ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

まだ正月ぼけ

2007-01-06 08:18:50 | パソコン画
まだ正月ぼけでばたばたしております。
旅行記がかけないので、雑文でご容赦。

去年一年で一番笑ったのは、結婚した息子のお嫁さんの話を聞いた時。
彼女の誕生日になったのに、息子は知らんぷり。
その日一日、いつ何が起こるのかなって彼女はどきどきして、待っていたのに、
結局寝るまで何事もナシ…。

たまらず「あの、今日は私の誕生日なんだけど…」
と勇気を振り絞って言い出だしたのに息子は「へ~。」で流した。
「へ~って…」と思わずうるうるしてしまった彼女。
彼女の涙を見て息子はハトが豆鉄砲くらったような顔で
「何んで泣いてんの?」

そうなんです。我が家は誕生日をしない家でした。
「だって毎日が誕生日のようなもんじゃない」
「生きているだけで丸儲け」
「今日も一日何事もなく生きられてありがたいこっちゃ」などなど。
勝手な私のポリシーです。(汗)

お腹をすかせて「旬のものを熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べる」のが一番のご馳走
…それにデコレーションケーキって大きすぎる。
ケーキは大好きですが、同じケーキを食べ続けるのって嫌いです。
みなさんもそうでしょ?
ケーキは、食べたい時に、1個だけしみじみ食べるのが、正道である
…残ったらもったいないから食べるーなんていうのは、{御ケーキ様}に対して失礼ではないか
…ははは…家族はそれが当たり前と思って暮らしてきました。

ある日弁当箱開けたら、弁当箱に溢れんばかりに高価ないくらがぎっしり乗っていたり、
別の日には校門で家で揚げたてのとんかつ弁当を手渡したり。
あつあつ餃子弁当の時もあったな…。

反対に忙しい日は鮭オムスビだけだったり。
日常のお弁当からしてそういうシステムだったのです。
だからお誕生日などという特定の日にご馳走作るというやり方をとらないで、
日常にいつサプライズがあるかわからないという変わった家でした。
(私が変人だったのね)
(今ごろ気づいた?)

プレゼントもしかり。
欲しいものがあれば申告しておく。
すると、主人、私、祖父母たちが、それが定価より安く売り出されているのを見つけたら買う…というシステム。

いつそれがくるかわからないから、子供達は1年中期待して過ごしていました。
まさしく「毎日が誕生日」の家。

というわけで、お嫁さんには
「これからは貴女が新しい家を作っていくのだから、貴女のやりたいようにやってちょうだい。」
というわけで、イベント好きだという彼女は、クリスマスや大晦日、新年の迎え方をさまざまに行っているらしい。
息子も家庭行事の主役に祭られて、さぞや目を白黒させている事でしょう。

テレビで美輪明宏が、お正月の行事というものは、それなりに意味があるものだ。
近頃ではそれらがないがしろにされて嘆かわしい云々言ってました。
それを聞いて、今さらながら「1年の計は元旦にあり」ということわざを思い出しました。

元日にばたばたすると、1年中ばたばたさせられるって子供の頃、聞いたことあるでしょう?
だから大晦日にオセチ作ってお正月は煮炊きしないものだったのよね。
大晦日にお風呂から出ると新しい下着セットが用意されていました。
眠い目をこすりこすり紅白歌合戦を見て、除夜の鐘を聞いてバタンキュー。
元日は晴れ着を着せられて、父がおとそを掲げて「おめでとうございます」
みなかしこまって唱和…。
なつかしい昭和の実家風景です。

今年の大晦日は主人の要望で餃子を焼き、ぶり大根を作りましたね。
おつまみもたくさん並べました。
その後K1に夢中の主人をコタツに残し、さっさと早寝
(喚声がうるさい)(
大のオトナの喧嘩なんか見てもしょうがない)。

元日は普通に起きて、天ぷらそばを作る。
(お昼過ぎにならないと主人の田舎からのお餅が着かないのよ)
何も考えず、平気で布団干して、洗濯もしました。
これじゃぁ、今年1年は布団干しと洗濯で明け暮れるって事ね。
今まで効率とスピーディとワタシ流に走り勝ちだった。
来年から、もうちょっと情緒ある生活を心がけようーと反省した今年の我が家の元日風景です。

絵は「観の目(2)
観の目とは遠い山を眺めるように見ること
…焦点をできるだけ遠くに投げかけて、視界をできるだけ広げて周囲の動きをみようとする剣道の方法です。
というわけで北極風景を宮本武蔵がみるとこんな感じなのかな?と…





コメント
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