西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

京大iPS細胞研究センター発足

2008-01-22 | 時論、雑感
各紙夕刊が報じているが、例の山中伸弥教授をセンター長にして「京大iPS細胞研究センター」が発足した。私も「オール関西からオール日本」でやるべし、と書いてきたが、漸くそれに近づくようだ。

京大を中心に、阪大、東北大、慶応大、自治医大、理化学研究所が協力を申し出ているようだ。まあ、東大などは腰を未だ上げていないが、「オール日本」(チーム・ジャパン)になりつつある。(山中さんが「通過」した、神戸大、大阪市大そして奈良先端科学技術大学院大学は、どうするのかな)

山中さんは、「戦略家」だな、と思う。①いち早く「オール日本」でやらないとアメリカに勝ち目がない、と提起し、②やるなら合宿所を作るべし、と意表をつき、③「研究センター」は日本だけでなくアジアや世界にも開かれている、と誘いをかけ、④あと10年、20年かかるから若い学生、研究者達に期待する、と若者を刺激しているからだ。

私も分野は違うが秘かに期待している。

過去ブログ:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/caf52548b5187f024e11e8c0d0b69483
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/d097d1743ae681b87935b47ff7fb218f

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3 コメント

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Unknown (J.D.)
2008-01-22 21:37:57
こんにちは。
J.D.と申します。はじめまして。
短くも首肯できるコメントと思い、TBさせていただきました。

>阪大、東北大、慶応大、自治医大、理化学研究所が協力を申し出ているようだ。
阪大の名前はマスコミ紙上でも出ていましたが、東北大や慶大あたりも入るんですね?それは凄いですね。

>私も「オール関西からオール日本」でやるべし、と書いてきた
>「オール日本」でやらないとアメリカに勝ち目がない
素人考えでも全くその通りだと思いますから、研究の現場にいらっしゃる方々は私の想像以上に日頃から痛感されているのでしょうね。
物的資源のない日本が世界をリードできるステージというのはあまり多くないように思いますので、こういった(日本が優位に立てる分野での)研究に資金と人材を集中的に投入できる国の政策とかあればいいのでしょうけど・・・。
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足りない (ゆうこ)
2008-01-22 23:03:09
ご無沙汰しております。
昨年、京大の医学博士を取得した身分から言わせていただきますと、日本の研究はアメリカに比べて、かけるお金も人手も少なすぎると思います。
欧米諸国では、研究員だけでなく、技術員もたくさん雇用して、研究をすすめています。
今回のiPS細胞に関しては、日本政府が兆レベルのお金を投入すべきだと思いますが、ichiroさんはどう思われますか?
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そうですね (ichiro)
2008-01-23 07:40:59
日本の大学は「蛸壺」で、システムでチームワークでというのは慣れていないので、下手するとお金の「ばらまき」になる恐れもありますね。

でも、まとまってやれば、日本人も「頑張るのでは」と思います。兆というのは判断できません。
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