日本ユーラシア協会広島支部ニュース 2018年4月24日
【県連総会が開催されました】
日時:4月13日金曜日 13時30分〜16時 場所:呉市阿賀まちづくりセンター第1会議室
内容:「記念行事」13時30分〜14時 2017年10月ボルガクルーズ合唱交流の旅のビデオ上映
「会議」14時〜 ① 2017年度総括と2018年度活動方針 ② 2017年度決算と2018年度予算案
【全国総会、3月24日25日水戸市 第2報】[第56回全国総会宣言]
世界の多極化が進むなかで、隣国ロシア、中央アジアはじめ広大なユーラシア地域は、経済的に、政治的に、そして文化的にも沸き立っています。そこに暮らす人びとも新たに活気づいています。
日本ユーラシア協会は長年、平和・人権・民主主義の理念にもとづき、ユーラシアの人びとと、草の根の文化交流、相互理解、友好親善の活動を展開してきましたが、まさに今日こそ、そうした平和と友好の輪を楽しく、豊かに広げていく絶好の機会になっています。
茨城県水戸市で初めて開催された協会第56回全国総会は、延べ100人を超える参加者が活発に議論し、豊かな活動方針を決め、創立61年目の新たな一歩を踏み出しました。
協会創立以来の悲願である日ロ平和条約締結については、早期の締結を希求する立場から、日ロ両国の国民世論および政府に積極的に働きかけていきます。日本、ロシア、中国、韓国、北朝鮮を含む北東アジアの平和、非核についても、話し合いによる解決を求めて、世論喚起に努力します。
昨年国連で採択された核兵器禁止条約の署名、発効に向けた働きかけに取り組みます。憲法9条は、引き続き平和の要として大事であるとの立場から、これを擁護していきます。
今夏のキルギス・カザフ平和フォーラム文化交流の旅はじめ多彩な交流プロジェクトを成功させましょう。
協会が抱える喫緊の課題は、会員拡大と世代的継承です。会員拡大では、協会の意義と魅力をあらゆる機会に多くの人に語るとともに、本部、連合会、支部が会員拡大の担当者を配置して独自追求の手立てをとり、「3000人会員」をめざしましょう。各地で青年部の活動を活性化し、しっかりした青年委員会を確立するのは重要な課題です。今年9月に大阪で開催する第5回全国青年交流集会を大きく成功させましょう。
2018年3月25日
日本ユーラシア協会第56回全国総会in水戸
[全国総会関連企画 協会18年度目玉企画 キルギス・カザフ 平和フォーラム・文化交流の旅]引き続き参加者を募集しています。◇旅行参加費(予価)27万円 【旅程(案)】2018年8月28日~9月7日
●8/28(火)《空路》成田13:20発→仁川→アルマトイ21:55 着(カザフ2泊)●8/29(水)セミパラチンスク核実験開始69周年、閉鎖27周年反核対話集会●8/30(木)アルマトイ18:00発 アスタナ航空109便→ビシュケク18:55着(キルギス7泊)●8/31(金)キルギス独立記念式典に参加●9/1(土)日本キルギスフォーラム「グローバル時代における平和と協力」開催●9/2(日)「第3回世界遊牧民競技大会」(遊牧民オリンピック)開会式会場 イシククル湖畔(チョルポン・アタ市)●9/3(月)~ 9/5(水)オリンピック観戦、遊牧民村訪問 日本人抑留者建設サナトリウム訪問、キルギス温泉、イシククル湖での水浴●9/6(木)ビシュケク19:55発 アスタナ航空110便→アルマトイ20:45着 アルマトイ23:10発 アシアナ航空578便→●9/7(金)仁川07:50着 仁川09:00発アシアナ航空102便→成田11:20着 参加申込好評受付中!関心がある方もお気軽に下記までお問合せ下さい。主催:日本ユーラシア協会 TEL:03-3429-8231 Email:info@jp-euras.org FAX:03-3429-8233 広島県連は、7月呉支部のウズベク・カザフ旅行、8月本部のキルギス・カザフ旅行の両方に取り組みます。
【ユーラシア旅行・旅行説明会の開催について】日時:6月1日時刻未定。お昼時です。場所:東広島市黒瀬町 賀茂クラフトにて。ⅰ)ウズベキスタン・カザフスタン旅行 2018年7月9日より14日間 呉支部主催・県連後援 電話 080-5610-9751(藤井)Fax 0823-42-4337 ⅱ)カザフスタン・キルギスタン旅行 2018年8月28日よりフォーラムとして開催されます。本部主催・県連後援 参加希望の方は早めに本部または広島支部に申し込んで下さい。支部電話080-5505-4872
