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のぼうの城

2012-12-25 21:04:07 | CINEMA(日本)
のぼうの城
'11:日本


◆監督:犬童一心「ゼロの焦点」「ジョゼと虎と魚たち」樋口真嗣「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」「日本沈没」
◆出演:野村萬斎、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、平岳大、西村雅彦、平泉成、夏八木勲、中原丈雄、鈴木保奈美、前田吟、中尾明慶、尾野真千子、芦田愛菜、市村正親、佐藤浩市


◆STORY◆天下統一目前の豊臣秀吉が、北条勢を攻めようとしている頃。周囲を湖で囲まれ「浮き城」の異名をもち、人々が平穏に暮らす武州・忍城には、領民から“のぼう様”と呼ばれ、誰も及ばぬ人気で人心を掌握する成田長親という城代がいた。やがて石田三成は、秀吉より預かった2万の兵を進め、忍城に迫ろうとする。武将に求められる資質を持たず、まさに“でくのぼう”のような長親は戦いを決意、たった500人の軍勢で迎え討とうとするが…。


戦国末期、豊臣秀吉、石田三成勢の2万人の大軍に屈せず、たった500名の兵で抗戦、勝利した実在の武将・成田長親の姿を描く時代劇です。

Nakajiは歴史の中で戦国時代が大好きです!!!
楽しみに見に行ってきました。

のぼう様こと成田長親が守る武州・忍城は500騎(農民を含めて2000人)の軍、対する石田三成率いる秀吉軍は20000人の大軍。
そりゃーーーあんた。。。戦う前から降伏するよって感じなんだけど、
のぼう様は傲慢な態度の長束正家に腹を立て戦います。

この映画をみて思ったのは、やっぱり人たらしに勝るものはないって感じだったな~
どんなに財や知恵をもっていっても、かなわないんだよな~
結局、人たらしは皆を自分に惹きつけ、自分優位に物事が進んでいくな~
それも厭味ったらしくじゃなくて、自然にみんながこの人のために動くんだよね~
秀吉は人たらしでみんなを寄せ付けるけど、石田三成はそれだけの魅力がないんだよね~
だから人も離れていく。。。
悪い人じゃないんだけど、天性のものだよな~って改めて思いました。

いやーーー飄々として誰からも愛される“智将”のぼう役の野村萬斎さん
成田家家老の“豪傑”正木丹波守役の佐藤浩市さんは本当に素晴らしかったよね~
萬斎さんの船の上での舞なんて、間違いなく素敵でしたね~

私はこの映画では、山田孝之君の大谷吉継が好きでした。
実際に大谷吉継は人気のある武将だよね~
義理人情に生き、散った大谷吉継・・・
だって負けるってわかってて友情だけで石田三成についたのは、彼だけなんじゃないかな??
この映画でもあったけど、暴走する石田三成に苦言をするのは大谷であり、
みんなが見捨ててさっていっても大谷は石田三成のもとにいるんだよな~
こういった人間は日本人は好きだよね。義理人情の男!!

しかし長いかなって思っていた映画も、萬斎さんがすばらしくて入り込みながら見ました。
水責めのシーンは迫力もあり素晴らしかったと思います。

最後のほうで成田長親と石田三成が対面したときに、
石田三成のほうがやはり常識があり、ちゃんと人を尊重しているんだよね~
こういったシーンは実際にあったのか知らないけど、
石田三成もすてたもんじゃないのにな~って改めて思いました。

あーーーなんか司馬遼太郎さんの本読みたくなったな~

Nakajiの満足度  ★★★★(4.0)  劇場鑑賞 79 作目
『のぼうの城』オフィシャルブック
著訳編者表示なし
角川書店(角川グループパブリッシング)

のぼうの城オリジナル脚本完全版
和田 竜
小学館


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