ぼやきぼやかれ、ふりふられ。

映画や本や神社や展覧会。あとは日々のつれづれです。

インバウンド勉強会に参加しました

2021-02-24 21:20:00 | 講演会・セミナー
コロナ禍でサービス業は軒並み衰退しています。
私も仕事がない日々が約一年、続いています。

が、
うなだれてばかりもいられません。

こんな時期だからこそ、
未来に向けての学習を。

と、
地域観光局主催の勉強会に参加させていただきました。

インバウンドに対応した接し方や語学のノウハウについて、学ぶ機会です。

テキストを下に
3時間ほどの講習でしたが、
とても実りあるものでした。

頂いたテキストは観光庁肝いりの充実した内容。
自宅学習にもとても役立ちそうです。

この経験を活かせる明日が
くることを
切に祈ります。

がんばって勉強します。




バイマーヤンジンさん(チベット人声楽家)の講演会に行ってきました。

2015-10-17 12:28:00 | 講演会・セミナー
10月15日(木)市民大学後期講演会 第5回

チベット出身声楽家 バイマーヤンジンさんの講演会に行ってきました。

【チベットと日本 異文化を超えて】

正直言うと全く存じ上げない方だったのですが、チベットの山奥から苦労して大学まで進み、声楽家となり、日本に嫁いできたバイマーヤンジンさん。
現在はチベットへの学校建設、さまざまな場所でのチャリティーコンサート、教育支援など多様な活動をされている方だそうです。

チベットの民族衣装だという、とてもきらびやかで美しい衣装を身にまとっての登壇です。

講演は専門ではないので、ついつい話がそれてしまうのですが、感情豊かな話っぷりで言わんとすることは、とてもよく伝わってきました。

「言霊の力をとても強く信じている」とおっしゃる通り、感情にうったえるタイプの方です。さすが音楽家。

チベットでの貧しい生活。
苦労した学校時代。
いじめ。
日本人との結婚。
日本での生活。

共に暮らす、とても派手で元気なお姑さん。
「日本は素晴らしい、恵まれている、チベットとはちがう」と羨んだバイマーさんに、
「日本だって、ずっと幸せな生活してるのと違う。戦後の焼け野原を必死ではい上がってきたんだ。日本にできてチベットにできないことなんかあるかっ。愚痴愚痴言ってないで何かしたらどう?」
と発破をかけてくれたそう。
一番尊敬している女性はこの、お姑さんだそうです。
「お姑さんの話だけであと3時間はいける」と笑っていました。

ともかく、日本にきて幸せを手にした彼女は、やはり教育の大切さを強く感じたそう。それが現在の彼女の活動につながっているんですね。

「異文化を知ったうえで、自分の文化をどう見直すかが大事」

難しいことです。素直にうけいれる心の美しさと、強さが必要です。


結局話はまとまらないまま、後半はバタバタとまくしたてるように話を進め、結局時間を5分ほどオーバーしてまで語ってくれたバイマーさんでした。

そして、最後に一曲だけ…と、チベットの民謡を唄ってくれました。

チベット語なので意味はわかりませんでしたが、明るく伸びやかな歌声は、チベットの大地を彷彿とさせるもので、とても感動しました。
心が震える…って、こういう感覚かな、と思えるみずみずしさ。
彼女の人生と、チベットへの愛にあふれた歌声でした。

チベットと、チベットの唄と、チベットから来た女性に、尊敬と感動を覚えた夜です。



田崎史朗さんの講演会に行ってきました。

2015-10-17 11:50:00 | 講演会・セミナー
10月1日(木) 市民大学後期講演会 第4回

時事通信社特別解説委員 田崎史郎さんの講演会に行ってきました。

【これからの日本政治】

安保法案の可決により、若者を中心としたのデモのニュースが日々流れるなか、奇しくも民主党細野豪志氏の地元で講演…という、田崎さん。
どんな内容で政治を語っていただけるのか楽しみです。

開口一番「民主党はさておき、細野さんは素晴らしい政治家です」と、笑いを誘って、なごやかなムードで講演はスタートしました。

1)政治を見る視点
2)安倍政治の特徴
3)なぜ安倍政権は強いのか?
4)これからの政策
5)外交

この5点から、現在の政治について話してくれました。
とはいえ、やはりだいぶ自民党よりの見解。
安倍さんのハナシはもちろん、
菅さんのハナシ。
谷垣さんのハナシ。
小泉進次郎さんのハナシ。

ただ内容じたいはとても分かりやすく、ユーモアを交えてのお話だったので楽しく拝聴できました。

来年に迫った参院選をみすえ、現在やこれからの政治を考えるうえで、各政治家の人となりを知る…というのも大事だなぁ、と感じました。

地元の議員ですら、選挙前やら地元の祭りのあいさつ位でしか見かけないもの。どんな人間かなんて、わかりっこない。
そういった意味では面白い話を聴けた気がします。

今回は、政治的集会でも講演でもなく、市民講座のひとコマだということもあってか、もしくは県民性なのか、あるいは自民党政権が実はまだまだ受け入れられているからなのか、とてもなごやかムードの講演でした。