【広島市政功労表彰式】2018年4月2日11時より広島市役所2階講堂で開催されました。
【第71回ロシア語能力検定試験】2018年5月27日日曜日午前・午後 内容 4級3級 広島会場 安芸区民文化センター 3階音楽室(736-8509 広島市安芸区船越南三丁目2番16号)(地図参照)締め切り間近。詳しくは、http://www.tokyorus.ac.jp/kentei/schedule.html
【2018ひろしまフラワーフェスティバルに参加します 】2018年5月3日4日5日 平和大通り、平和公園ブロック。地図の24番、「ユーラシア諸国文化のひろば」です。
[ステージ名:カザフスタン留学生によるカザフスタンの歌]
日時:5月5日15:30~16:00(30分間)場所:すみれステージ(白神ブロック)団体名:ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト 出演者:アイーダ・マクハノワさん (カザフスタン留学生、山陽女学園高等部1年)友情出演:道田涼子さん(元劇団四季、現在、広島で演奏活動、合唱指導)その他子どもたち数名(ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト スタッフ )進行内容:紹介 自己紹介 歌唱①アタメケン(3:51) 歌唱② カザフエリ(カザフスタン)(4:06) インタビュー 本人と道田さん 歌唱③手をつなごう(3:42)歌唱④小さな世界 (2:12)
【広島憲法集会】5月3日 ①13時~ハノーバー庭園 記念講演 講師 仲村未央さん(沖縄県議会議員) 田村順玄さん(岩国市議)デモ14:45 ②15時広島県民文化センター マイライフ マイ憲法 石口俊一さん(弁護士) 憲法ミュージカルNo.25
【全国総会発言】セミパラチンスク、チェリャビンスク、福島に学ぶ広島の取り組み 広島支部 黒川冨秋(後半)
一方、アメリカの核独占、使用に対抗する形で核兵器開発を進めたソビエトは1949年8月29日にセミパラチンスク核実験場で第1回の原爆実験を行った。450回を越える核実験は周辺地域に深刻な放射能被害をもたらした。カザフ民族主義と反核の流れの中で、1989年2月26日、全ソ人民代議員選挙のテレビ番組で立候補演説のためテレビカメラの前に立った詩人でカザフ作家同盟第一書記のオルジャス・スレイメノフさんは、用意した原稿をポケットにしまい込み、即興で視聴者に呼び掛け始めた。ネバダ・セミパラチンスク反核運動の始まりだった。この運動は広島での反核運動に影響を与えた。1989年8月29日には当時のナザルバエフ第一書記によって核実験場閉鎖宣言、2年後、世界第4位の核兵器廃棄と共に核実験場は閉鎖された。1991年のソビエト解体の後、セミパラチンスクでの悲劇は少しずつ明らかになってきた。研究者の現地調査が始まり、原水禁団体間の交流も行われた。セミパラチンスク核実験場における核実験による被害者たる市民の社会的保護に関するカザフスタン共和国の法律(1992年12月18日) には広島・長崎の被爆者援護法の内容が反映されている。1998年、日本ユーラシア協会会員(広島支部、呉支部)、市民、行政関係者によって、セミパラチンスク核被害者救援、連帯交流、留学生招聘を目的とした市民団体ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトも発足した。カザフスタンを始めとする中央アジア諸国の核兵器廃絶の取組はアルマアタ宣言(1991年12月21日)を経てセミパラチンスク条約(2006年)が成立として結実し、8月29日はUN反核の日となった。広島支部、県連ではNPT再検討会議にあわせて広島原爆資料館と連携してロシア各都市への広島原爆写真の送付、呉支部・神奈川県連と連携してのハバロフスクでの原爆展を開催、チェリャビンスク核被害者との交流などに取り組んだ。
福島原発事故に伴い2011年3月11日に発令された「原子力緊急事態宣言」は現在も発令されたままである。
特筆すべきは2016年11月9日にはカザフスタン共和国ナザルバエフ大統領を市民と共に「反核歌ザマナイ」でお迎え出来たことである。2017年7月7日核兵器禁止条約の採択の意義を確認したい。
