ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
'11:米
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◆原題:EXTREMELY LOUD AND INCREDIBLY CLOSE
◆監督:スティーヴン・ダルドリー「リトル・ダンサー」「愛を読むひと」
◆出演:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン
◆STORY◆9.11同時多発テロで最愛の父トーマスを亡くした少年オスカー。その死に納得できないまま一年が経ったある日、父のクローゼットで見覚えのない一本の鍵を見つけると、その鍵で開けるべき鍵穴を探す計画を立てる。かつて父と楽しんだ“調査探索ゲーム”のように。悲しみで抜け殻のようになった母に失望したオスカーは、父が遺したはずのメッセージを求めて、祖母のアパートに間借りする老人を道連れに旅に出る。
大好きな父親を9.11のアメリカ同時多発テロで亡くした少年が、
父親の残した鍵の謎を探すべくニューヨーク中を奔走する姿を描く感動ドラマです。
これってジョナサン・サフラン・フォアのベストセラー小説なんだね。
いやーーーーーこの映画Nakajiはかなり好きでした。
大好きな人を突然に亡くしてしまい自分はどういきていかなければいけないか。。。
この子供にとってはそれはとっても受け入れがたい事実だよね。
大人だって受け入れたくないというか現実逃避したい事実だとおもう。
だって遺体すらないんだよ。空っぽの棺で行われる葬儀なんてさあ・・・
この子供に受け止めれっていうほうが無理でしょって思ってしまうよね。
父のクローゼットから発見した1つの鍵と謎めくメモに父からの指令と思い、
必死に探し求めるところはなんとも言えない気持ちになったな~・・・
またマックス・フォン・シドーがいいんだよね~
無言なんだけどなんかあったかくてなんかよかったな~
この人だからこそ、少年の取り返しがつかない本当の苦悩がみえてきたんだろうな~
もーーね、サンドラ・ブロックがまたよくてね~
最後は涙がとまらなかったな~母が子を思う気持ち。
本当は心配で心配でたまらないのに、ここを乗り切らないと明日への1歩ができない。
だから何も言わずに寄り添っていたんだよね~
最悪の悲劇を現実とちゃんとうけとめて、生きているものは、
その悲しみを乗り越えて明日を生きていかなくてはいけない。。。
遺族たちは現実は本当に厳しく苦悩の上生きていっているんだろうな~
って改めて感じた作品でもあったな~
Nakajiの満足度 ★★★★(4.0)劇場鑑賞12作品目
![]() | ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産) |
トム・ハンクス,サンドラ・ブロック,トーマス・ホーン,マックス・フォン・シドー,バイオラ・デイビス | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
![]() | ものすごくうるさくて、ありえないほど近い |
近藤 隆文 | |
NHK出版 |
>最悪の悲劇を現実とちゃんとうけとめて、生きているものは、
>その悲しみを乗り越えて明日を生きていかなくてはいけない。。。
のメッセージは、強く感じました。
マックス爺さんのあじのある雰囲気なんか、ホントお見事。
助演賞を争ったプラマーの「人生はビギナーズ」を見て来たばっかりですが、アタシはマックスさんに軍配だわ。
今日、観てきた「ももへの手紙」も、そうでした。みんな現実が辛いのかなあ。
なんか泣けました。
みんな現実逃避したいんですよ!!
なんもよくならない社会からね~