日本ユーラシア協会広島支部のブログ

本支部は、日本ユーラシア地域(旧ソ連邦)諸国民の相互の理解と親善をはかり、世界平和に寄与することを目的とする。

日本ユーラシア協会広島支部ニュース 2017年12月5日

2017-12-05 10:45:33 | 日記
 日本ユーラシア協会広島支部ニュース 2017年12月5日
【日本ユーラシア協会広島県支部連合会理事会】次の要領で開催します。
12月6日水曜日14時  広島市留学生会館
主な議題 ブロック会議の開催 全国総会の開催について

【ロシア革命100周年日本ユーラシア協会創立60周年記念講演会が開催されました。】詳細は次号以降で。
日本大学理工学部1号館3階134号教室
15時「協会の60年 これまでも、これからも」竹田正直さん(当会会長 北海道大学名誉教授)(写真左)
16時「ロシア革命100年と日本」和田春樹さん(東京大学名誉教授)
【秋のイベント】無事終了しました。詳細は次号以降で。
①[ぺあせろべ2017]
 2017年10月29日日曜日10時~16時 広島市基町中央公園 フードフェスタ会場西隣
②[広島留学生会館祭]
2017年11月5日日曜日10時  広島市留学生会館 広島市南区西荒神町1-1
③[国際交流フェスタ]今年の国際交流協力の日 11月19日日曜日
10時~16時 広島国際会議場前緑地帯、地下1階。

【11月15日核の歌「ザマナイ」作詞者エスダウレトフさんと広島で交流】
 東京都立中央図書館にカザフスタンコーナーが開設され、カザフスタン共和国の国立アカデミー図書館長のダウレンベコヴナさんによる書籍の贈呈式が11月14日に行われた。日本ユーラシア協会本部からも同席された。15日には訪問団の希望で広島訪問をされることになった。元上院議員、反核の歌「ザマナイ」作詞者エスダウレトフさん、図書館長ら6名が広島を訪問された。広島県議会議員中原さん、歌手の道田さん、ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト、広島支部3名を含む7名が対応した。早朝に東京を新幹線で出発し、夕刻には広島を離れられるという短い設定でしたが、訪問団の熱い思いに接することが出来た。昼食会で交流し、その後広島平和公園で慰霊碑に献花、原爆資料館を見学、市内散策という忙しい日程でした。
 詩人ウリグベック・エスダウレトフさんは反核の歌「ザマナイ」の作詞者として知られており初来日、道田涼子さんが歌う日本語の「ザマナイ」に感動されていました。慰霊碑前に移動した後、日本語とカザフ語での「ザマナイ」合唱の様子は翌日の地元新聞でも紹介されました。1945年のアメリカの原子爆弾使用に対抗する形でソビエト政権は核開発をすすめた。セミパラチンスク核実験場(ポリゴン)では1949年8月29日核実験から1991年に閉鎖されるまで地上および地下で450回以上の核実験が行われた。1985年エスダウレトフさんはスレイメノフさんのもとで「ネバタ・セミパタチンスク・プロジェクト」の副会長としてアルマトイで反核市民運動を担った。「私の母はセメイで生まれた。核実験の痛みを母から聞いて感じた。私のセメイの友人達は年々次々と無くなった。セメイにお墓はたくさんあるが、今セメイに私の幼い頃からの友人は一人も生きていない。1986年チェルノブイリ原発事故の後、現地を訪問し反核の歌があることを知った。セメイからアルマトイを治療のために訪ねてきた10歳の少女を救うことが出来なかった。5つの歌を書いて、その一つがトレジャノフさんと作った『ザマナイ』です。私は今本を書き始めています。今日お会いした広島の被爆者の川崎さんのことから書き始めたい。」そんな思いは、核実験場の閉鎖、配備された世界4位の核兵器を廃棄したナザルバエフ大統領の決断から、「アルマトイ宣言、セミパラチンスク条約」を経て、民衆の願いが2017年7月7日122ヵ国による「核兵器禁止条約」採択として結実した。
 別の被曝者は「1955年の爆発は大きなもので400キロトンの規模だった。1945年8月6日のベービー爆弾(リトオルボーイのこと)の20倍だった。私は母から爆発を見てはいけないと言われていたが、8歳の私は爆発を見てしまった。」「私(トルミンさん)には11人の兄弟姉妹がいるが、今は生きているのは私一人になってしまった。」「日本とカザフスタンは共にこうした悲劇を歴史の中だけのものにしたい。」 1997年にアルマトイからアスタナに首都が移転された。図書館長は「来年2018年に開催される遷都20周年には皆様においで戴きたい」。すでに夕暮れの時、一行は広島を後にされた。

[中国新聞の記事です。]http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=78297
反核の作詞者 廃絶願い歌声 平和公園 2017年11月17日
 旧ソ連で最大の核実験場があった中央アジアのカザフスタンで、核実験反対運動の象徴となった歌「ザマナイ」を作詞したウリクベク・イエスドレトさん(63)が15日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。「核被害を受けた両国が連携し、廃絶の願いを広げたい」と歌声を響かせた。 イエスドレトさんは同国の元国会議員たち計5人で、原爆資料館や原爆ドームを見学。原爆慰霊碑前で、核実験の被曝(ひばく)者支援に取り組む市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」のメンバーたちとザマナイを合唱した。ザマナイは現地の言葉で「ああ、時代よ」を意味する。哀愁を帯びた旋律で、被曝者や古里を追われた人々の悲しみを表現。1989年から本格化した核実験反対運動の象徴として広く歌われている。イエスドレトさんの故郷のセミパラチンスク市(現セメイ市)では、450回を超す核実験で150万人以上が健康被害を受けたという。「歌声で記憶を継承したい」と力を込めた。(栾暁雨)

【ロシア・カザフ旅行報告会】日時 2017年12月10日(日) 午後2時〜午後4時 場所 広島市留学生会館 研修室1
内容 今年8月のカザフスタン・アスタナ旅行
   今年10月のロシア・ボルガクルーズ合唱交流の旅
   2つの旅行のスライド、ビデオ上映、お土産プレゼントなど
主催 日本ユーラシア協会広島県支部連合会
問合せ/申込み 藤井 携帯電話 080-5610-9751

【カザフスタン演劇「アクタス村の阿彦」日本初上演】カザフスタン現地で大人気の演劇「アクタス村の阿彦」が日本初上演されます。カザフスタンの名門アウエゾフ記念国立アカデミー劇団が描くシベリア抑留者の人生。昨年独立25周年を記念してカザフスタンで初演され現地で好評を博しました。ぜひこの機会にご覧ください。
入場無料・申込先着順 (定員なり次第締め切らせて頂きます)Email(japan@mfa.kz)にてご希望日とお名前(複数の場合全員)、電話番号をお送りください。講演場所 赤坂区民センター区民ホール 日程 1回目2017年12月21日(木)14:00開場14:30開演 2回目2017年12月25日(月)18:00開場18:30開演(25日は16:30~17:30にカザフ民族音楽コンサートもあります。)お問合せは在日カザフスタン大使館文化広報課まで。
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