ドクダミ

６月の声を聞くようになると、
ドクダミの花が目立ち始める。
その名と独特の臭いとで、あまり
好まれる植物ではないが、陰地に
群れて咲いている白い十字花は
地味ではあるが、清楚だ。
去年つれあいがこのどくだみを抜いて干し、
お茶にした。飲んでみると意外に甘みもあり、
癖になる味だ。今年は実家の周りにある
野生化したお茶の新芽を摘んで、初めて
手もみ茶なるものを作ってみた。
大変な手間と時間を掛けて、ようやく
小さいビニール袋半分ほどのお茶ができたのだが、
実はもったいなくてまだ飲んでいない。
今年はこれからドクダミ茶とスギナ茶も
作ってみることにしている。
お茶に嵌ってしまったようだ。　　Ｙ

スタンド

　青木繁の「海の幸」をここで見る・・
　とは思わなかった。
　店の宣伝用だとは思えないけれど・・
　意図不明・ミスマッチ・不可解・面白い
　面白ければとりあえず成功とはいうものの
　しかし　面白ければいいというもんでもない
　ような・・・　
　「あのう　レギュラー満タン！」　　　　　ｍ

まむし草

　出始めの茎が蝮の模様をしているからか？
　まむし草。
　たぶん、この花を好きという人は
　稀だろうと思う。
　私も例外ではないけれど・・
　雨の降りしきる寡黙な日に
　心を据えてみれば、どこかが深く鎮まりかえる。
　忌み嫌われても、
　君は君で生きていくより仕方ないよっと
　声を掛けたくなる・・　　　　　ｍ

　
　

　
　
　　

棚田景

まだ５月だというのにもう台風が来て、
かなりの風雨。これも温暖化の影響なのかも
しれないが、もう少し、５月の光と風を
味わっていたい。
ということで、外はまだ生暖かい雨が降り
続いているが、写真は初夏の棚田。
山間部に行くと、田圃の周りに
いろんな木が植えられていたりして、
変化に富んでいるところがあって、
ここは三本杉が我が家の頭文字Ｗに
みえなくもない？　　Ｙ

雨日

早くも梅雨入りだという。
例年なら日の長さを最も実感できる季節。
夕焼け色に輝く棚田を眺め、
日が落ちて、辺りが青みを帯び、それがやがて
夕闇の中に溶けて行くまでの推移を楽しむことが
できるのだが・・・
そんなわけで、今日は雨の写真。
数年前、東海北陸自動車道を走るバスの中から
撮った、車窓に流れる雨滴に滲む田園風景。
場所は白鳥町中津屋と八幡町五町付近。　Ｙ

晴天

　垂井の町を歩いたときは晴天だった。
　近頃は、さっぱり見かけない
　光りと陰がくっきりとした日だった。
　壁画のように・・枯れた灌木のように・・
　ディスプレーかなにかのように・・　
　やや　人工的なつややかさで
　蔦が光っていた。
　お～い　雲よ
　ゆうゆうと　ばかに呑気そうじゃないか？　　　　ｍ
　
　
　

ナンジャモンジャ

もじゃもじゃに続いてはナンジャモンジャ
正式名称はヒトツバタゴだが、
ある日突然に木が雪を被ったように
なってしまうので、こんな名前がついたとか。
わずかに緑がかった白さが光に映えて
広がっている様は、いかにも衣替えの季節に
似つかわしい風情だ。　　Ｙ

もじゃもじゃ

　原因を究明して元を断ったら、
　結果は、もじゃもじゃ・・
　好奇心と想像力で、
　中を覗いたら、
　アルファベットのＳとＯばかり・・
　Ｓ・Ｏ・Ｓ・・ＳＯＳ？
　植物は、皆、信号を出していると思う。　　　　　ｍ

センダン

木の花が好きだ。
とりわけ、まだ暑さが心地よいこの時季に咲く
藤や桐、センダンの淡い紫が、
靄のかかった高い空の下に咲いているのを見ると
なぜかしら郷愁を誘われるのは私だけだろうか。　Ｙ

〈木のさまにくげなれど、オオチ（センダン）の花
　いとをかし　かれがれに、さまことに咲きて、必ず
　五月五日にあふもをかし〉　枕草子　第３７段
　　　　

もう一度 椎の花

　
たぶん　ツブラジイだと思う・・
兵糧となるので、　　
岐阜市の金華山には、沢山植えられている。
スダジイというのもあるが、
こちらは、ツブラジイの変種で、海岸付近に多いらしい。
マテバジイというのもあるが、葉の形がマテバ貝に似ているという。
名前が愉快なのは、「椎」を「爺」に置き換えるからかしら・・
ははは　頭の中を軌道修正しなくては・・
芸術は、爆発だぁ!
自然も、爆発だぁ!
でも、それ以上は爆発しないで欲しい・・　　　　　　　m