最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

一年を振りかえって

2008年12月31日 | 感じること
 今年を振り返るの一年の文字は「変」だそうですが、私に
とってもよく当っていると思います。
1、職場の新発足
 3月末で、61年間のホワードから名実ともに離れて東邦
 ビジネスに毎日通勤。お陰で世界的な金融危機に会わずに
 済みました。
2、ひ孫誕生
 暮れも押し迫った12月17日、孫娘が男子出生、名前は
 「進太郎」です。退院後 自宅にいますが、日々赤ちゃん
 らしく成長し、泣き声も頼もしい限りです。
3、運動
 太極拳、気功、熟年体操と体力低下のないよう挑戦して 
 いますが、11月には河内の柏原市民ホールで太極拳の披
 露 をし、最高年齢ということで花束を頂きました。
4、放送大学での勉学
 比較文化、健康関連の勉学を3月で終わり、今度は宇宙関
 連(引き続き)、古代史(日本)の勉学中です。ときどき
 老人割引と、学生割引を使い分けています。
5、健康はまずまず 
 6月に左目の白内障手術をしました。案ずるより生むが易
 しでした。9月からあちこちかゆい症状がでるなど、加齢
 にはいろいろ故障がでるものですね。でも元気です。
以上、まあ「中吉」という今年でしょうか。さらにいい来年
を期待しています。  
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激動する世界と日本存立の条件

2008年12月26日 | 感じること
 産経適塾の3日目は京大大学院教授の中西輝政氏でした。
今日の世界経済の行きつまりを打開するには、古典派のケイ
ンズ、金本位制はすでに時代遅れである。これからは大きな
政府であるべきで、パラダイムシフトが必要。これからの予
測は大きな政府となるだろう。
 アメリカは今後、世界の超大国としては振舞えなくなった。
将来は軍備に回せる金は今の2分の1になる。アメリカは北
朝鮮のテロ支援国家を解除した。日本は自前の外交・防衛政
策をとる必要がある。またイスラム世界ともどう付き合うか。
 日本人の心が大切などの講義でした。
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中国の真実

2008年12月25日 | 感じること
 今日の産経適塾のテーマは「中国の真実」で、講師は評論家
の石 平氏でした。この人は中国生まれですが、北京大学卒業
後に日本に留学し神戸大学の大学院博士課程を修了、2年前
には日本に帰化しています。
 約3時間の話を聞き、今まで私が知っていた中国の実情から
より深く多くを知る事ができました。
 13億という巨大な人口、漢民族以外の文化の違う民族の存
在、水不足を始め汚染・公害問題、共産党の体質、折り曲げら
れた報道数字(良い数字は2倍、悪い数字は半分の比率)、倒
産ブーム、農村からの流民問題の今後、輸出のアメリカ依存に
よる打撃、内需不足、株価暴落、暴動の頻発など、富の偏り
(上位5%が富の80%を握っている)等問題が山積している。
民主国家になるには国が大きすぎ、中国は連邦政治にするべき。
 チベット、新疆、モンゴル、台湾は独立すべきだ。漢民族の
地域も満州などは共和国として・・・。
 中国ではアメリカが日本に原爆を落としたことに「よくやっ
てくれた」と思っている。
 太平洋戦争でもしも日本に原爆があり、アメリカまで攻撃で
きたとすれば、アメリカは日本に原爆を落とさなかっただろう。
核は日本が持った方が平和になる。日本は中国がころんでも致
命傷にならないようにすべきなど、興味深々のお話でした。

