最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

試験が終わってホット

2011年01月30日 | 感じること
 放送大学の選科生として勉強を続けていますが、今日は後期の試験をやっと終えました。
科目は3つだけで、「日本近現代史」(これは論述試験なのでお手のもの。「文化人類学」
は択一式でまずまず出来たと思います。今日は「身近な気象学」で印刷教材・ノート・参
考書の持込可ですが、かえって難問が多かったようです。気象学についてはむかし海軍で
習ったため、今回学ぶまではかなり自信があったのですが、60数年という歳月での進歩
はすごく昔の記憶(観天望気・天気図による天候の予測など)は殆んど役には立ちませんで
した。
 ところでこの年になってなぜ大学の勉強をするかといいますと
①先ずレポートの提出が義務づけられる
②それに合格すると単位取得試験が受けられる
③試験に合格すると単位がもらえる
④試験を受けるときの緊張感が好ましい
⑤試験が終わった時の達成感と開放感
など、川柳の句会でもちょっと似た気分が味わえます。
 この4月からまた新学期が始まりますが、今度は「人間と地球の未来」「循環器医療に
ついて」「イスラムの文化」などの関連科目を受講しようと思っています。
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「三金会」での成績

2011年01月24日 | 川柳
 1月21日は「三金会」の例会がありました。参加者は11名、投句が
1名でした。一夕話はトンボさんの「鶴彬」についてでした。この川柳作家
については、最近になって大阪城の近くに句碑を建てられたとか、没後何周
年かの記念句会があるなど、話題を投げています。
 しかし私にとっては太平洋戦争のさなかに反戦的な川柳を作っており、命
を投げ出して国のための戦おうとした多くの国民心情とはまっ反対で、どう
しても好きになれず、鶴彬にちなんだ催しには参加する気にはなれません。
 宿題「くやしい」   菱木 誠 選
  おんなじだ僕は半値で買うてきた
  ライバルに叙勲の沙汰があったとか
 席題「うさぎ」    心平太、史郎のお二人選でご両人ともに
おとなしい卯年どころか跳ねる妻
  ベンツ乗り回しているが兎小屋
 
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「いこま番傘」への近詠投句

2011年01月24日 | 川柳
 「いこま番傘」の2月号に下記の投句をしました。
  老人ボケ防止わくわくスケジュール
  生き甲斐の講座うなづくことばかり
  一曲を謡い終わったころお風呂
  旨すぎるお酒ご飯も控え目に
  気安めのサプリメントをからかわれ
  スムーズな動きがとれぬ太極拳
  また溜まりだした英字のウイクリー
  単位取得試験近ずくやや気負い
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いこま番傘新年句会

2011年01月17日 | 川柳
 昨16日は「いこま番傘」の新年句会でした。参加者は57名、投句が3名という
にぎやかな句会になりました。私の成績は先ず先ず良かったと思います。今回は作句
を少し慎重にしたせいかも知れません。
 今日は席題はなく、各題はいつものように2句出しでした。席題は
「兎(卯)」          小金澤貫一 選
  惨敗に校庭ぐるり兎跳び
「美しい」           渡辺富子、古川洋子 共選
  美しい寝顔後継ぎ生み終えて(お二人ともに入選)
  このままでいい美しい月明かり(富子さん)
「ピント」           岩田明子 選
  わからない何でみんなが笑うのか
  堂々とピント外して答弁を
「ニュース川柳」        萩原三四郎選
  ドカ雪が一矢報うた温暖化
 句会の後、懇親会が富雄の「U」料亭で行われました。有名なお店で、昨年の10月
に新開店してそうです。確かに味付けは良かったのですが、予算が少なかったせいでし
ょうがお刺身・天ぷらがなく少しもの足りなかった気がしました。  
 
