katsura's note

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すごいもの

2004年06月10日 | Weblog
すごいもの。

今日、すごいもの、見ちゃいましたー。

それは何かというと芸術品。

芸術品って言い方、普通しませんが、
普通使わない表現をあえてしたくなるくらい、
素晴らしい美術・芸術の品々を見る機会が今日ありました。

実際に目の前にすると、圧倒されますね、さすがに。

今日は普段お世話になっている方のお宅にお呼ばれしました。
その方のお宅も広々として、
イタリアの有名なメーカーのレアな椅子だったり、
とてもユニークでかっこいい電話機だったり、
アーバンライフという表現が似合う、
素晴らしいお宅でした。

アーバンとは、
都会風の、洗練された、礼儀正しい、上品なという意。

その表現のどれもがすっぽり当てはまる空間でした。

いや~、ああいうお宅を見ると、
自分がこれから住むであろう、
東京での手狭な空間に身を置くことが、
とても窮屈に感じそうな気がして、
困っちゃうのですが。。。

でも、まぁ、私自身は部屋に対して、
そんなに広さとか上品さとかにこだわりはないし、
わりとどこでもすんなり受け入れられるのですが、
でも、上を見ちゃうとやっぱり憧れてしまいますよね。

そんなお宅で、お酒とお食事を頂きつつ、
その方の奥様やご一緒したco-workerの方々と、
いろんな話をして、楽しいひとときを過ごし、
その後、その方の奥様の実家に足を運ぶことに。

なぜ、ご実家までお邪魔したのか?というと、
かの有名なエミール・ガレの作品があるという話を聞いていたから。

で、お邪魔すると、
どこかのサロンかしら?というような空間が。。。

電灯一つとっても素敵な装飾が施されているし、
玄関前から見える庭園も素晴らしい。

まず玄関だけでも驚いたのですが、
中にお邪魔させてもらうと、
す、すごい。。。
すごい光景がぁ。。。
すごい数の芸術品がぁ。。。!

ガレのライトも見えたのですが、
いろんな種類の陶器もありますし、
品の良い、統一された調度品、
等など、あっけにとられてしまいました。

そして、テラス上にあるステンドガラスがまたすごい。
いや、一気にいろんなもの見すぎて、
現在、放心状態です。

芸術・美術品の持つ、
個性だったり、
美しさだったり、
個々がそれぞれ独特のパワーを持っている気がしました。

いや、気がしただけでなく、
実際美の力、パワーを感じました。

今まで、いろんなとこ旅行しては、
美術館、博物館に足を運び、
本物に触れる機会がなかった訳ではない、私。

モネの睡蓮はボストン美術館で、
ルノワールやピカソ、ゴッポ等の作品はメトロポリタン美術館で、
ツタンカーメンの黄金の仮面は大英博物館で見ましたし、
ベルサイユ宮殿やイギリスの宮殿なんかも行きました。

でも、こんなにも圧倒されたことって滅多にない!

特に芸術品の中でも、
ガラス工芸だったり、陶器って、
割れちゃうかもしれないという、
はかなさがありますし、
それゆえ貴重でもありますよね。

そんな貴重な品が
統一感のある空間で、共存している。
ひっそり息をひそめて、
心地良さそうにそこにいるのです。

そこにある。
というより、
そこにいる。

そんな感じがしました。

しかも、そこは芸術の為の部屋というより、
生活の一部として、
日常と融合している部屋なのです。

美術館でもなく、ある一家庭の一部屋。

そこでお食事を取ることもあるだろうし、
そこでテレビを見ることもある、
そんな一つの部屋。

ガレの作品一つとっても凄いのに、
それに負けずとも劣らない品々が並ぶそのお部屋。

いや~、参りました!って感じです。

こんな経験、なかなかできないですし、
貴重な経験ですね、ほんと。

なんか異空間にちょっとだけ、旅してきた気分。

どこかの国に遊びに行ってきました!って感じ。

ここで芸術品の一つ一つの説明・解説ができるほど、
今日は体力、気力がないので、
またの機会にでもしようかと思いますが、
一つあげるなら、
やはりガレ。

ガレの持つ、独特なデザイン、
そのライトから放たれる温かい光。

どう表現したら良いかわからないのだけど、
吸い込まれるような、
それでいて優しいような、
寛容に包んでくれるような、
そんな光と同じ空間にいるということ。

なんだ至福ってこういうことをいうのかな?
と思いにふけるというか、
ふっと心地よく吸い込まれてしまう、
そういう雰囲気・時間。

なんだかとっても贅沢ですね。

無理して贅沢なものを買ったり、
場違いな位に派手な格好したり、
そういうものでは得られない、
何か特殊な満足感がそこにはあるような気がします。

満足感とはちょっと違うかもしれないけど、
また適当な表現が見つかったら訂正したいと思います。

いや~、今日はこのまま現実を見ずに、
この感動に酔いしれていたい。

そんな不思議で素敵な夜を過ごしています。。。