プレミアム・ラッシュ(原題) / Premium Rush

2012-09-09 | 映画






「インセプション」以来、ハリウッドでひっぱりだこのジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演。
僕も大好きな役者で、特に生存率50%の癌を宣告された青年を演じた「50/50」はよかった。ただ何故か「(500)日のサマー」を見逃してしまったので、いつか観なくては。
共演にドミニカ共和国出身の女優ダニア・ラミレス。
悪役刑事に、どこかでみた大きな顔だなっと思ったら、「ワールド・トレード・センター」で生存者を探す海兵隊役で、とても印象に残る演技を見せたマイケル・シャノン。



ハリウッドで大人気のジョゼフ・ゴードン=レヴィット


「ヒーロー」のダニア・ラミレス


怪演のマイケル・シャノン


マンハッタンで、自転車のメッセンジャー・ボーイをしているワイリー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)。
彼は、ブレーキもギアもない自分の自転車を愛し、そのスピード感とスリルを味わえるこの仕事が大好きなちょっと変わった若者。
今現在、同じ職場仲間で彼女のベネッサ(ダニア・ラミレス)とちょっと喧嘩中。
そんな彼を指定して、時間指定の超特急宅配依頼が入った。
それは、ベネッサのルームメイトで中国人のミナから、一枚の小さな封筒を7時までにアッパータウンのレストランで待つ、シスター・チェンに届けて欲しいという依頼だった。
ワイリーが出発しようとすると、見知らぬ男が、今受け取ったばかりの封筒を渡すように迫ってきた。
ワイリーは男を振り払いシスター・チェンの待つレストランに向けて走りだしたが、男が車で彼を追いかけはじめる。
この男は、ボビー・マンデー(マイケル・シャノン)というNYPDの刑事だった。



物語は、


この事故シーンから


セントラルパークと摩天楼


ビル街を走りまわる


一秒も無駄にしない


結構な筋肉少女


自転車でこのスピード感


悪徳刑事とギャングの金のもつれ


思ったより自転車のスピード感がすごくて驚いた。
マンハッタンの車の波の中での、自転車対自転車、自転車対車のチェイスシーンは見ごたえある。
ストーリーは、結構単純で、簡単に言うと、博打狂いの悪徳警官とメッセンジャーボーイの封筒争奪合戦なのだが、時間がずれてストーリーがすすむ面白い構成になってる。
先ずワイリーが、車とのチェイスの末、イエロー・キャブにはねられる6時頃のシーンから物語がはじまる。
そして、その後に3時台に行ったり、4時に進んだりと、時間が不定期に移りながら、謎とアクションが絡んでいく。
シンプルだけどきちんと筋が通ったストーリーなので、時間を動かしてもわかりやすくて、上手く考えられた脚本だ。
映像では、自転車目線のカメラアングルが迫力もの。
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの体を張った自転車アクションもよかったが、マイケル・シャノンのデタラメな悪役警官が、主役を食う勢いでとってもよかった。

おもしろいテーマ、そのスピード感、そしていまノリにのってるジョゼフ・ゴードン=レヴィットのオススメ映画。
彼の次回作の「Looper」にも期待大。 星 /5 



超特急オーダーの封筒を受け取る


変な男が封筒をよこせと、迫ってくる


逃げる


トラックの下も難なくすり抜け


車の上も乗り越え


このカメラアングルが迫力あり


撮影中に大怪我をしたジョゼフ・ゴードン=レヴィット



  


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