「いや、過去を書き換えちゃいけないよなーって、なんかなぁなぁに決めてやってきたけどよ。そんなルール誰が決めたんだよ。過去に戻るって行為がそもそも反則じゃねえか。その上でレールの上を走る連中を傍観しろって方が脳みそ狂ってら……」とりあえず、タイムパラドックスなんか気にせず、気にくわない相手はぶっ殺して、助けたい人は助けようとシュテンは開き直った。
シュテンはなぜか１万人が押しかけるコンサートホールにいた。
魔王軍の四天王にして魔界一のアイドル、ユリーカのライブ会場に立っていて、ピンクのタオルを首にかけ、光る不思議な棒を局に合わせて振り回していた。
そしてその隣でかけ声をかけながらシュテンに厳しく指導するのは、“秤”のレックルス。同じく四天王が一である……。
天衣無縫の妖鬼シュテンの浪漫紀行……というか奇行譚。
さりげない会話のやりとりもボケとツッコミで軽妙なメリハリが利いていて、コメディーベースの人情劇という、なんというかファンタジー界の素浪人シリーズ？
男二人旅ではなく、相方が妖狐だったり魔女だったり堕天使だったりと、その都度美女美少女と切り替わるのが今風か。
【グリモワール× リバース#03】【転生鬼神浪漫譚】【藍藤遊】【エナミカツミ】【カドカワＢＯＯＫＳ】【破天荒な妖鬼の爽快・浪漫譚】【モンスター転生】【タイムトリップ】【過去改変】【魔界二丁目】
