Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
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とかいいつつ模型ネタ多め

KATOの787系「つばめ」をASSYパーツでいじる(旧製品)

2019-06-10 01:20:56 | 鉄道模型-特急・急行形

2021年10月1日追記:787系「つばめ」が新しい仕様で発売されることが決まりました

 



旧製品は登場時の姿でしたが、
新仕様は前面に手すりが増設され、
サハシ787が3号車から5号車に移動した
1994年3月改正以後の姿になります。

また旧製品にはなかった「つばめ」仕様の
モハ786-200が新規に設定されます。
窓配置の違いから旧製品では改造しない限り
再現困難でしたからうれしい人も多いのでは?

まあ、何と言いますか。
全盛期が良いなら次の新製品、
いやいや、自分は登場時が欲しい、
というのなら旧製品ですね。

本日もご覧いただきまして、
誠にありがとうございます

主のKボーイです

我が家のNゲージはほとんどが本州の直流電車です

でも、意外なことに、JR九州の787系は持っています

ですが最近の仕様ではなく、



登場時の「つばめ」仕様です

今日は、その787系「つばめ」を
ASSYパーツでいじるお話です

※実は最初の画像は
既にいじった後の姿です

まず、KATOの787系「つばめ」は、
平成5年(1993年)に発売されました

実車が華々しく登場したのは、
その前年の7月であることから、
割と早い段階で製品化されました

私が持っているのは2001年ロットで、
「つばめ」仕様としては最終生産かと思われます

やはり古い製品で、現行製品である
「アラウンド・ザ・九州」仕様と比べると


・ヘッドライトがオレンジ色LED
・レンズカバーが省略されているので
ライトが窪んで見える


といった問題があります

そうなると、少しでも
現行水準に近づけたいですよね?

そこで、

ASSYパーツでグレードアップしましょう

購入したのは、
Z04-4644「クモロ787リレー レンズカバー」
4015-6G「クハ153 538ライトユニット」
の二つです

まずはライトユニットの交換
こちらは比較的簡単

床板を外して、
ライトユニットを引っこ抜いて
新しいものに交換するだけです



面倒なのがレンズカバーの取り付けです

まず

ライトケースをボディから外します

ライトケースを持ち上げるだけなので、
それほど難しくないです

次に外したライトケースを分解します

まず、テールレンズを外して、
それから蓋をはずします

蓋は割とツメが固いので、
破損に注意です


外したところ


何故、レンズカバーを取り付けるのに
ライトケースを分解する必要があるのか申しますと

レンズカバーが干渉する分だけ
ヘッドライトの導光材が短くなっているから

右が「つばめ」仕様
左が「リレーつばめ」仕様以降の導光材です

導光材を交換したら、あとは元に戻して
レンズカバーを外側から取り付けます

レンズカバーはゲート処理が
いい加減だと、上手くはまりません


ついでにライト回りも
濃いめのつや消し黒を薄く色差し

塗料はエナメル塗料を使用しています

取付が終わり、
車体を元に戻せば完成



仕上がりはこんな感じです

ライトレンズがちょっと浮いています

どうも、うまい具合に
平滑にはならないようです

現行品はどうなのかな?

もし、現行品が平滑だとしたら、
それは多少金型をいじった証拠でしょう

これで加工が終わりました

蛇足ながら、今度発売される
「アラウンド・ザ・九州」で
車端部床下機器が追加されるようです

「つばめ」仕様の場合、
製品状態では取付不可ですが、
KATOカプラー密連形Bタイプに
カプラー交換することで可能になります

それらを入手しましたら、
またアップグレードする予定です

さて、せっかくですし、
本体の説明もいたしますか



正式商品名が品番10-320
787系「つばめ」7両基本セット

車種構成は西鹿児島方から


1号車 クモロ787-2



2号車 モハ786-102



3号車 サハシ787-2



4号車 モハ787-2(動力車)



5号車 モハ786-2



8号車 モハ787-2



9号車 クモハ786-2
になります

製品状態のカプラーは
KATOカプラーのBタイプで、
オプションで密連形に交換可能です



7両でも十分楽しめますが、
それとは別に増結セットが存在し、
サハ787-102とサハ787-2の2両です

プロトタイプは当時の鹿児島運転所所属のT2編成で、
平成4年(1992年)7月の登場時から
平成6年(1994年)2月までの姿、
となり時代設定が割合限られるのが特徴です

787系という車両自体、
変遷が著しいというのもありますが、
それにしても、ずいぶんと短いですね

手元の資料を提示しながら
少し解説いたします


『JR電車編成表 94年夏号』より

まず平成6年3月のダイヤ改正で
ビュフェ車の位置が3号車から
5号車に移動するなど編成変更を実施しています

まあ順番を変えればいいじゃん

と言いたいところですが、


模型のサハシ787には堂々と
ロゴを兼ねた号車番号の「3」が
印刷されていて、どうにもなりません

実車はこの号車表示を消したようですね

また、T2編成の2号車は、
編成表をよく見るとモハ786-205

ところが模型では
 モハ786-102です

これはどうしたことか、と申しますと、
新製時は確かにモハ786-102でした


『JR電車編成表 94年夏号』より

ところが、資料が示す通り、
平成6年2月にT11編成のモハ786-205と
トレードが実施されています

バリアフリー対応で
トレードしたようです

さらに同年3月のダイヤ改正と同時に、
鹿児島から南福岡へと移動して、
7月には再び鹿児島に戻っています

何が言いたかったと申しますと、
KATO「つばめ」セットいうのは、
本来は787系デビュー時の仕様なんですね

私が持っているのは、
2001年ロットですが、当時のKATOが、
編成替えを知りつつ、登場時の方が良いから、
という理由でそのまま再生産したのか、
それとも何も知らずにやったのか

さて、どっちでしょうかね?

模型の話に戻ります




(先頭車の側面)
登場から25年以上経過しても
陳腐化しないデザインですね



細かいロゴの印刷は、
多少乱れが見受けられますが、
十分な仕上がりだと思います


(パンタグラフ周り)
配管やガイシは銀色で成型されています


(クーラー)

続いて付属品を見ていきます

3種類ありまして、

一つは屋上機器です

ランナー自体は251系と共通

787系で使うのは、
右の列車無線アンテナと
電話用アンテナになります

2つ目は


行先表示シールになります

シールの収録内容は
「つばめ 西鹿児島」「つばめ 博多」
「にちりんシーガイア 南宮崎」
「にちりんシーガイア 博多」
と号車表示になります

残り一つは、
付属品と言えるかどうか
極めて微妙ではありますが、


実車のパンフレットです

2001年の再生産品ですが、
パンフレットの内容は1993年当時のもの

2001年の時点で、
実車も変化しています

だから、正直なところ、パンフレットは
添付する必要ないと思われますが…

もしかしたら、パンフレット添付が
発売の条件だったかもしれませんね

こんな感じでまとめてみました

「アラウンド・ザ・九州」の名の通り
現在も九州全域で活躍する787系ですが、
やはり栄光の「つばめ」時代が懐かしい

かと言って、サハシ787を含んだ
「つばめ」セットを仮に発売するとして、
時代設定はいつにする?

どの編成にする?

そんな問題がつきまといます

下手にやると地雷を踏む

再生産は難しいのかな


以上になります

 

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