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印刷機(2)

 新しい印刷機がやって来た。その名も「リソグラフRZ330」、シンプル操作の高速デジタル印刷機と銘打ってある。拡大縮小ができて印刷が速くて耐久性があればいい、という私の要望に答えた機械だ。(それとリース代を安く・・)


 1週間前に買い替えを決めたが、新しい機械では今までの機械の消耗品を使えなくなってしまうので、あるだけ全部使い切ってしまおうと、せっせと印刷に励んできた。もちろん機械の調子はよくないので、1枚印刷するのにあれこれ手間取って、やたら疲れた。印刷台紙のマスターで手を真っ黒にしながら、ただただ勿体無いという欲だけで必死の一週間だった。そのお陰で、大量の印刷を一気に済ますことができたので、期末試験対策プリントをいつもより早く生徒に渡せたのはラッキーだった。これで生徒たちが勉強に励んでくれれば申し分ないのだが、どうだろう。

 リソグラフの印刷機はこれで4代目となる。昼一番で納入に来ると連絡があったので、午前中は古い機械の掃除をした。「長い間ご苦労様」とねぎらいの言葉を掛けながら、久しぶりに雑巾がけまでした。最後はヨタヨタになってしまった機械だが、今までで一番丈夫だった。6年苦楽をともにしてきたかと思うと、サヨナラするのは少々寂しかったが、そんな感傷にふける間もなく、新しい機械を持って運送業者がやって来た。
 機械の入れ替えが終わって運送業者が帰った後、リソーの販売員が試し刷りのために何か原稿を貸してくれと言う。それじゃあ、と昨日最後に印刷したテスト用紙の残りを印刷してもらおうと思って探したがない。「あれ?」とあちこち探したが見つからない。「ひょっとしたら古い印刷機の読み取り面に置いたままじゃないか・・」と思いついた。それを販売員に伝えたら、慌てて連絡を取ってくれた。しばらく待つと、「見つかったから戻ります」と返事があった。「やっぱり」と、大事なテスト用紙なので、ほっとしたが、大事なものならもっとちゃんとしておけと、相も変らぬいい加減さには自分ながら呆れてしまった。
 運送業者が親切にも届けてくれた時、「すみませんでした」と何度も頭を下げたが、本当に余計な仕事をさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
 その後、販売員が使い方の説明をしようとしたが、さすがに使い方はもう熟知しているので、私が疑問に思うことをいくつか質問して細かな説明は省略してもらった。最後に届けられたテスト用紙を試し刷りして、「今までの解像度は400dpi だったのが新しい機械は 600dpi になりましたから、仕上がりはきれいですよ」と強調したが、出来上がったものを見てもさほどの違いは感じられなかった。新しいから印刷が鮮明なのは当たり前なんだろうけど、一応比べてみた。

  

 左の古い機械で印刷したものはインクのかすれがところどころにあるが、右の新しい機械のものはかすれは見つからない。数学のプリントを印刷すると、+か-か÷かがかすれて見えなくなって生徒たちから質問されることが時々あったが、これからはそういったことがなくなるかもしれない。新しく買い換えたメリットはこれから少しずつ実感できるだろう。
 なんにせよ、新しい印刷機には末永く元気に頑張ってほしいと願っている。

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« 陽光を浴びて イマイチ・・ »
 
コメント
 
 
 
コピー機が (竜虎の母)
2007-11-27 00:37:18
修理部品の在庫が尽きたらしく、風前の灯火です。
FAXやパソコンと繋がる複合機にするべきか・・。

でも、単にコピーだけ出来る機械で十分ことたりるのですけどね。
ペーパーレスにイマイチ不安を感じる世代の戯言なのかもしれませんが。

 
 
 
母さん (塾長)
2007-11-27 01:36:37
新しい印刷機、仕上がりはきれいで文句は何もありませんが、印刷するときの機械の音がやたらうるさくて仕方ありません。
先日書類を取りに来た販売店のおっさんに、「音がうるさいですね」と文句を言ったところ、「高い機械じゃないですから」と当たり前だと言わんばかりの口調でした。
確かに、リース代を安くしろとは言いましたが、安っぽい機械にしろとは言っていないので、少々カチンときました。
でも、「丈夫な機械ですから大丈夫ですよ」、と慰めてくれたのでそれ以上文句を言うのは止めました。




複合機は機能をこなしきれません。
私には無理ですねえ・・。
 
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