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日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

セミパラチンスク核実験被害者救援団体DOM マイラ・アベノワさん 歓迎交流会

2025-07-23 01:36:17 | 日記
セミパラチンスク核実験被害者救援団体DOM マイラ・アベノワさん
歓迎交流会
 今年3月ニューヨークで開催された核兵器禁止条約締約国会議にも出席して世界の平和活動家と交流をした人権擁護活動家マイラ・アベノワさんをお迎えして、交流会を開催します。

 昨年9月に広島で開催の全国青年・女性集会(日本ユーラシア協会主催)参加がきっかけで、今夏、広島の市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」が来日招聘します。
 マイラさんは、核軍縮および平和問題に関する国際会議にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)と共に参加しており、2024年には「市民活動家オブ・ザ・イヤー」として「国民の愛する人」国家賞を受賞しました。
 セミパラチンスクにおける核実験の影響で身内を失ったマイラさんに、カザフスタンにおける核兵器廃絶運動の実態についてお話を聞き、またカザフスタンに関する関心を深めていただければと思います。
 歓迎会では日本の文化紹介アトラクションも予定します。
 カザフスタン人との友好交流を深めるため皆様のご参加をお待ちしています!
日時:7月29日(火)18:00~19:30
会場:東京ロシア語学院2階ホール 世田谷区経堂 1-11-2
https://www.tokyorus.ac.jp/map/gakuin-map.html
参加費:
※関係資料、プロフやサムサなどのカザフ料理と飲み物をご用意します。
日本ユーラシア協会会員1,000円、一般1,500円
◆ 参加ご希望の方は主催者まで下記必要事項をご連絡下さい。
① 参加者氏名 ② 所属(または肩書) ③ 連絡先(℡またはEmail)
※準備の都合上、7月25日(金)までにお申し込み下さるようお願いします。
主催 日本ユーラシア協会 世田谷支部
   Email euras-setagaya@kfa.biglobe.ne.jp


協力 日本ユーラシア協会 本部、女性委員会、日本カザフスタン交流センター●


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日本ユーラシア協会広島支部ニュース2025年6月30日

2025-07-09 19:47:40 | 日記
日本ユーラシア協会広島支部ニュース2025年6月30日
【ロシア語能力検定】次回第86回は025年10月25日(2級4級)、26日(1級3級)に実施されます。広島会場は広島市東区民文化センターです。※2024年7月10日(水)より、ロシア語能力検定試験過年度問題の音声問題を従来のCDでの提供から、MP3のストリーミング及びダウンロードによる無料提供となります。過去問題テキスト文及び従来の音声問題CDが必要な場合には、検定委員会に申し込んでください。
https://www.tokyorus.ac.jp/kentei/
【2025ひろしまフラワーフェスティバル】さる5月3日~5日、3日間、広島平和大通り緑地帯で「ユーラシア諸国文化のひろば」に参加しました。[写真上]

【田村虎之亮ベラルーシ・ルガンスク共同写真展】本と自由(広島県広島市西区横川3-4-14 )で5月9日~5月28日開催されました。[写真2番目]

【ミャンマー水かけまつり】
 5月18日10時30分~17時まで開催されました。会場はひろしまゲートパーク。
【ぺあせろべ2025】
 ①名称:国際交流フェスティバル 「ぺあせろべ2025」②開催日時:2025年10月5日(日) 午前10時~午後4時③開催場所:広島駅南口地下広場5月18日10時30分~17時まで
【被爆80年シンポジウム】
日時:8月2日(土)15:00~17:00 ※入場無料
会場:広島市留学生会館・2階大ホール(広島市南区荒神町1-1)
シンポジウムタイトル:「立ち上がるセミパラチンスクのヒバクシャたち」講演:マイラ・アベノバ(核実験被害者支援団体「DOM」代表)星 正治(広島大学名誉教授 ヒロセミ顧問)平岡 敬(ヒロセミ名誉会長)進行:小山 美砂 主催:ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト






