最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

ルノワール展を見て

2008年06月30日 | 感じること
 京大の生協で遅い昼食をとってから、大雨の中をタクシーで
京都国立近代美術館へ。ここでは「ルノワール+ルノワール展」
の開催中でした。
 京都大学総合博物館のひっそりに比べ、ここは満員の盛況で
ゆっくり作品に近づき、鑑賞をするゆとりがありませんでした。
 印象派の画家の中で、ルノワールはもっとも好きな一人で、
「陽光の中の裸婦」「ぶらんこ」「田舎のダンス」など、約
50点の作品に触れる事ができました。
 ルノワールは78歳まで、晩年はリョウマチで動かない腕に
絵筆をくくりつけ、製作に励んだとのこと。その創作意欲と、
美しいものを素直に表現する製作態度にすごく好感が持てまし
た。
 次男のジャンは映画監督で、しばしば父の作品のモデルの
服装や情景を映画の中に取り入れており、その映画の一部が
画の作品と共に上映されていました。名画を見た後って、健
やかな気持ちになりますね。
 放送大学のライブラリーに「ルーブル美術館」「世界の美
術」などのビデオがありますが、次の機会に順次鑑賞したい
と思います。
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京の宇宙展

2008年06月30日 | 感じること
 放送大学の休憩室に京都大学総合博物館において「京の宇宙
展」が開催されていることを知り、早速見学に出かけました。
 JR京都駅前からバスに乗りましたが、何度来ても戦争で焼
けなかった京都らしい町並みの情緒を伺えました。
 京大正門前で降りましたが、京都大学の敷地の大きさに先ず
びっくりしました。この吉田キャンパスのほか、隣の京大病院、
桂と宇治のキャンパスなどを入れると、実に膨大な敷地です。
あちこちの大学を知っていますが、さすが伝統ある国立だと、
驚きました。
 敷地内をあちこち迷ったすえ、やっと京都大学総合博物館へ。
何と降りたバス停のほんの近くでした。そこで感じたこと。
1 放送大学で学んでいる宇宙についての知識が、数多くのパ
 ネルで解説されており、理解が深まったこと。
2 特に太陽のフレア、コロナ、黒点などについてかなり理解
 が深かまったこと。
3 宇宙で観測できる最大限の広さは130億後年であり、そ
 れが一応の広さとなっていること。
4 仮に地球と同じような星があったとしても、そこの生物と
 の交流は実際には無理であること。つまり何万光年の天体と
 せいぜい100年と言う人間の寿命では交流が出来ないので
 は?
5 宇宙の構造について、コンピュータ映像によるスライドな
 どの説明があったが、聴衆は私一人で、もったいなさと、す
 ごくすまない気持ちでした。パネルの説明もマンツーマンで
 した。
6 常設の展示室で驚いたのは、ボルネオの熱帯雨林を再現し、
 樹70メートルにも達するランビルの森の超高木タパンの
 模型で、本物と見間違えました。
7 京都の哺乳類、芦生の森の花と昆虫、地球の鼓動などの展
 示はすごく意義あるものばかりで、もっと利用者がふえるよ
 う期待したいものです。
あっという間の2時間半。遅い昼飯を向かいの生協でカレーラ
 イス399円でとりました。
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浮き草

2008年06月22日 | 川柳
 今月の「三金会」の宿題は
「浮き草」で、次の句が抜けました。
  非常勤講師であちこちから禄を
  駆け出しが繁昌亭に賭けている
席題「花火」では
  遠花火デートする孫今頃は
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目の手術

2008年06月19日 | 川柳
 「川柳番傘」の8月号に下記を投句しました。
目の手術くらいに何で車椅子
  歩いて手術室までいける体力が十分なのに大事をとって
  でしょうか。でも、かつて十二指腸検査のときの帰りは
  とても歩けた状態ではなかったです。
ついている主治医が美人目の手術
  初診のとき、若い女性の医師で、まさかこの人が手術を
  するとは思いませんでした。他の医師は殆んど男性。若
  い女性医師の方が繊細で器用かも。その上美人とは!
恒星が生まれて消える目の手術
  放送大学でおま「宇宙とその歴史」を履修中ですが、手
  術中に見える光の明滅はまるで恒星の一生、つまり百億
  年の縮図のような体験でした。
手術終え梅雨の晴れ間の清い風
  白内障の手術は最近は日帰りで、10分程度と聞いてい
  ましたが、1時間20分…。途中胸元が暑くて動いたら
  注意され、足元の布だけ取られその方は寒かったです。
こんなにもですか目薬飲み薬
  目薬は5種類あり1日6回。プラス朝の検診前に瞳孔を
  開く薬を2回。飲み薬は普段飲んでいるもの以外に化膿
  止めなど。空容器を毎回チェックされる徹底ぶりでした。
ひと昔前廃人となる病
  白内障はかつては緑内障や黒内障とともに「そこひ」と
  いわれ、最悪のときは殆んど失明状態になったとか。医
  学の進歩は有難く、今や年間1万数千の手術例とか。
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本社4句会への投句

2008年06月11日 | 感じること
6月9日の本社句会への投句を宮田宜子さんにお願いしました。
「訳」  深々と下げていい訳などしない
     おばさんを危篤にしたり死なせたり
「軽い」 月半ばノルマ達成軽い足
     ほん軽く会釈かえしてさて何方
「医師」 頼ってた主治医が先にポックリと
     長時間待たされたのに代診か
「お願い」願い事叶うおみくじまた当る
     美人からお願いそれからのドラマ 
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入院

2008年06月11日 | 川柳
生駒番傘7月号近詠投句
 眼の濁り医師さりげなく加齢です
 白内障手術歯を抜く程度です
 他人事のように手術のだんどりを
 一週間も入院ですか大げさな
 スケジュール手術の都合こちらにも
 入院の準備あれないこれもない
 入院のカバンの底にワンカップ 
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生駒番傘への投句

2008年06月11日 | 川柳
6月15日の生駒番傘の句会に行けませんので、会長の宮田
宜子さんに下記の句を依頼しました。
(17日に久田年須美さんより結果が送られてきました)
「曖昧」    良一 選
    曖昧な態度に婚儀とんとんと
    あいまいに刑事怒鳴って叩く卓
「白い」    教子 選 
 (入選)百億光年宇宙の果ての白い星
 (入選)疑わしきは罰せず白を主張する
「辞書」    半蔵門選
 (入選)ケータイで行き交う辞書にない言葉
 (入選)五ヵ国語歯話せる辞書とパスポート
「突く」    小夜子選
      篠を突く雨やってきて休館日
 (入選)古傷を調子に乗って突かれる
 なお半蔵門さんが披講に際に、先日私がKY語について
テレビに出演したことを皆さんに話されたとのことでした。
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