【県連総会が開催されました】
日時:4月13日金曜日 13時30分〜16時 場所:呉市阿賀まちづくりセンター第1会議室
内容:「記念行事」13時30分〜14時 2017年10月ボルガクルーズ合唱交流の旅のビデオ上映
「会議」14時〜 ① 2017年度総括と2018年度活動方針 ② 2017年度決算と2018年度予算案
【全国総会、3月24日25日水戸市 第2報】[第56回全国総会宣言]
世界の多極化が進むなかで、隣国ロシア、中央アジアはじめ広大なユーラシア地域は、経済的に、政治的に、そして文化的にも沸き立っています。そこに暮らす人びとも新たに活気づいています。
日本ユーラシア協会は長年、平和・人権・民主主義の理念にもとづき、ユーラシアの人びとと、草の根の文化交流、相互理解、友好親善の活動を展開してきましたが、まさに今日こそ、そうした平和と友好の輪を楽しく、豊かに広げていく絶好の機会になっています。
茨城県水戸市で初めて開催された協会第56回全国総会は、延べ100人を超える参加者が活発に議論し、豊かな活動方針を決め、創立61年目の新たな一歩を踏み出しました。
協会創立以来の悲願である日ロ平和条約締結については、早期の締結を希求する立場から、日ロ両国の国民世論および政府に積極的に働きかけていきます。日本、ロシア、中国、韓国、北朝鮮を含む北東アジアの平和、非核についても、話し合いによる解決を求めて、世論喚起に努力します。
昨年国連で採択された核兵器禁止条約の署名、発効に向けた働きかけに取り組みます。憲法9条は、引き続き平和の要として大事であるとの立場から、これを擁護していきます。
今夏のキルギス・カザフ平和フォーラム文化交流の旅はじめ多彩な交流プロジェクトを成功させましょう。
協会が抱える喫緊の課題は、会員拡大と世代的継承です。会員拡大では、協会の意義と魅力をあらゆる機会に多くの人に語るとともに、本部、連合会、支部が会員拡大の担当者を配置して独自追求の手立てをとり、「3000人会員」をめざしましょう。各地で青年部の活動を活性化し、しっかりした青年委員会を確立するのは重要な課題です。今年9月に大阪で開催する第5回全国青年交流集会を大きく成功させましょう。
2018年3月25日
日本ユーラシア協会第56回全国総会in水戸
[全国総会関連企画 協会18年度目玉企画 キルギス・カザフ 平和フォーラム・文化交流の旅]引き続き参加者を募集しています。◇旅行参加費(予価)27万円 【旅程(案)】2018年8月28日~9月7日
●8/28(火)《空路》成田13:20発→仁川→アルマトイ21:55 着(カザフ2泊)●8/29(水)セミパラチンスク核実験開始69周年、閉鎖27周年反核対話集会●8/30(木)アルマトイ18:00発 アスタナ航空109便→ビシュケク18:55着(キルギス7泊)●8/31(金)キルギス独立記念式典に参加●9/1(土)日本キルギスフォーラム「グローバル時代における平和と協力」開催●9/2(日)「第3回世界遊牧民競技大会」(遊牧民オリンピック)開会式会場 イシククル湖畔(チョルポン・アタ市)●9/3(月)~ 9/5(水)オリンピック観戦、遊牧民村訪問 日本人抑留者建設サナトリウム訪問、キルギス温泉、イシククル湖での水浴●9/6(木)ビシュケク19:55発 アスタナ航空110便→アルマトイ20:45着 アルマトイ23:10発 アシアナ航空578便→●9/7(金)仁川07:50着 仁川09:00発アシアナ航空102便→成田11:20着 参加申込好評受付中!関心がある方もお気軽に下記までお問合せ下さい。主催:日本ユーラシア協会 TEL:03-3429-8231 Email:info@jp-euras.org FAX:03-3429-8233 広島県連は、7月呉支部のウズベク・カザフ旅行、8月本部のキルギス・カザフ旅行の両方に取り組みます。
【ユーラシア旅行・旅行説明会の開催について】日時:6月1日時刻未定。お昼時です。場所:東広島市黒瀬町 賀茂クラフトにて。ⅰ)ウズベキスタン・カザフスタン旅行 2018年7月9日より14日間 呉支部主催・県連後援 電話 080-5610-9751(藤井)Fax 0823-42-4337 ⅱ)カザフスタン・キルギスタン旅行 2018年8月28日よりフォーラムとして開催されます。本部主催・県連後援 参加希望の方は早めに本部または広島支部に申し込んで下さい。支部電話080-5505-4872