※関連企画:せこへい美術館(ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト共催・日本ユーラシア協会広島支部後援)期間:2025年8月11日(月)~8月16日(土)会場:広島県民文化センター 開催時間:8月11日(月)15:00オープニング 期間中10:00~18:00 8月16日(土)13:00 「父と暮らせば」公演 15:00終了
【AI技術の消費電力のためのデータセンター(DC)】
 データセンター(DC)はデータの貯蔵・計算のための巨大コンピューターで構成される施設である。DCが先行する米国では電力を爆食することが問題になっている。
 先に発表された政府の第7次エネルギー基本計画では、「日本国内の総発電電力量は2022年1.00に対して40年は1.1~1.2であり1割から2割増加する」と聞いて疑問に思われる向きも多いと思われる。省エネルギー技術や人口減少を迎える時代であるのに何故と思う。電力量増加ではなく、減少のシナリオも想定されている。数字を引き出してみると、電力需要13年度(実績)0.99兆kWh、22年度(実績)0.90兆kWh、40年度(見通し)0.9~1.1兆kWh程度、発電電力量ではそれぞれ1.08兆kWh、1.00兆kWh、1.1~1.2兆kWh程度。
 単位[kWh]はキロワット時、[W]は蒸気機関の考案者ジェームス・ワットにちなんだ仕事率単位で、1秒[s]あたりのエネルギー(仕事量)や消費・生産電力の単位。仕事量の単位[J](ジュール)は102グラム[g]の蜜柑1個を1メートル[m]持ち上げる仕事に等しい。1[W]=1[J/s]、毎秒1ジュールの仕事をすれば仕事率1ワット。1[Wh](ワット時)は、1ワットの仕事率で1[h](時間)の間の
仕事量、1時間=60分=60×60秒=3600秒だから1[Wh]=3600[J]となる。1兆kWhと言われても感覚的にとらえにくい。
 人間が1日生活に必要な食料をエネルギーの単位で測ってみる。一日摂取カロリーは、成人男性では約2,000~2,650kcal[キロカロリー]、成人女性では、1,700~2,050kcalである。簡単のために2000kcalとしてみる。1[cal]=4.19[J]だから2000[kcal]=8380000[J]で、これを1日の時間の24×60×60秒=86400秒で割ると97ワット[W]。一人の人間の仕事率は約100[W]=約0.1[kW]となる。お茶碗1杯のごはんは150グラム、252キロカロリーに米粒3520粒があるとすると、米1粒は=71.6キロカロリー=300ジュールです。
 DCは27年までに全国で49の施設が計画されている。消費電力量は1施設で100万キロワット[kW]になるものもある。東電エリアでは37年には950万キロワットの需要も想定。ビジネスチャンスとする向きもあるが、廃熱や冷却水の確保など環境への負の影響も懸念される。検索エンジンや動画配信、クラウドサービスを世界で展開する米国のグーグルの場合、グーグルは、米振興企業のカイロス・パワーと、原発建設により35年までに50万キロワットの電力を調達することを契約した。同社は22年、日本で21年から24年までに計1000億円を投資すると表明した。23年春、千葉県印西市に自前のDCを建設した。グーグルはDC用地取得のために「Asa合同会社を」設立した。Asaは24年2月、和歌山県和歌山市の県の大規模企業用地「コスモパーク加太」東京ドーム8個分の土地を59億円で購入した。Asaはまた、三原市の2つの産業団地のうちの一つを58億円で23年12月に58億円で購入している。この工業団地は予定していた西川ゴム等が撤退したことにより「塩漬け土地」となっていたもの。
【イベント紹介】
① 8月6日 8・6ヒロシマ平和の夕べ 13:30開会 広島RCC文化センター7階
② 8月6日 8・6ヒロシマ平和へのつどい2025 17時 広島市市民交流プラザ北棟5階研修室ABC
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日本ユーラシア協会広島支部ニュース2025年4月30日

