西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

山も庭も動き入るるや夏坐敷 芭蕉

2006-05-14 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
雑誌「ひととき」の俳人・小澤 實さんの「芭蕉の風景」も愛読連載である。5月号は表題のように「山も庭も動き入るるや夏坐敷 芭蕉」であり、栃木県大田原市黒羽がその現地である。芭蕉は奥の細道の旅の時にここを通り、この句も詠んだと思われるが「奥の細道」には採用されていない。その辺の事情も解説されていて興味深い。この俳句は、私の好きなものの一つであり、既にブログで引用している。(05年6月30日、05年12月11日)雄大な景色が狭い夏座敷に飛び込んでくる、というのである。こういう捉え方がユニークだ。
「作りなす庭をいさむるしぐれかな 芭蕉」も05年6月30日のブログで紹介している。これは造園家の宮城俊作先生(奈良女子大教授)に進呈したことがある。

花も草も添い歩みいく春の道 市路

最新の画像もっと見る

コメントを投稿