【広島市政功労表彰式】2018年4月2日11時より広島市役所2階講堂で開催されました。
【第71回ロシア語能力検定試験】2018年5月27日日曜日午前・午後 内容 4級3級 広島会場 安芸区民文化センター 3階音楽室(736-8509 広島市安芸区船越南三丁目2番16号)(地図参照)締め切り間近。詳しくは、http://www.tokyorus.ac.jp/kentei/schedule.html
【2018ひろしまフラワーフェスティバルに参加します 】2018年5月3日4日5日 平和大通り、平和公園ブロック。地図の24番、「ユーラシア諸国文化のひろば」です。
[ステージ名:カザフスタン留学生によるカザフスタンの歌]
日時:5月5日15:30~16:00(30分間)場所:すみれステージ(白神ブロック)団体名:ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト 出演者:アイーダ・マクハノワさん (カザフスタン留学生、山陽女学園高等部1年)友情出演:道田涼子さん(元劇団四季、現在、広島で演奏活動、合唱指導)その他子どもたち数名(ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト スタッフ )進行内容:紹介 自己紹介 歌唱①アタメケン(3:51) 歌唱② カザフエリ(カザフスタン)(4:06) インタビュー 本人と道田さん 歌唱③手をつなごう(3:42)歌唱④小さな世界 (2:12)
【広島憲法集会】5月3日 ①13時~ハノーバー庭園 記念講演 講師 仲村未央さん(沖縄県議会議員) 田村順玄さん(岩国市議)デモ14:45 ②15時広島県民文化センター マイライフ マイ憲法 石口俊一さん(弁護士) 憲法ミュージカルNo.25
【全国総会発言】セミパラチンスク、チェリャビンスク、福島に学ぶ広島の取り組み 広島支部 黒川冨秋(後半)
一方、アメリカの核独占、使用に対抗する形で核兵器開発を進めたソビエトは1949年8月29日にセミパラチンスク核実験場で第1回の原爆実験を行った。450回を越える核実験は周辺地域に深刻な放射能被害をもたらした。カザフ民族主義と反核の流れの中で、1989年2月26日、全ソ人民代議員選挙のテレビ番組で立候補演説のためテレビカメラの前に立った詩人でカザフ作家同盟第一書記のオルジャス・スレイメノフさんは、用意した原稿をポケットにしまい込み、即興で視聴者に呼び掛け始めた。ネバダ・セミパラチンスク反核運動の始まりだった。この運動は広島での反核運動に影響を与えた。1989年8月29日には当時のナザルバエフ第一書記によって核実験場閉鎖宣言、2年後、世界第4位の核兵器廃棄と共に核実験場は閉鎖された。1991年のソビエト解体の後、セミパラチンスクでの悲劇は少しずつ明らかになってきた。研究者の現地調査が始まり、原水禁団体間の交流も行われた。セミパラチンスク核実験場における核実験による被害者たる市民の社会的保護に関するカザフスタン共和国の法律(1992年12月18日) には広島・長崎の被爆者援護法の内容が反映されている。1998年、日本ユーラシア協会会員(広島支部、呉支部)、市民、行政関係者によって、セミパラチンスク核被害者救援、連帯交流、留学生招聘を目的とした市民団体ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトも発足した。カザフスタンを始めとする中央アジア諸国の核兵器廃絶の取組はアルマアタ宣言(1991年12月21日)を経てセミパラチンスク条約(2006年)が成立として結実し、8月29日はUN反核の日となった。広島支部、県連ではNPT再検討会議にあわせて広島原爆資料館と連携してロシア各都市への広島原爆写真の送付、呉支部・神奈川県連と連携してのハバロフスクでの原爆展を開催、チェリャビンスク核被害者との交流などに取り組んだ。
福島原発事故に伴い2011年3月11日に発令された「原子力緊急事態宣言」は現在も発令されたままである。
特筆すべきは2016年11月9日にはカザフスタン共和国ナザルバエフ大統領を市民と共に「反核歌ザマナイ」でお迎え出来たことである。2017年7月7日核兵器禁止条約の採択の意義を確認したい。