2025-06-12 09:39:01 | 日記
●日本ユーラシア協会広島支部ニュース2025年4月30日
【ロシア語能力検定】
 第85回は2025年5月25日、3級4級が実施されます。広島会場は広島市東区民文化センター2階ギャラリーです。https://www.tokyorus.ac.jp/kentei/
【2025ひろしまフラワーフェスティバル】今年5月3日~5日、3日間、広島平和大通り緑地帯での「ひろば(ブース)」(ユーラシア諸国文化のひろば)に参加します。参加出来る方はご連絡をください。


【田村虎之亮ベラルーシ・ルガンスク共同写真展】
 本と自由(広島県広島市西区横川3-4-14 )で5月9日~5月28日開催されます。開催時刻はご確認願います。

【ミャンマー水かけまつり】
 5月18日(日)10時30分~17時まで開催されます。会場はひろしまゲートパーク(旧広島市民球場)です。

【ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト総会】
 7月6日(日)11時~12時広島市まちづくり市民交流プラザ3階 

【第7次エネルギー基本計画と原発回帰】
 第7次エネルギー基本計画(全文85ページ)が2025年2月18日経済産業省から公表された。21年10月22日の第6次エネルギー基本計画(全文129ページ)と比べてどこが代わったのか?それぞれの計画での電源構成を見ると「30年度で原発20~22%、再生可能 エネルギー36~38%、火力36~38%」が「40年度で原発2割、再生可能エネルギー4~5割、火力3~4割」に変更された。「可能な限り原発依存度を低減」を削除して、原子力の「最大限活用」を明記、また再生可能エネルギーについても「最優先の原則」を削除している。第6次計画では、7ページ「東京電力福島第一原子力発電所事故を経験した我が国として」「原子力については安全を最優先し、再生可能エネルギーの拡大を図る中で、可能な限り原発依存度を低減する。」及び同25ページ「再生エネルギーに関しては、S+3E(註:安全性、安定供給、経済性、環境への適合)を大前提に、2050年における主力電源として最優先の原則の下で最大限の導入に取り組む。」との記述が第7次計画では、6ページ「再生可能エネルギーを主力電源として最大限導入する。その上で、今後も原子力を活用し続ける上では、安全性の確保を最優先とし、『安全神話』に陥って悲惨な事態を防ぐことができなかったという反省を一時たりとも忘れてはならない」及び同17ページ「再生可能エネルギーと原子力を共に最大限活用していくことが極めて重要となる。」となった。
  原子力発電への回帰の背景は何か? 
原発推進側の論理としては、24年8月2日の経済同友会意見書では、「供給側の取り組み (原子力)として、一次エネルギーを極力非化石エネルギーにシフトすることを基本として、エネルギーポートフォリオの中で安全性の認められた原子力を活用すべき?しかし、16年後の2040年以降原子力という選択肢を失う“断崖”が既に見えている?再稼働・リプレース・新設・核燃料サイクルなどを含め、統合された政策立案実行は、『待ったなし』の状況」を挙げている。大島堅一さんの資料によれば、日本の電源構成をみると、2023年度で再生可能エネルギーは22.9%、原子力は8.5%であることを考えると、原発2割を実現するには既設原発を全機再稼働させても、原発を新設しなければ不可能。原発再稼働、次世代革新炉(23年5月31日GX電源法)などの官民一体の原発依存体質から脱却し、社会資本としての電力・エネルギーへの認識が急務。
[参考資料:政府への原発推進の意見書]
国民民主党の玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)、浅野哲エネルギー調査会会長(衆議院議員/茨城5区)らは27日、首相官邸を訪れ、「第7次エネルギー基本計画に対する要請」を石破茂内閣総理大臣・武藤容治経済産業大臣に手渡し、意見交換を行った。本要請は、政府が策定を進める第7次エネルギー基本計画に対し、エネルギーの安全保障、電力の安定供給の確保および地球温暖化対策のための施策を盛り込むようよう求めるもの。詳細は添付の通り。冒頭、浅野エネルギー調査会長は「これからは電力需要が増えていく見通しである。一方、現場では震災時に中心となって支えていた40代の多くが退職を迎えている。技能の伝承を維持するためにも今こそ政治は判断を求められている」と述べた。申入れ終了後、記者団の取材に応じた玉木代表は「今回の要請のポイントは安全・安価・安定的な電力供給を確保するためにも、ありとあらゆる利用可能な電源を活かすことである。そのことが、今後の日本の産業の発展・賃上げにとっても不可欠である」と述べた。申入れには玉木代表、浅野議員の他、浜口誠政務調査会長(参議院議員/全国比例)、竹詰仁エネルギー調査会事務局長(参議院議員/全国比例)、浜野喜史選対委員長(参議院議員/全国比例)が参加した。
2024 年 11 月 27 日 
第7次エネルギー基本計画に対する要請(電力関連分野)国民民主党
第7次エネルギー基本計画の策定において、エネルギーの安全保障、電力の安定供給の確保および地球温暖化対策の観点から、下記の趣旨を基本計画に反映することを要請いたします。
                  記
〇エネルギー安全保障の観点からエネルギー自給率の向上を図りエネルギーを安全・安定・安価に確保すること 〇電力需要の大幅増加に対応すべく安定供給に必要な規模の供給力を確保し、それを支える人材の確保や技術の維持・強化、国産化など国内サプライチェーンを確保するためにもバランスあるエネルギーミックスを追及すること 〇安定供給の要である火力発電の高効率化、低炭素化、炭素貯留(CCS)を促進すること 〇安定供給とGXの実現を両立するために、再エネや原子力発電などの脱炭素かつ他国依存度の低い電源を最大限活用すること。その際「再エネ最優先」「原子力低減」といった二項対立的な電源の特定を行わないこと
〇原子力の必要性を明確にし、安全を前提とした原子力発電所の稼働とともに、建替え・新増設(SMR、高速炉、浮体式等含む)を明記すること。その際、費用回収の予見性確保及びファイナンスなどの事業環境の整備を行うこと 〇原子力発電の使用済み燃料の処理、処分を着実に進めること 〇原子力発電に関する規制機関の体制強化や審査の効率化により長期化している適合性審査を加速させること 〇新たな送電・蓄電技術や核融合技術の研究開発を進めること                     以上


