Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
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海から山へ転身~KATOの「211系2000番台 長野色」を買う

2017-08-11 18:41:24 | 鉄道模型-通勤・近郊型

こんばんは

Nゲージを嗜んでいると、
購入予定がなかったのに、
店頭で模型の現物を見て買ってしまう

そんな経験、ありませんか?

私も先日やってしまいました

本当は東急7000系を
買うつもりだったのに、
気づいたら別の車両を購入

その車両が何かと申しますと、

湘南ボーイから山男に転身、
211系2000番台長野色

ということで、


KATO 品番10-1425
「211系2000番台 長野色6両セット」

が入線しました

すっかり、
中央東線普通列車の顔となった
長野車両センターの211系

今回の模型のプロトタイプは、
N609編成になります


(実車 N609編成 中央本線高尾駅にて)

実車211系2000番台は、
東海道線東京口に新製投入された
ロングシート仕様車です

E233系3000番台投入によって
東海道線からの撤退した後、
10両基本編成を6両編成に短縮、
さらに転用改造を行った上で
長野車両センターに転属しました

転用工事による外観の変化としては、
・帯色の変更
・ドアボタンの設置
・スノープロウを兼ねた強化型スカートの設置
シングルアーム式パンタへの換装
・電気連結器の撤去
が挙げられます

さて、模型の方ですが、
TOMIX製も含めると、
211系長野色は0番台と、
3000番台が製品化済みですが、
2000番台は今回が初となります



模型の基本的な仕様は、
2005年発売の東海道線仕様を基本に、
転用改造による
外観の変化を再現しています

KATOの211系の原設計は、
1980年代後半とかなり古い製品です

ベンチレーターは屋根と一体で、
モーターは非フライホイール仕様になります

では、前置きはここまでにして、
転用改造による外観の変化を、
どのように再現しているかを中心に、
模型を細かく見ていきましょう

まずは先頭車から、


(左:長野色 右:東海道線仕様)
顔の造形に変化はありませんが、
ベースとなった東海道線仕様と比べ
スノープロウ兼用の強化型スカートが
非常に目立ち、印象が違います

そして、長野仕様では
連結運転を考慮しないため、
前面はダミーカプラーになります

なお、今回の
211系2000番台長野色では、

ライトの光源が白熱電球から、
電球色LEDに変更されました

ただし、プリズムを
水色にするといった工夫がなく
前面の種別表示幕が電球色そのまま

個人の感想になりますが、
「電球色」という割には
かなり黄色っぽい色味です

もう一工夫して欲しかったなあ

※手持ちの東海道線仕様は、
本来白熱電球ですが、
KATOカスタムショップで、
白色LEDに換装しております



こちらは先頭車の側面です

アルパインブルーと
リフレッシュグリーンの帯は
美しく印刷されています


追設置されたドアボタンは、
モールドではなく印刷表現です

しかし、印刷だけで、
ここまで再現できるのが驚きです
ボタン周辺の黄色の縁取りも
再現されています

また、妻面側に注目しますと、

循環式汚物処理装置の表現が
追加されています

わかりやすく言えば、
トイレタンクの再現です

カプラーの柄の部分にパーツが
取り付けられています

曲線上では台車と一緒に
首を振ってしまう構造です

ゆえに好まない方も
いらっしゃるかと思いますが、
取り外しも可能ですし、
こうした一工夫は評価したいですね

もちろん、
ASSYパーツの設定があり、
品番Z04-8620
「211系長野色 車端部床下機器」
 となります

トレーラー台車でかつ、
KATOカプラー密連形Bタイプなら、
従来製品の211系も含めて、
様々な車両取り付け可能です


続いて、
中間車モハ211形のお話をします



(モハ211の側面)