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木津川計先生の生涯学習に参加

2011年01月14日 | 感じること
 今日は午後、立命館大学の生活文化講座に参加しました。会場が今日から淀屋橋の
島ビルから梅田の富国生命ビルに移転。不便になるかと心配していましたが、北浜の
事務所から地下鉄で南森町乗換えで東梅田、地下街ではすこし迷いましたが、地下街
にビルのエレベータの乗り場が直結しており大そう便利でした。
 ところで今日の木津川先生の話は私にとってとっても自信を持たせてもらえる内容
でした。
 先ず大往生の条件としてどういう結末かについて4割の人がんのぞんでいるとのこ
とですが、それは
①安らかな死
②女90、男85以上
③悼まれた死
④寝たきり一年
⑤身近な人に看取られる
とのことです。でも寝たきり一年はかなんなーと思っていたところ、ポックリ死を6
割の人がのぞんでいるとのこと。私もその方です。
 ところで「生き甲斐とは何か」については
①健康
②経済的ゆとり
③時間的ゆとり
④人間的社会的つながり
⑤張りのある日常一生涯学習としてに張り
 これらは有難いことにみんなOKです。
 ところで張りとは何かですが、
①趣味(これは川柳、謡曲で先ず合格)
②学習(放送大学での勉強、英文週刊紙の購読で)
③ボランティア(この方はちょっと不足、去年一昨年と特攻体験談くらい)
④スポーツ(太極拳、気功、熟年体操、いきいき体操と週5回とまずまず)
 と、日々チャレンジと向上、達成感の喜び、色んなお人との交流など、人生を楽し
みながら生かせていただいていることは有難い限りと思いました。

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新春所感

2011年01月10日 | 川柳
 奈良番傘の2月号に下記の句を投稿しました。
  さわやかに元朝迎え四方拝
  新年の抱負お屠蘇をいただいて
  控え目の計画があつあれこれと
  日の丸を揚げて平和をつくづくと
  くりながら思いを馳せる年賀状
  拝殿に並ぶ善男善女たち
  元気です家内八十路で年女
  新年にうれしい二人目のひ孫
日差しもさわやかです。
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成人の日を迎え

2011年01月10日 | 感じること
 成人の日を迎え門前に日の丸の旗を揚げてきました。そして今日の日について
振り返ってみました。孫10人のうち、成人に達するのはたしか3男の3男であ
る星矢で、8人はすでに大人になっています。
 ところで私が成人の時のことを振り返ってみました。それは今から67年も前、
昭和19年ということになります。
 その時私はすでに専門学校の学業を繰上げ卒業をし、海軍飛行専修予備学生を
志願。三重海軍航空隊で基礎教育を受けていたころです。前年の9月に入隊して
から4ヵ月たっており、連日の訓練でめきめき体力がつきだした頃です。
 でも航空隊があった三重県の香良洲は鈴鹿颪のせいかかなり寒かったです。洗
濯をするのに、大きなコンクリートの水槽に張った氷を叩き割って水を汲みまし
た。もちろん露天のセメント張りの床で裸足での洗濯です。足も手もとっても冷
たかった記憶があります。
 そのころの心境は一人前の航空機士官搭乗員にどうしてなれるか、家とか国家
という意識が非常に強かったように思います。生死の前に個人の損得などは殆ん
ど考えてなかったようです。
 1月の中旬か下旬に基礎教育後の進路の発表がありました。操縦と偵察のコー
スにほぼ半々。私は希望した水上機操縦コースで博多航空隊への配置がきまり、
喜んだ思い出があります。
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奈良番傘新年句会

2011年01月09日 | 川柳
 奈良番傘、あすなろ、郡山川柳会合同の新年句会が春日野荘でありました。出席者が68名と
欠席投句が10名くらいありました。句会のあと懇親会があり、楽しい時刻を過ごしました。
 句会が終わり、近鉄の駅まであるいたところ、運よく北生駒行きのバスが止まっていてそれに
乗って帰りました。成績は下記のとおりで、先ず先ずといえましょう。
 「笑う」      大西将文 選
  すかたんに俺もトシだと笑っとく
 「満ちる」     山田順啓 選
  詩をつくり満百歳がほん先に
 「覚悟」      牧浦完次 選
  禁煙の覚悟のほどを言いふらす
 「素顔」      松田俊彦 選
  チャイム鳴るわたし素っぴんあんた出て 
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新春随想

