最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

美術館の見方

2007年09月12日 | 感じること
 毎週木曜日、午後8時からのNHK番組「ためしてガッテン」はいつも
楽しみにしています。でもたいていは料理が取り上げられており、感心す
るだけでした。でも昨日は「美術館を身近に楽しむ方法」で、とっても
参考になりました。
 番組では2人の人に絵を鑑賞させ、あとで見た絵とそうでない絵とを
見せて見たかどうかを当てさす実験でした。結論として、私たちが
普通にやっている鑑賞の仕方、つまり入り口から順番に一つの絵ごとに
2~3分立ち止まって鑑賞するやり方では、30分が限度のようです。
 それ以上は足に疲労物質がたまり、集中力が減退し、見たかどうかの
記憶さえあいまいになります。
 美術鑑賞の達人は、最初はさ~っと場内を見渡し、各作品はほんの2秒
ほど。そして気になった絵については再度戻ってからじっくり鑑賞する
という鑑賞のやり方でした。
 絵に全く興味のない人があるキーワードで俄然熱心に鑑賞する実験も
ありましたが、それは「買うつもり」になって絵を見ることでした。
 その他に、美術館の建物や雰囲気、外の景色も見るゆとりがあればさら
に楽しみが増えるとのことでした。
 明日は早速、サントリーミュージアム「天宝山」の「ロートレック展」
を見に行き、上手な絵の鑑賞法を体験したいと思います。
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堺市民芸術祭川柳大会にて

2007年09月08日 | 川柳
 今日は上記の第21回の大会が堺市立栂文化会館でありまし
た。宿題が7題で各題2句提出。出席者が157名で入選が
46句ですから、1句抜けたら平均点ということです。
 ところが幸いなことに4句も抜けました。
「分ける」    久保田元紀 選
タバコ吸う方の御席はあちらです
「タイム」    住田英比古 選
同タイム写真判定待ってます
「童謡」     長江時子  選
童謡の里を高速ぶった切る
「空き家」    中田たつお 選
尾鰭つく噂に借り手ない空き家 
 句会に先立っての「おはなし」は河内天笑さんの「川柳
あの手この手パート2」でそした。
 よい川柳会の要素として
1選者の披講がうまいこと(時実新子はすごくうまかった)
2そうすれば呼名も大きくなる
3上手な披講者にはあらかじめ句に句読点などを記した人も
4披講にはテンポ、間が大切
5呼名、記名も上手にできてこそいい句会になる
 昨年のパート1の話のなかでは、よい川柳かどうかの半分は
発想にあるというお話でした。
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EU(欧州連合)に思う

2007年09月07日 | 感じること
 清和会主催の講演会「全欧州の統合を目指すEU」を聞きにいきました。
講師は日英リンク・リミッテッド会社代表のウイリアム・エデイスさん
でした。講演は英語で、そして同時通訳が奥さん(日本人)で1時間半。
 現在のEU加盟国が27、人口約5億、世界一の経済規模ということ
がわかりました。そらにしても、多様な民族、言語、文化を持った国々
がよくもここまで統合ができたものだと感心しました。そういえば、第
二次世界大戦以降、この地域では問題となる紛争、まして戦争がなかっ
たことは喜ぶべきことです。
 われわれ日本は東南アジア諸国連合(ASEAN)に属していますが、
EUに比べ、どうもまとまりがありません。経済的には日本に主導権が
ありそうですが、中には露骨に反日教育をしている国があったりして、
どうもしっくり行ってないようです。
 トルコがEUに入るかどうか、ここはイスラム信仰の国で、キリスト
教徒との相互理解がどれだけできるか心配です。
 それに統合が広域にわたると、中央部と周辺部の格差がますます広が
るおそれがあります。狭い日本でもこれが問題となっています。
 10年余り前にポルトガルに行ったことがありましたが、ちょっとし
た日常品をコンビニで買い物をしましたが、私が見た品物の全てがポー
ランド以外の国の製造でした。こうした点も気になります。
 またイギリスが自国の通貨であるポンドからユーロにいつ切り替える
のか。これも今後の大きな課題と思われます。
 しかし、ASEANは大同統合しつつあるEUに学ぶところが大いに
あると講演を聞きながら思いました。
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健康入浴法