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日本人らしさの生かし方

2008年12月24日 | 感じること
 2008年度「産経適塾」の冬麗講座を受講しました。今
日の第1日目は「日本人らしさをどう生かすか」というテー
マで芳賀やすし先生の講座でした。
 後の席で聞こえにくく、急遽補聴器を買いに行き、前半は
お話が聞けず残念でした。
 農耕民族の日本人は凹型で、狩猟民族は凸型人間。日本人
はYES、NOでなく4分6分の文化。動物の内臓を食べる
習慣、去勢も日本にはなかった。惻隠の情というものが日本
にはある。
 韓国では内臓移植が日本の20倍で、人口から見ると日本
の40倍も行われている。
 東京裁判の起訴理由に「共同謀議」とあるが、そのよう
な事実は全くない。外交は清き心、素直な心ではできない。
国のために外交でウソをつける人こそ誠実な人間である。和
の心は聖徳太子のように外国に毅然たる態度とは矛盾しない。
 日・独・伊の三国同盟は全く同質でない民族同志であり、
アメリカを敵にしただけ。人柄と言うが国柄は運命共同体で
ある。など大変示唆に富んだ講義でした。
 私は放送大学の大学院の受験で、「流通業におけるアメリ
カと日本の文化の違い」を研究テーマにする予定であるこを
言いましたら、試験官が「そんなに大きいテーマでまとまる
か、もう少し絞ったら」と言われ、「ウオルマートの日本進
出についての一考察」としました。でも今日の話を聞き、文
化の違いの根本を知るいい機会になりました。
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「いこま番傘」月例句会

2008年12月22日 | 川柳
 昨日はことし最終の句会が「美樂来」で行われました。出席
者39、投句5で、計44名でした。
 私の入選句は
「浅い」   久田年須美 選
  浅智恵のナンピン買いで見えぬ底
「危機」   谷垣郁郎 選
  来年の三月までという社宅
「残念」   沖本万喜 選
  抽せん洩れでしたマグロの4試食会
 当選句の発表まえに久保田元紀さんの「川柳の由来」につい
てのお話が4あり、とてもよい勉強になりました。
 そしてどの出題についての秀句に、元紀さんの句が3つも選
ばれ、さすがと思いました。「やまと番傘」会長の植野美津枝
さんの句もたくさん抜け、秀句にも選ばれていました。
 私も、もっと真剣になって川柳をやらねば…という気になり
ました。
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近畿大学にて思う

2008年12月20日 | 感じること
 近畿大学で「養殖科学の未来を拓く」というシンポジュー
ムがあり、申し込んだところ幸いに受講がOKとなり、太極
拳をすませてから参加しました。
 近畿大学は大阪専門学校がその前身ですが、そこを私は
昭和18年の秋の卒業。戦後は再入学し、商経学部を昭和
27年に卒業しました。もう57年も前のことです。その頃
の校舎に規模に比べ、戦前の20倍、戦後新制大学発足時の
恐らく10倍以上の規模になっており、今日の立派さには驚
きました。
 発展の様子がスライドで映し出されましたが、水産の実験
場だけでも全国に7ヵ所もあるとか。 今までの歴史が紹介
されましたが、大変なご苦労があったようです。
 基調報告は「クロマグロの完全養殖と将来展望」で、その
後の講演は「ウナギ誕生の謎を解く」。またマレーシアの
大学教授の「サンゴの海からのメッセージ」が何れもスライ
ドの映像を合わせて発表され、実に有意義でした。
 マグロその他の高級魚の養殖成功までのいくたのご苦労に
は頭が下ります。またイシダイとイシガキダイの交配による
キンダイの誕生にはユーモアもあって思わず笑いが出ました。
試食に出されたマグロもなかなかの味でした。
 私が近畿大学に入学し卒業したときの学長は世耕弘一先生
でしたが、今日の発展の基礎をつくられたその御功績はたい
したものと思います。そしてなんといっても私はその第1回
の卒業生であり、甥が2人、姪1人、その子と孫が2人(一
人は来春)も後輩にあたり、誇らしい限りです。
 大学への道順は近鉄の長瀬駅からですが、帰りは敷地の裏
側である東門から出てまっすぐ北の八戸ノ里まで歩きました。
それくらい敷地が広くなったのでした。
 それにしても、北は北海道から南は奄美大島まで、多くの
研究所と実験場。もちろん九州の産業理工学部、短大、いく
つもの高校、中学、幼稚園、病院、農場など、渡された資料
をみてびっくりしました。
 最後にちょっと気になったことがあります。マグロのよう
な高級魚の養殖はよいとしても、その餌はイワシやアジなど
が使われているとすれば、天然資源の節約にはならぬのでは
ないか、という疑問でした。

