西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

笠原三紀夫先生達の研究COE(環境調和型エネルギーの研究教育拠点形成)について

2005-07-02 | 生活描写と読書・観劇等の文化
笠原三紀夫先生達の研究COE(環境調和型エネルギーの研究教育拠点形成)について、少し感想を述べたい。このCOEは5年間で約15億円、金額では日本一のCOEである。さて、環境調和型エネルギーとは、この研究では三つ、太陽エネルギー、水素エネルギーそしてバイオマスエネルギーと言う。これらを具体的に研究するため、京大の総合力でエネルギー科学研究科だけでなく工学研究科や農学研究科、木材研究所(昔の名前)等も参加しているようだ。もちろん、太陽エネルギーは全ての源泉であるが、私は、他に風力、水力、潮汐力、地熱等の所謂「地表資源エネルギー」も取り上げるべきではないかと思う。これは、「地下資源文明から地表資源文明へ」を主張されている木村春彦先生(京都教育大学名誉教授)の示唆によっている。他に笠原先生達は京大で「エネルギー科学研究科」を立ち上げる時に、自然科学だけではなく社会、人文科学も動員する、との理念があったと言われた。(で、佐和隆光経済研究所長が来ておられたのだ)更に、このテーマへの協力を市民に求めるべく全国47都道府県全てで講演会(読売新聞後援)をやられると言う。(もうすぐ全部が終わる)笠原先生は、市民に教える積りが逆に色々教えられたと率直に言われた。そして、産官学ではなく、今後は「民産官学」で、とも言われた。ライフスタイルの改革も必要と言われた。それは、我々、生活環境学の真骨頂である。是非、協力して総合的に進みたい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