店名は上記のとおり「Jimmy」だが、JR桃谷駅改札を出てすぐの「鳴門屋」というパン屋の2階にあり、「Jimmy」と書かれた看板はごく小さい。店が見つからず2、3分周辺をうろついて「ひょっとして閉店してしまったのでは?」と考え始めたくらいでようやくその事実に気づいた。なぜもっと目立つ看板を掲げないのだろうか。
その鳴門屋がプロデュースしたレストランということで、メニューにはもちろんトースト、サンドイッチ系のラインアップがある。しかし品数のバリエーションでいうとメインメニューは肉、揚げ物、ご飯ものだ。パン屋プロデュースのレストランはパンをフィーチャーしなければならない決まりはないけれど、このあたりもよく分からない。
ともあれ運ばれてきたトルコライスは、オムドライカレー、ウインナー、ヒレカツ、手前にデミグラスソースという構成。ドライカレーもデミグラスソースもマイルドな味。オムシートはしっかり焼かれたハードなタイプ。ウインナーはメニューに記載されていた通りピリ辛風味だった。
スプーンを口に運びながら何とはなしに見ていたデザートメニューでは、ケーキとドリンクのセットが「主婦の友」と名付けられていた。このセンスも首をひねらされるところがないではないが、昼どきの席の多くを埋めていたまさに奥様然とした中年女性の皆様には、このネーミングセンスも、メニュー構成も、看板の大きさだって特に気にならないところなのだろう。
むしろこれまでの自分が狭量すぎたのではないかと考えさせられながら店を出た。
トルコライス 810円
大阪市生野区勝山北1-1-2
06-6718-1002
7:00~21:30(LO21:00)
年中無休