【河井疑惑をただす会 2025年春の学習講演会】
 企業・団体献金禁止をテーマとした学習会が3月22日開催されました。その内容は次の通り。
[中国新聞2025年3月23日]
 企業・団体献金全面的に禁止を広島で上脇教授講演 企業・団体献金の全面的な禁止の必要性を訴える上脇教授 政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授(66)が22日、広島市中区の広島弁護士会館で講演した。企業・団体献金の在り方を巡る国会での論争に触れ、「個人の寄付に比べて影響力が大きい。政策がお金で買われる可能性がある」として全面的に禁止する必要性を説いた。上脇教授は、政治資金パーティーの券の購入が事実上の企業・団体献金になっていると指摘。パーティー収入の金額は収入の金額が政治資金収支報告書に載るものの、「誰がお金を出しているかまではチェックできない。裏金が簡単に作れてしまう」と抜本的な改革を訴えた。会場の質問に答える形で、石破茂首相による国会議員への商品券配布の問題にも言及。金品などの配布が歴代の自民党政権で慣行だった疑いがある点から「石破首相は私費だとするが、内閣官房報償費(機密費)が使われた可能性が高い」との見方を示した。市民団体「河井疑惑をただす会」が主催し、約120人が聴いた。(伊藤友一)






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日本ユーラシア協会広島支部ニュース2025年3月31日

2025-06-12 09:01:03 | 日記
日本ユーラシア協会広島支部ニュース2025年3月31日
【ロシア語能力検定】
第85回は2025年5月25日、3級4級が実施されます。広島会場は広島市東区民文化センターです。
https://www.tokyorus.ac.jp/kentei/
【2025ひろしまフラワーフェスティバル】 
 今年5月3日~5日、3日間、広島平和大通り緑地帯での「ひろば(ブース)」(ユーラシア諸国文化のひろば)に参加します。