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「塔」と「のぼる」

2008年12月19日 | 川柳
 ことし最終の「三金会」の句会がありました。宿題は「塔」
で、私が会場に一番早く行ったので、席題を出すように言われ
「のぼる」にしました。実は「のぼる」といっても漢字では
「登る」「昇る」「昇る」があり、あえて平仮名にしたのです。
私の入選句は
「塔」応仁の乱の始終を見てた塔
   このボクも写経の一人建った塔
   マリナーズでもイチローの金字塔
席題の「のぼる」は、自分で題を出しながら、1句が抜けた
だけでした。
   一言でお上りさんと見破られ
 なお「一席話」は松井兼六さんの「神戸シニアーネット
新聞」についてで、ぜひ私も読んでみようと思います。
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初ひ孫の誕生

2008年12月17日 | 感じること
 今日は春日大社の若宮「おん祭り」で、時代のおねりなどが
ありましたが、そのあと一の鳥居の東側で「流鏑馬」についで
「宝蔵院流」の槍の奉納演武がありました。次男がその最代表
としての一組でいくつかの形を披露しましたが、免許皆伝の技
はすごく立派でわが息子ながら感心しました。
 そういえば、毎朝のように木槍を使って形の練習をしたり、
体力つくりのエクササイズをやっている成果のたまものとおも
いました。
 午後8時半ころ、孫娘が西大寺の産院で無事に男子を出産し
ました。そこで詠んだ句を・・・。
  おん祭りの日に授かった初ひ孫
  お守りの霊験あらた安産で
  赤ちゃんを覗いて似てる父親に
  いくら見ていても飽きない初ひ孫
  はや夢はひ孫を連れて遊園地
  新年を子三孫十ひ孫一
  ダイヤ婚の目印見えるほん先に
  
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探求の扉

2008年12月11日 | 川柳
 「川柳番傘」の来年2月号の締め切りが近づきましたので
下記の「近詠」を投句しました。
  探求の扉開いたばっかりに
  挑んでも宇宙に謎が多過ぎる
  パソコンで検索もっと知らぬ先
  投げたくなったニュートンの微積分
  意地悪なテスト誤り選べとは
  続けよう学業うずく好奇心 
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私はすごく運がいい

2008年12月10日 | 感じること
 今日は私の85歳の誕生日です。先日の7日の日曜日は家で
大勢に囲まれ祝ってくれました。今日は東邦ビジネスでの昼食
後においしいケーキを前に「ハッピーバースディ」でのお祝い
をしていただき、幸せいっぱいです。
 思えば私は運に恵まれています。昭和1ケタの子供の頃は、
乳幼児の夭折が少なくありませんでした。少青年期でも結核な
どで級友もかなり欠けました。
 それらをくぐっての兵役ですが、これも多くが戦争でなく
なりました。私と海軍予備学生の同期も3割4分が戦死。私も
特攻出撃30分前からの奇跡的生還でした。
 復員してから50年を商売の道に進み、各種のセミナーや勉
強会にも参加出来、おかげで全国に多くの友人に恵まれました。
海外旅行も公私ともで100回は超えています。
 11年前に社長を引退しましたが、その直前が衣料卸として
はピークであったようです。引退したため、業界の下り坂での
苦労は殆ど味わなくてすみました。しかも、70歳を過ぎてから、
大学学部を2つ、大学院修士課程を2つ、終えることが出来、
短期留学でしたが、ハワイ大学、ノッティンガム大学でも学ぶ
ことができました。
 昨今は世界的な金融不況で大変な時代を迎えています。でも
この春からは、すべてのビジネスの第一線から退いていますの
で、現役の方にはお気の毒ですが、超然としておられますので
これも幸せかと思います。
 今なお放送大学では、歴史、比較文化、宇宙科学などの勉強。
運動の方は太極拳、気功、熟年体操。趣味は川柳と、楽しみい
っぱいの毎日です。
 長い間には台風で家が飛ばされたこと、胆石での手術など、
起伏もありましたが、振り返りますと運に恵まれたいい人生で
す。元気な妻、男子が3人、孫に男8女2、近じかひ孫(男ら
しい)誕生という恵まれたいい日々です。
 
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