カブトビール屋

明治時代に半田赤レンガ建物で作っていた『カブトビール』の販売情報をお届けします

広告とカブトビール その弐

2009年12月30日 | グルメ
 カブトビールは、東京における宣伝方法の一つとして広目屋(チンドン屋)を雇い、銀座の街頭や浅草界隈を練り歩かせるという新手を用いたのは有名な話である。ビールの宣伝にチンドン屋を利用したのは、これが日本で最初であったと言われている。創業者の一人盛田善平は、ビールをハイカラ人種のみの独占にしないで、一般大衆に愛される飲料とすることを狙いチンドン屋を利用したのである。

広告とカブトビール その壱

2009年12月29日 | グルメ
カブトビールは、後発のビールメーカーとしてアサヒ・キリン・エビス・サッポロの既存の4大ビールメーカーを追いかける立場にありました。当時はまだあまり宣伝だのPRだのに力を入れた時代ではなかったが、創業者の一人盛田善平の得意とした宣伝がものをいうことになります。丸三ビール(後のカブトビール)の名で新発売された時のことである。新発売とあってコルク栓(当時は、王冠でなくコルク栓であった。)10個に対して、ビール1本贈呈というサービス付で大々的に売り出されたということです

カブトビールの名前の由来

2009年12月28日 | グルメ
 カブトビールの名前の由来をお話しましょう。カブトビールの名称の由来は、ビールは日本酒と違って喉でのむといわれていますが、喉で勢いよく飲むことを「カブル」といったことから、カブトビールになったという説が有力です。今でも口を大きく開けて食いつく様子を「かぶりつく」といいますよね。また、日清戦争に大勝して国民が自信過剰になることを戒め「勝って兜の緒を締めよ」という言葉が流行していた時でもあり、勇ましい「兜」の商標を採用したともいわれています。

次回 発売日 正式決定!!

2009年12月26日 | グルメ
カブトビールの半田赤レンガ建物での次回発売日が、来年2月27日(土)28日(日)の2日間と正式に決定しました。この時期、半田市内で開催される「蔵のまち 雛まつり」にあわせての建物公開日となりました。両日は、半田赤レンガ建物内にもステンドグラスのお雛様やガラスアートのお雛様などが展示される予定です。もちろんカブトビールやカブトビール関連グッズの販売も行います。半田赤レンガ建物へのご来場を心よりお待ちしております。

復刻カブトビールの特徴 その六

2009年12月25日 | グルメ
復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。日本のビールは、大正末期頃に一変します。外観においては、コルク栓から王冠に変わります。味においても明治時代までのしつこさを脱して、飲みやすく、杯を重ねるに適したものとなります。色においても赤味を帯びた褐色から淡い琥珀色になり、見るからに旨そうに見えるようになりました。カブトビールの特徴でもあるビール中の炭酸ガスもふえて、心地よい刺激が喉をくすぐるようになりました。。復刻『カブトビール』は、明治時代同様に炭酸ガスは現在のビールに比べて3割以上も少なく製造してあります。是非、味わってみてください。

復刻カブトビールの特徴 その五

2009年12月24日 | グルメ
復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。カブトビールを黒ビールという人がいますが間違いです。明治時代のラガービールは、現在のグリーンを基調とした琥珀色に対して、赤系統の赤褐色でした。カブトビールの色は、黒ではなく赤褐色なのです。明治36年第5回内国勧業博覧会の審査報告に「我国のラガー麦酒は、ウォルト(麦汁)の含糖量13%~13.5、発酵度71~75にして色沢鮮麗芳香優美内外人の賞賛を博するに足れり。」とあります。麦汁糖度が高かったため、できたビールの色も濃く赤褐色をしていたというわけです。色の濃い赤褐色をした苦味の強い“本格ドイツビール”。是非、『カブトビール』味わってみてください。

復刻カブトビールの特徴 その四

2009年12月23日 | グルメ
復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。カブトビールは、地ビールではなく“本格ドイツビール”です。昔、ドイツでは皮のズボンをはいて、椅子にビールをこぼしその上に腰掛けてからしばらくして立ったときに、ズボンが椅子にくっつくように貼り付くのが良いビールだと言われたといいます。このように粘着力が強いということは、発酵の度合が同じならば濃く仕込まれたビールである証拠であり、また、アルコールも多いことになると考えられていたのだという。アルコール度の高い“本格ドイツビール”。是非、『カブトビール』味わってみてください。

復刻カブトビールの特徴 その参

2009年12月22日 | グルメ
復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。明治時代のビールの特徴の一つに、アルコール度が高いことがあげられます。今のビールは4~5度ですが、明治時代のビールは7~8度ありました。明治時代のビールは、コップ1杯飲むとかなり酔い、泡なども飴みたいに口のまわりについて、手につくと、べとべとするくらいだったと言われています。当時は、製造工程において今ほど滅菌処理ができなかったため、アルコール度を高めることによって賞味期間を長くし流通させたとも考えられています。炭酸ガスが少なくて喉ごしよく、でもアルコール度の高いビール。是非、『カブトビール』味わってみてください。

復刻カブトビールの特徴 その弐

2009年12月21日 | グルメ
復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。明治時代のビールの味の特徴の一つに、苦味が強いことがあげられます。これは、ホップの添加量が現在の2倍以上だったことに起因しています。また、アサヒビールの100年史には、「明治時代のビールは、現在のものより醗酵前のエキスが高く、また、醗酵終了後のエキスが相当残り、タンパク質やデキストリンが多いことなどから味は重厚で、甘味の残るビールであったと思われる。」との記述があります。味は、苦味が強く重厚で甘味の残るビール。是非、『カブトビール』味わってみてください。

復刻カブトビールの特徴 その壱

2009年12月19日 | グルメ
復刻『カブトビール』は、明治時代のカブトビールを忠実に復刻したビールです。明治時代のビールの味の最大の特徴は、炭酸ガスが少ないため、やや気の抜けた味で清涼感が欠けていたことでした。この原因は、貯蔵樽が現在のように金属製タンクではなく、木造樽であったので気密性が良くなかったことが主要因でした。せっかく生成した炭酸ガスが外部に逃げてしまい、ビールに溶け込まなかったのである。そのため復刻『カブトビール』も明治時代同様に炭酸ガスは現在のビールに比べて3割以上も少なく製造してあります。是非、味わってみてください。