【田村虎之亮写真展】
 愚者の歌 Гомель(ゴメリ)会場:本と自由(広島県広島市西区横川3-4-14 )3月4日~3月31日 開催されました。

【カクワカ広島核禁会議報告】
 核兵器禁止条約(TPNW)第3回締約国会議(3MSP)に参加された、田中美穂さん、瀬戸麻由さんの渡航報告会が、3月28日ハチドリ舎で開催されました。
●はじめに 3MSPの概要 渡航の目的 現地での活動、印象に残ったこと これから Q&A、感想シェアー おわりに●期間2025年3月3日~7日 ニュ-ヨーク国連本部 参加国と地域56 オブザ-バー31 ●主な議題 TPNWの普遍化 人道的・環境的視点の協調 ウイーン行動計画の実施状況 科学諮問グループの報告 軍縮におけるジェンダー視点の強化 被締結国との対話
●ポイント 条約6条7条(被害者救援) 核抑止論に対する締約国の合意:「核兵器は、核兵器を保有しているか、核抑止論に賛同しているか、核抑止論に断固反対しているかにかかわらず、すべての国の安全保障、ひいては国家の存立を脅かすものである。」「核抑止力は、すべての人の生存を脅かす核のリスクの存在そのものを前提にしている。●森本真治議員の本会議での発言「限定的核使用」というものがありうるかどうか。今も「誰が救済すべき被爆者か」という議論が続いている広島・長崎の現状を報告。「黒い雨」2世3世への影響にも言及。

【8月6日の平和公園入場規制撤回を求める】
  広島ジャーナリスト通信2025年3月31日 16:35より
 日本ジャーナリスト会議広島支部は3月31日、広島市に平和公園で昨年8月6日に行った入場規制をしないように要請しました。広島市側は市民活動推進課の課長が対応、申し入れ書を渡してポイントを説明、後日に市民と話し合う場を持つように要請しました。
広島市長 松井一實様  平和公園の入場規制の撤回を求めます
2025年3月31日 日本ジャーナリスト会議広島支部 代表 沢田正
 私たちは、2024年8月6日に開催された広島平和記念式典において、何ら法的根拠もなく、平和公園全域に入場規制が行われたことに改めて抗議し、今年は絶対にこのような規制を行わないことを強く要求します。また、被爆80年の8・6に何をなすべきか、市民の意見を聞く場を設けるように求めます。
 私たちは昨年の8月6日未明から原爆ドーム周辺を取材しました。一部団体と警備陣の間で一時的な騒乱はありましたが、式典に影響を及ぼすものではありませんでした。騒乱はむしろ市側の過剰な警備が原因のように思えます。さらに、原爆ドーム一帯を含む公園全域が入場規制されたため、戒厳令下のような異様な光景が各所で見られました。年老いた遺族のなかには、早朝のお参りをあきらめた人もおられました。また、規制のやりすぎで式典参列者席には500もの空席ができました。
 昨年の入場規制は、式典会場ではない原爆ドーム周辺を含む平和公園内全域に拡大され、入場口で手荷物検査や金属探知検査を行い、拡声器のみならず、横断幕やビラの持ち込みも禁止されました。検査に応じない場合や指示に従わない場合は、入場させないという強圧的なものでした。そのため、規制時間の午前5時から9時まで、市民は例年行ってきた平和公園内での自由な表現行為を行うことができませんでした。
広島弁護士会は会長声明で、「表現の自由及び信教の自由を侵害するものであり、民主主義の根幹を揺るがす恐れがある上、そもそも法的根拠を何ら有しないものである」と厳しく批判しています。
 私たちは米国によって原爆が投下された8月6日は、亡くなった家族・親族を静かに追悼したいという被爆者、ご遺族の気持ちを尊重します。しかし、世界各地で戦争が起こり、大国の指導者たちが核兵器による威嚇をしている今の世界情勢のなかで、広島市は世界に向けて、より強く戦争反対、核戦争を絶対に起こすなと、市民ともども訴えなければならないと考えます。
平和公園への入場規制は、これに逆行するものです。時の首相にデモ隊の大声を聞かせたくないということが、もしも規制の本当の理由とすれば、それこそ憲法違反の極みです。先の戦争は、自由な言論が抹殺され、私たちの先輩たちは大本営発表を一方的に報じました。日本ジャーナリスト会議は、戦争のため二度とペンやカメラを取らないと決意して発足しました。平和公園の入場規制は、再び戦争の道に進む兆候のように私たちは感じます。この危惧が現実にならないように、広島市の決断と行動を求めます。