【余談】
記者生活36年、田崎史朗さんの目。
「政治は川の流れである」

うまいこと、言ったなぁ。いかようにも流れは変わるし変えられる。たまに溢れたり乾いたりもする。どんな言い訳もできるもんね。

「なので私の政治予想が外れてもご容赦ください(笑)」ですって。

見事でございます。

中村文昭さんの講演会に行ってきました。

2015-10-02 22:24:00 | 講演会・セミナー
9月24日(木)市民大学後期講演会第三回

クロフネカンパニー代表、中村文昭さんの講演会に行ってきました。

【出会いを活かせば道は開ける】

「ただの体験談なんですよ」と、笑って話しはじめた中村氏。
2000年から始めた講演活動は、現在では年間300件以上。昨年ご自宅で眠ったのはなんと、わずか12日だったそうです。
そんな中村文昭さんの講演をやっと聴く機会が訪れました。

中村氏の話は本当に分かりやすく面白いもので、講演の90分間会場からは絶えず笑いがおきていました。
瞬く間に会場の人たちの空気を、心を掴むその語り口もさることながら、やはりその根底にあるのは、「人を喜ばせること」という、想いなんだと感じる内容でした。


*できない理由を言うな
*頼まれ事はためされ事

師匠の教えだそうです。
人を喜ばせることを喜びだと感じる人生って、素晴らしいことだけれど実際はなかなか難しい。
だけれど…例えどんな小さな頼まれ事でも、一生懸命やれば、相手を喜ばせることができる。いやいやこなした仕事からは生まれない何かがそこには生まれる。それは、新たな繋がりを生み、新たな繋がりや出会いから知恵を授かり、そうしてまた新しい頼まれ事に出会う。
回ってゆく。
と、いうこと。

ご自身の体験談を中心に、こういった「生きる力」や「人間力」について、たくさんのことを教えていただきました。

こんなに楽しい愉快な講演は、他にはないと思います。本当に笑って笑って笑って、少しだけほっこりして。
そうして、講演後には何かが少しだけ動き出しそうな予感さえ。

とりあえず、誰かを喜ばせることをしよう。喜ばせるまではいかなくとも、喜んでもらえるよう、小さな何かをつけ加えた毎日を過ごしてみよう。
そんな風に、感じました。

中村さんのお話しは、やはり生で聴いてこそ。言葉から伝わる人間力に溢れているから。

終演後、ひとりひとりと言葉を交わしながら握手したりサインしたりする中村氏。満面の笑みは何よりも他人を喜ばせる第一の道具であり、心であるなぁ…なんて、思いつつ私もしっかりとサインを頂いてきました。

楽しい時間でした。

さ。さっそく、買った本を読もう。

鈴木明子さんの講演会に行ってきました。

2015-09-24 23:15:00 | 講演会・セミナー
9/17(木) 市民大学後期講演会

プロフィギュアスケーター鈴木明子さんの講演会に行ってきました。

【表現者として~ひとつひとつ少しずつ~】

プロとなって2年目の鈴木明子さん。白地にピンクの花模様の入ったワンピースに黒のカーディガン、ひざ上のフレアスカートをなびかせてキラキラ眩しい笑顔で登壇。
歩く姿も、美しい。

そんな鈴木さんは、選手時代のエピソードを中心にお話ししてくれました。

ただただスケートが好きで、その思いだけで続けてこられた…こと。
両親の支え。
恩師との関係。

そして、摂食障害で苦しんだ日々の、ことも。

彼女が摂食障害だったことは私も知っていましたが、彼女のように強い意思を持ったひとでさえ(むしろ、だからこそ)目標のベクトルを見誤ることがあるのだなぁ…と、本人の口からでる言葉を聞けばなおさら、その壮絶な闘いを思い胸が痛みました。

それでも笑顔で語れるのは、病を克服し、やりきった今があるからこそ。

不安でたまらないときも、勇気を持って一歩ふみだす。緊張をプラスに変えて楽しむ。そのためにきちんとした礎(練習)を築く。

鈴木さんのお話しは、当たり前のようでとても難しいことの数々を思い出させてくれました。

「ゆっくりだからこそ、見えた景色がある」

こつこつと、努力を重ねた遅咲きのスケーター。彼女だからこそ見えた景色。彼女にしか見えなかった景色。
その一部を少しだけ感じられた夜でした。

【余談】質問コーナーでの公聴生からのリクエストで、スケートでの決めのポーズを、笑顔でしてくださいました。
「最近では私よりも織田信成くんの方が、TVでよくやっていますよね。」
と笑った顔は、キラキラまぶしくって、もちろんですが、そのポージングは本当に美しく魅力に溢れていました。