2007年09月06日 | 感じること
 私は放送大学に選科履修生として再入学をしましたが、この狙いは自分
の好きな科目をマイペースで勉強できることです。その上、大阪の学習セ
ンターでの公開講座やNHKで過去にテレビで放送した特集などのビデオ
が見られることです。
 今日は先日の「高血圧について」に引きつづき「入浴健康法」を見まし
た。復習のつもりで書き留めます。講師は日本健康開発財団健診センター
所長の植田理彦氏でした。テープは放送の4回分が一本になっています。
以下、私の体質に関した点を記します。
1.疲労回復のコツ
 ・入浴によって酸素がたくさん取り入れられ疲れがとれる
 ・乳酸が半分くらい排泄され、新陳代謝が進む
 ・冬は40°で15~20分、夏は38°以上で20~25分
 ・心臓に遠いところからゆっくり入る
 ・水圧がかからない浮き身の姿勢や半身浴がよい
 ・3回が限度でそれ以上は湯疲れを起こしやすい
 ・湯の中でのヒザの屈伸などはヒザの傷みの予防になる
 ・入浴剤も効能に応じうまく使う
2.血圧に優しい入浴法
 ・入浴直後1~2分は血圧が急に上がり、5分後くらいから徐々に下
  がる
 ・脱衣室と温度差が少なくなる工夫を(年寄りに一番風呂がいけない
  という理由は寒い浴室、熱い風呂の湯にある)
 ・足から徐々に湯を上に、そして頭から湯うをかぶる
 ・半身浴がよい 
 ・高血圧の時は入浴は10分が限度
 ・水分の補給を忘れないこと
 ・低血圧の人は42~43°の熱めの湯に入り、手に水をかける
 ・温冷交替浴もよい
 ・刺激を与えて神経を高ぶらせる(高血圧とは全て逆)
3.肩こり腰痛予防
 ・熱い湯は体の表面だけ暖まる
 ・ぬるい湯は体の芯まで暖まる 
 ・肩のこっている人はぬる目の湯に10分
 ・半身浴で肩に42°のシャワー 
 ・湯につかり湯の中で軽い腰の柔軟体操
 ・ウタセ湯も肩、腰によい
4.胃腸を整える
 ・42°以上は交感神経が緊張する
 ・38~41°は副交感神経が活発になる
 ・空腹時はスープなどを飲んでから入浴するとよい
 ・食事のあとは1時間くらい空けたほうがよい
 ・けいれん性便秘は熱めの湯に5分間、熱めのシャワーをお腹に
 ・直腸性便秘(がまんの結果)ではぬる目の湯で下腹部を時計の方向
  にマッサージ
 ・下痢のときは熱めの温度で半身浴、お腹のマッサージはしない
 以上、大変参考になることを教わりました。
 私は熱い湯が大好きで、サウナでもいきなり高温の方に入り、汗が
噴出すのを楽しんでいました。でもこれは血圧を急に上昇させる危険が
あります。今後は先ずはぬるい湯での半身浴、その後休憩をはさんで
10分以上経ってから低温サウナ、水分の補給を忘れずに・・・。を
くりかえそうと思いました。
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健康と食事