【ミャンマー大地震の被害を救援する緊急募金】
  2021年に起きた軍事クーデター以降、ミャンマーでは「公的機関」がまともに機能していない現状があります。人々に直接届く民間NGOなどへの寄付をお勧め致します。震源地に近いマンダレー近郊の街からの情報によれば、多くの家屋が倒壊した中、人々は助け合い、医療品や食料を隣人とシェアしながら、難を凌いでいるとのことです。※お勧めの義援金送付先(広島ミャンマーコミュニティとつながりあり、88年クーデターから支援を継続するNGO)【日本ビルマ救援センター】①りそな銀行 金剛(こんごう)支店 口座番号:普 6553928 名義:日本ビルマ救援センター②ゆうちょ銀行 記号:14050 番号:75218071 なまえ :シャ)ニホンビルマキュウエンセンター

【2025平和といのちと人権を!5・3ヒロシマ憲法集会】
 記念講演:藤原 辰史(ふじわら たつし)さん(京都大学人文科学研究所教授)演題:「非道の時代の平和論」-食の歴史学のアプローチ 5月3日(土・祝)13時30分~16時00分 場所 ①広島県民文化センターホール ②労働会館「みやび」オンライン(福山)










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日本ユーラシア協会広島支部ニュース2025年3月31日

2025-06-12 09:01:03 | 日記
日本ユーラシア協会広島支部ニュース2025年3月31日
【ロシア語能力検定】
第85回は2025年5月25日、3級4級が実施されます。広島会場は広島市東区民文化センターです。
https://www.tokyorus.ac.jp/kentei/
【2025ひろしまフラワーフェスティバル】 
 今年5月3日~5日、3日間、広島平和大通り緑地帯での「ひろば(ブース)」(ユーラシア諸国文化のひろば)に参加します。

【田村虎之亮写真展】
 愚者の歌 Гомель(ゴメリ)会場:本と自由(広島県広島市西区横川3-4-14 )3月4日~3月31日 開催されました。

【カクワカ広島核禁会議報告】
 核兵器禁止条約(TPNW)第3回締約国会議(3MSP)に参加された、田中美穂さん、瀬戸麻由さんの渡航報告会が、3月28日ハチドリ舎で開催されました。
●はじめに 3MSPの概要 渡航の目的 現地での活動、印象に残ったこと これから Q&A、感想シェアー おわりに●期間2025年3月3日~7日 ニュ-ヨーク国連本部 参加国と地域56 オブザ-バー31 ●主な議題 TPNWの普遍化 人道的・環境的視点の協調 ウイーン行動計画の実施状況 科学諮問グループの報告 軍縮におけるジェンダー視点の強化 被締結国との対話
●ポイント 条約6条7条(被害者救援) 核抑止論に対する締約国の合意:「核兵器は、核兵器を保有しているか、核抑止論に賛同しているか、核抑止論に断固反対しているかにかかわらず、すべての国の安全保障、ひいては国家の存立を脅かすものである。」「核抑止力は、すべての人の生存を脅かす核のリスクの存在そのものを前提にしている。●森本真治議員の本会議での発言「限定的核使用」というものがありうるかどうか。今も「誰が救済すべき被爆者か」という議論が続いている広島・長崎の現状を報告。「黒い雨」2世3世への影響にも言及。

