カブトビール屋

明治時代に半田赤レンガ建物で作っていた『カブトビール』の販売情報をお届けします

カブトビール復刻秘話 その七

2021年02月25日 | グルメ

 復刻『カブトビール』は、明治時代の『カブトビール』を出来る限り忠実に復刻することにこだわっています。しかし外観上どうしてもかなわなかったことが1つだけあった。ビンである。もう少し詳しく言えばビンの注ぎ口である。明治時代のビールは、今のワインのようにコルク栓だったのだ。大正時代の末期頃に王冠に変わったのである。しかし、努力はしてみた。特注でビンを作るとその注文ロットといい費用といい予想をはるかに超えていたのです。というわけで復刻『カブトビール』のビンは、某地ビールのビンを使わせていただいてます。すいません。


カブトビール復刻秘話 その六

2021年02月18日 | グルメ

  復刻『カブトビール』のこだわりをもう一つ披露しよう。復刻『カブトビール』には、全部で4枚のラベルが貼られている。ビンの首のまわりとビンの真ん中やや上に各1枚と胴の表にカブトビールの大きなロゴ入りラベル、裏に成分表示等のお決まりのラベルである。当然ながらカブトビールのロゴ入りラベルは、明治時代に売られていたときのラベルをそのまま復元したものである。こだわっているのは首のあたりを一周している水色のラベルとその少し下にある小型のラベルの2枚である。本当は、この2枚のラベルを貼るのをやめておけば、製造コストをさげることができ儲けられるのだ。しかし、何度も書くが、明治時代の『カブトビール』を出来る限り忠実に復刻することにこだわっている。今日もパートのおばちゃんが一生懸命ラベルを一枚一枚心を込めて手で貼っているのだ。おばちゃんありがとう。(添付画像は、明治時代のカブトビール) 


カブトビール復刻秘話 その五

2021年02月08日 | グルメ

 復刻『カブトビール』は、半田赤レンガ建物へ一人でも多くのお客様に来場いただき保存活動の機運が盛り上がるようにと赤煉瓦倶楽部半田が企画した商品です。自分達で言うのもなんですが、金儲けを考え企画したビールではないのです。半田赤レンガ建物で一本600円の復刻『カブトビール』を購入していただけると一本に付き50円が半田赤レンガ建物の保存活動に使われることとなります。赤煉瓦倶楽部半田は、これまでに半田市へ赤レンガ建物の保存と周辺整備のためにと合計200万円の寄付をしています。またリニューアルオープンの際には、カブトビールの大きな飾り棚を寄付しています。時々ビール売場で「兄ちゃん。よー儲かるなぁ。」と冷やかすあなた、違うんですよ。


カブトビール復刻秘話 その四

2021年02月03日 | グルメ

  復刻『カブトビール』には、どうしても譲れないこだわりがいくつもある。その一つが貯蔵期間90日間へのこだわりである。今のビールは、一週間待たずして製品として出荷される。明治時代は、90日間ビールを貯蔵したと文献にあった。何が何でも90日間必ず貯蔵してからしか出荷しない。このこだわりが『カブトビール』のコクと苦味とまろやかさを創出していると信じている。だから明日や明後日に『カブトビール』の注文をいただいても対応できないのである。どうか90日お待ちください。