2007年09月04日 | 感じること
 船井メディアから毎月送られてくるカセッツトテープ「ビッグトーク・
JUST」には、船井先生の話の他にゲストの方々が毎回登場します。
9月号には、アルバート・アインシュタイン医科大学教授の新谷弘美さん
の「胃相・腸相をよくするDr.新谷式食事法」が取り上げられました。
以下に要旨を紹介いたします。
 先生はアメリカと日本で35万例を越える胃腸内視鏡検査及びポリープ
切除を行われた世界的な権威者です。先生によれば、ここ4~50年の間
に、日本人にガン、糖尿病、高血圧の人が非常に増えてきましたが、その
原因は食が欧米化し、日本人に合わない食事をした結果とのことです。
 三大原因として①主食の米を食べない②動物性食物中心③水を飲まない
にあります。
 土と海からきたものが食事全体の85%、動物からきたものが15%と
いうバランスがベストです。動物がなぜ人間の体に向いていないかと言い
ますと、牛の体温は39~40度、鶏は40~41度と高く、そうした脂
が体内に入るとベタベタして血の循環が悪くなります。そして血管のつま
りが脳梗塞や心筋梗塞の原因となるのです。
 酸性に傾いた体をアルカリ性にするには、玄米副穀物、野菜、果物、海
藻を中心にした食事をとることです。昔から「身土不二」という言葉があ
り、もともと食には、生まれた土地で育ったものをたべることが最も健康
によいとされています。現在は世界中から食材が輸入されていますが、こ
の影響はどうなんでしょうか。
 私はいま放送大学で色んな科目を履修中ですが、その中に「食と健康」
があり、そのテキストから引用します。昨今は中高齢者の死亡原因のトッ
プがガンになりましたが、「がん予防に有効と評価された食材」(アメリ
カデザイナーフーズ計画(1990)より。重要度の高い順に・・・。
第一群、ニンニク、キャベツ、カンゾウ、大豆、しょうが、セリ科植物(
ニンジン、セロリ、バースニップ)
第二群、タマネギ、茶、玄米、全粒小麦、柑橘類、ナス科(トマト、ナス、
ピーマン)アブラナ科植物(ブロッコリー、カリフラワーなど)
第三群、マスクメロン、カラス麦、大麦、キュウリ、ジャガイモなど)
 発ガン物質については今日は細かい説明はできませんが、タバコがよく
ないことは申すまでもありません。
 
 
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久しぶりの英語学習

2007年09月02日 | 感じること
 放送大学の大学院はこの春に修了しましたが、また学習を続けたくなり
今度は教養学部の科目履修生になりました。ともかく講座が300くらい
あり、どれを選択してもよいので、勉強の意欲が続く限りやってみようと
思います。
 午前は「食と健康」についてテープで勉強。午後は「英語で科学を学ぶ
」講座を1:00~4;00までうけました。学生は男3、女8でした。
 英語を授業としてうけたのは6年ぶりで、配られたプリントに目を通す
と、だいたいの意味はわかりましたが、正しい訳をするとなるとあやふや
で、最初は多少情けない思いでした。
 今日の題目は「川の清浄化」で、ロンドンの市中を流れるテームズ川に
おける汚染とその清浄化についてでした。
 川の上流から下流にかけ、1951年と1978年の調査結果を挙げ、
どのように改善されてかの説明でした。川に溶け込んだ酸素の量が洗剤、
流入する下水からの汚染、火力発電の冷却のための温水、肥料などによ
って酸素が激減したのでした。
 それを川に流入する汚水を減らし、メーカーに有害な洗剤の使用を止
めるよう説得し、汚水処理場の改善と新設などで格段に改善されたこと
についての勉強でした。
 
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楽しかったジャズコンサート

2007年09月01日 | 感じること
 大阪市と大阪市人権協会、住吉人権文化センターが主催する「秋のジャ
ズコンサート」が住吉人権文化センターで催され、聞きに行きました。
 「花戸佑二とEAST SOUNDS」の楽団で、演奏者は花戸佑二
(アルチサックス)、中村きょういち(トランペット)、鈴木一郎(ギタ
ー)、越山満美子(ピアノ)、渡辺春雄(ベース)、渡辺愛子(ドラム)
の方々でした。
 曲は「The SIDEWINDER」「MY FOOLISH 
HEART」「I’LL CLOSE MY EYES」など12で、う
ち半分くらいはかって聴いたことのあるもので、昔むかしにダンスホール
で踊った頃を思い出しました。
 ジャズコンサートはクラシックと違って、聴衆が一緒に楽しむという
雰囲気がいいところでしょう。曲の途中で演奏者が変わると、拍手が何度
も起きました。
 私は音楽は殆ど知りませんが、クラシックの場合は一人の指揮者のもと、
全演奏者が一体になり、聴衆も引き込んでの厳粛ともいえる雰囲気がかも
しだされます。その点、ジャズの場合は演奏者が相互にサインを送りなが
ら雰囲気を盛り上げ、聴衆もそれに乗っているようでした。
 ずいぶん昔、ニューオリンズのラテンクオ-ターの酒場でジャズを聞い
たことも思い出しましたが、ジャズという音楽はその場の雰囲気に合わせ
てみんなが一緒に盛り上がる雰囲気を楽しむところにその良さがあるよう
でした。
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