2011年01月07日 | 感じること
 奈良番傘「柳茶屋」の2月号に「新春随想」への寄稿依頼がありました。それで去年の暮れに行った
「ダイヤ婚旅行」の感想をまとめました。
  ダイヤ婚旅行  粕井かんじ
 昨秋私たちは結婚六十周年を迎え、
瀬戸内海めぐりを二泊三日、海岸線に
そって主に鈍行列車と船で一周した。
 このコースは戦時中、海軍の航空機
搭乗員時代に操縦教程、特攻訓練、出
撃基地への移動、戦後の復員時の飛行
など思い出が尽きない一帯である。
 先ず香川県では詫間航空隊時代に水
上機で高松、坂出、丸亀、多度津など
の主に海上を訓練飛行。その西の観音
寺航空隊では陸上機での特攻訓練を続
け、沖合い約20キロの円上島が仮想
目標。暗夜の訓練中、四人が誤って海
上に突入し殉職した。
 愛媛県では特攻基地の国分へ出撃移
動飛行中、厚い雲間から八幡浜の町が
見えホッとしたこと。だがその直後に
二番機がエンジン不調で豊後水道の大
島近くに不時着水。機体は逆立ちにな
り沈没、何とか二人は救助された。で
も大分基地に向かった三番機がエンジ
ン故障でこれまた佐賀関海岸に不時着
というアクシデントが重なった。しか
も仮泊した大分基地では夜間の空襲で
隣家にいた整備員一人が爆死をした。
 山口県岩国では、終戦後の復員飛行
の途中でガソリンを給油。搭載してい
たアルコール燃料と混合したため飛行
中に濾器がつまり、広の空き地に不時
着。何とか西明石の飛行場跡にたどり
ついたことなど、思い出いっぱいだっ
た。
 八十路も早や後半、特攻などで戦死
した同期の四倍以上も生かされている。
夫婦とも元気でこうした旅行が出来た
ことに感謝いっぱい。亡くなられた英
霊のご冥福を心から祈るのみです。
  ダイヤ婚旅行を米寿年女

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新年を迎えて

2011年01月01日 | 感じること
 元日の出の時刻に例年のように家族一同が庭に出て、四方拝をしました。その後、屠蘇とお雑煮で新年を祝いました。こうして一家揃って健康で新年を迎えられるのは、有難い限りです。昨年は私たち夫婦ののダイヤ婚当日に、直系の家族が揃って祝ってもらう機会があったし、その後の先月には瀬戸内一周の旅も経験できました。こんな幸せはめったにないことです。
 新年早々の家族での御祝いの席で、謡曲高砂の「所は高砂の尾上の松も年ふりて・・・」の小謡を謡いました。ところで今年の抱負は
1、健康のため、今やっている熟年体操、いきいき体操、太極拳、気功を続けること。
2、放送大学の選科履修生を続け、まだ知らない分野も履修の登録をし、視野のさらなる拡大を図ること。
3、趣味の川柳については「いこま番傘」「あすなろ」「郡山川柳会」「三金会」を楽しく続けること。
4、謡曲は「鶴声会」のほかに生駒の会に入れていただく予定で、一部の難曲を含め百番近くは謡いこなせるようになること。
5、英語はアサヒウイクリーの中級は何とか一読で理解ができ、上級の記事も一応は辞書なしで意味がわかる段階まで達する。
などを欲深いですが望んでいます。
 そのため、ベストの体調を保つため、夜間は三金会のほかは外出をしない、サウナ風呂には入らない、正月以外は昼からお酒を飲まないなど、自制を続けるつもりです。 
 午後は家内と嫁と一緒に御嶽山大和本宮、杵築神社を参拝し、健康のお礼と悲願達成を祈りました。帰り道、国旗の日の丸を
掲揚した家が私宅のほか同じ町内に2軒あり、嬉しくなりました。
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