【8月6日の平和公園入場規制撤回を求める】
  広島ジャーナリスト通信2025年3月31日 16:35より
 日本ジャーナリスト会議広島支部は3月31日、広島市に平和公園で昨年8月6日に行った入場規制をしないように要請しました。広島市側は市民活動推進課の課長が対応、申し入れ書を渡してポイントを説明、後日に市民と話し合う場を持つように要請しました。
広島市長 松井一實様  平和公園の入場規制の撤回を求めます
2025年3月31日 日本ジャーナリスト会議広島支部 代表 沢田正
 私たちは、2024年8月6日に開催された広島平和記念式典において、何ら法的根拠もなく、平和公園全域に入場規制が行われたことに改めて抗議し、今年は絶対にこのような規制を行わないことを強く要求します。また、被爆80年の8・6に何をなすべきか、市民の意見を聞く場を設けるように求めます。
 私たちは昨年の8月6日未明から原爆ドーム周辺を取材しました。一部団体と警備陣の間で一時的な騒乱はありましたが、式典に影響を及ぼすものではありませんでした。騒乱はむしろ市側の過剰な警備が原因のように思えます。さらに、原爆ドーム一帯を含む公園全域が入場規制されたため、戒厳令下のような異様な光景が各所で見られました。年老いた遺族のなかには、早朝のお参りをあきらめた人もおられました。また、規制のやりすぎで式典参列者席には500もの空席ができました。
 昨年の入場規制は、式典会場ではない原爆ドーム周辺を含む平和公園内全域に拡大され、入場口で手荷物検査や金属探知検査を行い、拡声器のみならず、横断幕やビラの持ち込みも禁止されました。検査に応じない場合や指示に従わない場合は、入場させないという強圧的なものでした。そのため、規制時間の午前5時から9時まで、市民は例年行ってきた平和公園内での自由な表現行為を行うことができませんでした。
広島弁護士会は会長声明で、「表現の自由及び信教の自由を侵害するものであり、民主主義の根幹を揺るがす恐れがある上、そもそも法的根拠を何ら有しないものである」と厳しく批判しています。
 私たちは米国によって原爆が投下された8月6日は、亡くなった家族・親族を静かに追悼したいという被爆者、ご遺族の気持ちを尊重します。しかし、世界各地で戦争が起こり、大国の指導者たちが核兵器による威嚇をしている今の世界情勢のなかで、広島市は世界に向けて、より強く戦争反対、核戦争を絶対に起こすなと、市民ともども訴えなければならないと考えます。
平和公園への入場規制は、これに逆行するものです。時の首相にデモ隊の大声を聞かせたくないということが、もしも規制の本当の理由とすれば、それこそ憲法違反の極みです。先の戦争は、自由な言論が抹殺され、私たちの先輩たちは大本営発表を一方的に報じました。日本ジャーナリスト会議は、戦争のため二度とペンやカメラを取らないと決意して発足しました。平和公園の入場規制は、再び戦争の道に進む兆候のように私たちは感じます。この危惧が現実にならないように、広島市の決断と行動を求めます。

【ミャンマー大地震の被害を救援する緊急募金】
  2021年に起きた軍事クーデター以降、ミャンマーでは「公的機関」がまともに機能していない現状があります。人々に直接届く民間NGOなどへの寄付をお勧め致します。震源地に近いマンダレー近郊の街からの情報によれば、多くの家屋が倒壊した中、人々は助け合い、医療品や食料を隣人とシェアしながら、難を凌いでいるとのことです。※お勧めの義援金送付先(広島ミャンマーコミュニティとつながりあり、88年クーデターから支援を継続するNGO)【日本ビルマ救援センター】①りそな銀行 金剛(こんごう)支店 口座番号:普 6553928 名義:日本ビルマ救援センター②ゆうちょ銀行 記号:14050 番号:75218071 なまえ :シャ)ニホンビルマキュウエンセンター

【2025平和といのちと人権を!5・3ヒロシマ憲法集会】
 記念講演:藤原 辰史(ふじわら たつし)さん(京都大学人文科学研究所教授)演題:「非道の時代の平和論」-食の歴史学のアプローチ 5月3日(土・祝)13時30分~16時00分 場所 ①広島県民文化センターホール ②労働会館「みやび」オンライン(福山)










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