ぼやきぼやかれ、ふりふられ。

映画や本や神社や展覧会。あとは日々のつれづれです。

逢えて良かった。

2015-02-20 22:52:00 | 日記
買い物に行った先で、見覚えのない女の子に声をかけられた。
茶髪の巻き髪で、大きなプレゼントを抱えた彼女は、満面の微笑みをひっさげて、「かなえさんですよね~!?」と小走りでやってきた。

???

ごめん。人の顔は覚えるほうなんだけど…。

聞けば、私が働いていた会社(←昨夏やめた所)で5~6年前にバイトしてたそうで…。
「でも、ひと月位でなんとなく行かなくなっちゃったんですぅ~」
って(笑)

ハハ。そりゃさすがに覚えてないかも(笑)

私は、決して愛想も良くないし、こと前職場においてはバイトの子たちと和気あいあい♪って立場にはなかったのに、
なんだろう?
この親し気な感じ。

「子供の誕生日プレゼントなんですよ」
嬉しそうで、ちょっぴり自慢気。
若く結婚、出産して、
「育児ノイローゼみたいになっちゃって、気づいたら飛び降りてて、脚が両方折れちゃって大変でしたー」

いやいや…なぜそんな話を?
未だ、病んでいるのか?

結局、私は彼女のことを思い出せなかった(し、今も思い出せない)けど、久しぶりに会えて嬉しいです~(*≧∀≦*)のテンションでまくしたてる彼女の話をひとしきり聞き、

「生きていて良かった。今が幸せそうで良かった。娘ちゃん、誕生日おめでとう。」

と、ありきたりの台詞をかえした。

だって、なんて言ってあげたら良いのかわからなかったから。

別れ際、
「今思うと適当にバイトやめちゃって、申し訳なかったです。あまり一緒にならなかったけど、何故かかなえさんのことはすぐわかりました。逢えて良かったです!」

なんかわからないけれど、
ほっこりした。

何があり、どんな思いがあるのかわからないし、あるいは彼女は何にも考えてすらいないのかもしれないけれど、

それでも、
「逢えて良かった」

「生きていて良かった」
に聞こえた。

来年の今頃も、プレゼントを抱えて微笑む幸せが、そこにあればいいな…と願います。

パセリ

2015-02-08 00:04:00 | 日記
学生のころ
先輩の家で産まれた仔猫をもらって飼っていた。

やんちゃで遊び盛りだった彼は、細く開いた吐き出し窓の隙間から外界に飛び出し、敢えなくその短い一生を終えた。

窓を閉め忘れた家族を責めても、
轢いていった車を責めても、
飛び出した彼を責めてもしかたなくって…
結局は自分自身を責めた。

それからしばらくの間…
狂ったように小さな野菜を育てまくった。

部屋の中で育つやつ。

パセリとか
カイワレとか
バジルとか…

育てては摘み、
バリバリ食べた。

救われるはずも
癒されるはずも
誤魔化せるはずもなく…
それでも
ただ、育てては摘み、
バリバリ食べた。

そして、現在。
野菜を育てるのはやめたけど、
結局、うちにはやんちゃな猫がいる。

そして私は、
パセリをバリバリ食べている。
カイワレを
バジルを
バリバリ食べている。