真っ暗

2016-02-07 15:22:51 | 句など
子供の脚で歩いても行き帰できた我家と祖父母の家。
祖父母に可愛がられていた私はよく寝泊まりして
いました。

あるとき未明に目が覚めたら、家に私以外は
人の気配がしません。
いくつくらいだったか、小学1~2年かな。

祖父母は朝早いお参りに行ってたのですが
そうとは知らず、無性に怖い。

尾道の栗原から海岸通りまで暗い道のりを
父母の元へ歩きました。

途中尾道駅前に警察署があり、その警官が
未明の街をとぼとぼと歩く少年を見つけて保護。

何しろ寝巻のまま、裸足で歩いていたのですから、
いくら瀬戸内とはいえ冬は寒い。

警察の火鉢が温かかったのを覚えています。


今は加齢で夜中に目が覚めます。
トイレ。

そのとき家の中が必要以上に暗い。

階段から落ちてはいけないので電気はつけますがね。


『真っ暗の大寒未明 慣れもせず』


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