にちにち蛙鳴蝉噪

大阪・兵庫・京都・奈良で食べられるトルコライスの紹介を中心に。制作:近藤亨 2004-2023

じぶんまくら

2012-05-25 22:01:11 | その他
起床したときの肩こり感が最近ひどくなってきたので、「プロ野球選手にも愛用者あり」という「じぶんまくら」を作ってきた。

専従の女性係員が、専用の測定器で肩の上から首、後頭部にかけての凹凸を測り、さまざまな素材の詰め物の量を秤を使って微調整しつつ、枕の各所に配置されたポケットに慎重に入れていく様はまさにオーダーメイド。結構待たされた末、実際にベッドの上に横たわっての最終調整の段階に入った。

係員さんが、仰向けになった僕の後頭部から首にかけての枕へのあたり具合を、頭の両側から差し込んだ両手の感覚で調べてくれたのだけれど、その時に僕に向かってかがみこむ姿勢になるせいで、襟ぐりの大きく開いた洋服の隙間から、その、なんだ、白い胸元が結構視界に入ってきたりして。おまけにその係員さんが物腰の柔らかなメガネ美人さんだったものだから、その不意打ち感と幸福感といったらもう。

違和感を訴え続けて何度も微調整をお願いしようかという邪な考えを理性で振り切り、26250円也を払って帰ってきた。

枕の中材代と今後の高さ調節が永久無料ということを含めても決して安い買い物ではないけれど、あの不意打ちサービスショットが代金に含まれているのかもしれないと思うと多少納得がいく、などと中学生のような結論に至った。








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鉄板洋食FUKUMOTO(大阪/大阪市中央区・西道頓堀)

2012-05-22 00:00:29 | 関西トルコライス巡礼
酢豚にパイナップル、あるいはサラダにリンゴ、生ハムにメロンなど、「副菜に入っている果物」に対する拒否反応は総じて根強い。ネット上でも激しく否定する論調が数多く見られる。

曰く「理解できない」「信じられない」「許せない」、果ては「法律で禁止すべき」「死ね」「本気で死ね」。

我々は食べ物の好き嫌いのことになるとつい熱くなり、他者の意見を受け入れられなくなってしまいがちだ。これは、味覚の基礎が形成されるのが幼児期であるという事実と関係があるのかもしれない。しかし、「三つ子の魂百まで」とはいうものの、いい大人にはもう少し余裕を持った対応を求めたい。自戒の念も込めてそう思う。

このトルコライスの構成は、カレーピラフにナポリタン、フレンチドレッシングがけのサラダ、そしてポークカツ。カツにかかっているデミグラスソースには八丁味噌を連想させる甘味と香りがある。ひょっとしたら隠し味に使っているのかしらん、と思いながら食べ進めるうち、カレーピラフの中からひょこっとレーズンが出てきた。

こんなの反則だろ!無理無理!

(これは私の味覚が子供じみているだけであり、この料理の本質的評価に何ら影響を与えるものではありません)



トルコライス 890円
このほか「ハンバーグトルコライス」1050円、ハンバーグとエビフライがのった「スペシャルトルコライス」1360円
但し、ランチタイムのみの提供

大阪市中央区西心斎橋2-7-22 道頓堀ハイツ1F 
06-6226-7939
11:30~14:00、17:30~22:00(L.O.21:30)
水曜定休



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金環

2012-05-21 11:56:44 | その他
今朝、妻が「日食見ないの?」と声をかけてくれたが、もうちょっと寝たかったので断った。

そもそも普段、空や雲を見上げることはあっても、太陽を気にしてわざわざ見ることはない。だから「空が緑色になる」とか「雲がピンク色に変わる」という変化なら、普段との違いを体験したくもなるけれど、太陽に関しては「通常とは違う状態」と言われても正直ピンと来ない。

ひょっとしたら、我々が太陽をじっくり見る習慣がないから気づかないだけで、実は半年に一遍くらいの頻度で日食はこっそり起こっているのかもしれない、とすら思う。

(携帯から)
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日食

2012-05-16 00:14:42 | その他
今回の日食、やれ金環だとかやれ173年ぶりだとか、全体的に浮かれ模様だ。

個人的には、60年余の歴史を誇る食品会社「株式会社日食」が、この浮かれムードに乗じて「日食サブレ」などといった商品を出してしまうのではないかと注目していたのだが、オフィシャルサイトを見てもどうもそんなことはなさそうでやや残念である。

あとは当日、皆が空を見上げている時間に発生するであろう、スリ・ひったくりの同時多発にこっそり注目している。




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足下

2012-05-13 00:06:12 | その他
靴を履き間違えて出張に出かけたことがあるだろうか。

僕はある。その出張からさっき帰ってきたところだ。

チノパンにボタンダウンシャツ、その上にジャケットといういでたちでうっかり履いて出てしまったのが、普段つっかけがわりにしているメレルの「ジャングルモック」というスウェード素材のスリッポン型スニーカーで、しかも色はカーキ色。ジャケット姿に合わないことこの上ない。

新神戸駅に着いたところでようやく履き間違いに気づいたのだが、最早家に引き返す時間的余裕はなく、仕方がないのでそのまま新幹線に乗り込んだ。

「足下を見る」という慣用句があるが、まさに文字通り足下である靴が異様な状態というのは、他人がじろじろ見ようが見まいが関係なく、自分が一番気になって仕方がないというのを今回始めて実感した。本当に落ち着かないのだ。

出張先の仕事場に向かうまでのわずかな時間を使って最寄の靴屋に飛び込み、特価で3,000円の革靴を買った。現品処分なのでサイズが多少小さかったが、他の店をあたる時間的余裕もなく、我慢して足を入れた。

しかし小さい靴というのはじわじわと身体にダメージを与えるものである。身体全体のバランスが崩れるというか、肩が普段以上に凝ったり、気分がイライラしたり。そのせいかこの1泊2日の出張ではやることなすこと見事に全てうまくいかなかった。

そもそもは自分が悪いのだけど、あまりに頭に来たので、帰りの空港でその靴をゴミ箱に放り込み、メレルを履き直してビールを飲んで足下への意識を誤魔化しながら帰って来た。

だいぶ惚けてきたことを自覚しつつ、次の出張からは足下の指差し確認から始めようと思う。




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