曜日が最終出勤日なので、
  その日なんかには、少ししんみりしたり、
  思い出話もあるかもしれないですが。

話もどって、
私は、こういう普通さが、とても好きだし、
別に一生の別れではないので、
(いや、そういう風に思わないと、辛いから、
 あえて、強がって書いている節がありますデス(苦笑。)
こんなさくっとした、
とりたてて大げさだったり、
かしこまってない雰囲気がとても心地良かった。


もし、しんみりな雰囲気だったとしたら。。。

恐らく私は泣き出していただろう。

ただでさえ、
あと数日でここを離れるのだ。。。
なんて、ふと仕事中に思うと目がうるんでしまう。。。

 注意:私はリストラさせられるわけでもなく、
    自主退社なので、悔し泣きじゃないですヨ(>_<>

私、すっごく泣き虫なんですよ。
(よく外見や、
 強いイメージとは、似合わずと言われますが。。。(苦笑。)

この事実、
私のことをよく知る人や、
旅を共にした仲間、
辛く、悩んでいる時に
相談にのってもらった上司、先輩は
知っている方も多いのですが。

泣き出すと、これがとまらなくなるんです。

思い起こせば、約10年前に参加した、
アメリカの片田舎でのホームステイでのこと。

滞在自体は1ヶ月なのに、
帰国の1週間前から、
会う人会う人と帰国の話が出る度に泣いてました。
おかげで、後半の写真はどれもこれも目が腫れていたぁ~(悲。

別に泣きたい訳じゃないんです。
ホント。
だって、感情の起伏があり、キツイですから。

でも、涙が溢れ出すとなかなかとめられないんです。

北京の短期留学でも、そうでした。
あの旅では、多くのことを学び、学ばされました。

なにより、仲間が良かった。
何気なく同じツアーに申し込み、
そこに集まった仲間なんだけど、
その仲間がとにかく、良かった。
格別だった。

だからこそ、日に日に別れが近づくのが
怖かったし、名残惜しかった。
けれど、忙しく日々学校行ったり、観光行ったり。
そんな中迎えた最終日。
あつらえたチャイナドレスを着て、
みんなでファッションショーしたかと思いきや、
ぎりぎりまでおしゃべり。
その後、いそいそと部屋に戻って、大慌てで荷造り。

私は早朝、一番に帰国の途につく、
関西から来た友達が出発するのを見送りながら、
ずっとずっと泣いていた。

北京空港に着くまでのバスの中でも、ずっと。

帰りの便が同じ時間帯の関東グループにまぎれ、
北京空港でチェックインを済ませたり、
便を待っている間も、絶え間なく、
ずっとずっとしくしく泣いていた。

おかしなくらいに、泣いていた。

涙がとめられないどころか、
コントロールがきかなくなった水道の蛇口かという程に、
涙が恥ずかしいなんて思う余裕がない程に泣いていた。

同じようにカナダから帰国する時も、
こんなに辛いなら、なぜ帰国するのか?という気持ちになるほど、
なぜか妙に悲しく、泣いていた。

そんな旅だけでなく、
職場では、上司の前で、
いろんな局面で涙を見せることがあった。

悔しいこと、自分の中の壁、などなど、
いろんな話を聞いてもらったし、
いろんな自分を見てもらった。

上司のOさんはこの上なく、素敵な尊敬すべき上司です。
これは胸を張って言えます。

Oさんとは、4年間ずっと一緒に仕事をさせてもらい、
感謝しても感謝しきれないくらい、
感謝しているし、こんなにも寛容で、
部下の意見を聞いてくれる人は貴重かつ稀と思う。

そんなOさんや、そのOさんを中心に
一緒に頑張っている班員の皆さん。

こんなにも一緒に、
目的意識、高いモチベーションを持ち、
互いを理解し、互いを励まし合い、一緒に仕事してきた人たち。

この人たちと一緒だからこそっと、頑張れる気持。
チームワークたるや、素晴らしいものがありました。
自分がその一員であるという、誇りすら感じていました。

そんな愛着がある方々との別れがすぐそこまで迫っています。

なので、最近の私は、
大泣き注意報を自分に発令して、
警戒している節があります。

そうでもなければ、
自分でもコントロール不能になってしまうから。

私自身がよくても、
他の方に迷惑はやはりかけたくない。

できることなら、明るくさくっと
「じゃあね!」と言って別れたい。
それが、理想。

でも、現実はそんなのできっこないのが私。

これはもう、しゃーない。
それだけ。

でもまぁ、できるだけ、
さくっと別れができるようになりたいとは思っている。

さて、今週の金曜日。
大泣きしているか、
それとも、少しはコントロールできているか、
はたまた、全然泣いてないか。

私は泣かないことを覚えたいけど、
さて、どうなることやら。。。

まぁ、泣くかどうかに神経を向けるのではなく、
良い別れができるとイイナと思います。

これも、越えなくてはいけない峠のような、通過点ですから。