モハ211形で目立つのは、
シングルアーム式に換装された
パンタグラフでしょうか



(中央本線の高さの低いトンネルに対応)
パンタはすり板のホーンが
2本タイプのPS33Cになります

パンタの取付穴は、
従来通り枕木方向に取付穴が
2つ並んでいるタイプです

ですから、実車では有り得ませんが、
ひし形のPS16Bタイプにも換装可能です

後は細かい粗探しになりますが、
モハ211形の主抵抗器は

模型では6つ連続タイプです

これは国鉄時代に製造された
編成が搭載するタイプ(MR161型)です

実車はJR化後に製造されたので、

(実車モハ211-2013)
このように抵抗器が2分割された
タイプ(MR161A)です

実車と床下が異なる理由は、
KATOが初めに製品化した211系が、
国鉄仕様の0番台で、その後も
金型をいじることなく、
今に至ったのがその理由です

もっとも、
黒い床下なので目立たない

そして、価格を考えれば、
さほど気になりません


次に付属品のお話です



と言っても、
行先表示シール1枚のみです

シールの収録内容は、
列車番号と行先の組み合わせは、
・「424M 立川」
・「538M 高尾」
・「535M 甲府」
「339M 小淵沢」
・「437M 松本」
・「441M 長野」

になります

そのほか、前面の「普通」表示と
優先座席シールが収録されています

なお、2017年3月ダイヤ改正後の時刻を見てみると

424M 松本6:32→立川10:26

538M 甲府10:08(土曜・休日10:19)→高尾11:41

535M 高尾11:01→甲府12:39(ただし3両+3両の運用)

339M 塩山15:00→甲府15:29(あれ~?)

437M 高尾9:54(土曜・休日9:47)→松本14:00

441M 高尾14:02→長野18:53

「339M 小淵沢」は
2017年8月現在の時刻では存在しませんが
なお、3月改正前は確かに小淵沢行でした

仮に3月改正前の設定だと
「441M 長野行」がダウトになります


解説はここまでにして、
行先表示シールを貼ります

説明書を見ると

なお前面運番表示のシールは
ガラスの上から貼るように説明されています

この方法だと、実感的ではないので
ガラスの下に貼りたいところ

ですが、ガラスの下に貼るのは、
初心者にはお勧めできません

その理由は、


貼るには屋根板を外すなど、
分解する必要があり、しかも
分解時に破損のリスクが高いからです

一応、やり方を書いておきますと、

まずは側面の窓ガラスを外します


そして、屋根板のツメを、
マイナスドライバー等で外します

ところが、ツメが
かなり固いので、結構厄介


無理に力を入れると、
固定用のツメが折れます

これでは屋根板が
ボディから浮いてしまいます

上手に屋根板が外れたら、

画像の〇で囲った所を
ドライバー等で下向きに押して
前面のFRP部分を外します

シールが貼り終わったら
もとに戻します

屋根板のツメを破損してまで、
窓ガラスの下にシールを貼った成果は


(左:説明書通りガラスの上、
右:ガラスの下)
このようになります

画像ではあまり違いが
わからないのが残念なところ

正面からではなく、
斜めから見ると良いかも

今回は、「535M 高尾」を選びました

さて、整備が終わったところで
ざっくりと車両をご紹介



上り・立川方先頭車 クハ211-2013



中間電動車・モハ211-2013



中間電動車・モハ210-2013

こちらが動力車
非フライホイール動力ですが走りは安定しています



中間電動車 モハ211-2014



 中間電動車・モハ210-2014



下り・松本方先頭車 クハ210‐2011

従来の115系C編成では基本的に
トイレが編成中1か所でしたが
211系では2か所になりました

車両紹介は以上です

こんな感じでざっくり説明しました

実車の運用範囲が長野から立川までと
非常に広い車ですから、
多くの車両との組み合わせが
楽しめる車両です

古い模型なので、
細かい粗がありますが
値段を思えば十分ではないでしょうか

 

〇こぼれ話

シールを貼る際に屋根板を破損、
という失敗は先に述べました

実はそれ以外にも、
失敗がありました

よくよく中間車を見たら、

帯がかすれている箇所がありました

あちゃー、やってしまった

買った直後なら良かったのですが、
気づいたのが整備後

もう初期不良での交換はできません

結局、

破損した屋根の分を含め、
2両分のASSYボディを購入

色々と高くついてしまいました

これはきっと、
東急7000系を買わずに、
211系長野色に浮気した天罰だね

やれやれ…

以上です

関連記事
転用前の東海道線仕様の記事(書き途中)
コチラ

 中央東線の新型特急、KATO E353系の記事
コチラ


 

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