地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ガーナの結婚式

2005年05月11日 | ghana
最近 結婚話が非常に多い
身内から友達から芸能人から・・・
私ももしかして適齢期とかなのかしら

・・・というわけで
(どういうわけだ!)
今日はガーナの結婚式について 昔(2004年1月頃)書いたメールをアップ

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結婚するというその友達のお姉さんにはその当日まで会ったことがなかった。
でも「みんな同じ生地でドレスを作る」と聞いて、最近、洋服作りに凝っている私は参加決定。その生地の柄を見たときは一瞬考え直そうかと思ったけど…。

ガーナの女性はお金がないくせに洋服とヘアにありったけのお金をつぎ込むようです。
服は生地を買って、仕立て屋に持っていき、それぞれ気に入った型に作ってもらいます。
大体700~800円くらいしますから、彼女たちには大した額です。
そしてガーナにはヘアサロンが多いこと!その数は異常です。みんな、しょっちゅうヅラが変わります。

さて、私のドレスの型は友達が勝手に決めてくれました。
おかげで一人で着るのは勇気がいるけど、みんなで着たら怖くない、というモノに仕上がりました(添付写真参照)。約50人くらいは皆お揃いの生地で、各々好きな型に仕上げて着ました。

さて、結婚式では何をするんだろう?
ウェディングドレスはどんなの?
とワクワクしていましたが、新婦のドレスは。。。どっかーん。とにかく派手!

式の前に私が新婦の隣に座っていたら、参加者が次々に挨拶にきて、お札を包まずに渡す。くちゃくしゃのお札を・・・笑。
大体10,000セディ、130円くらい。
洋服用の生地をプレゼントする人もいました。

他にも変わったことが沢山ありました。
(ていうかすべてが変わっていた)
式が始まってビックリしたのは、
新婦がいない!花嫁のパパもいない!
それどころか、女性・子どもが300人くらいいて、式に男性が一人もいない!
男性陣はなんと家の前、式が行われていた広場の隅っこで集まってカードゲームを楽しんでいた。新婦はボルガタンガより南に100kmくらいのタマレという街に住んでいて、翌日に新婦がそちらに引っ越すとのこと。そこでホンモノの式があるそうです。
というわけで今回は新婦とその女友達の式なのでした。

女性だけ集まって何をするかというと、基本的に1日中踊っているだけです。
その間新婦は何回もお色直しをするのですが…。
ちゃんとDJがいて、彼が曲をかけると何人かが真ん中に出てきて踊ります。
それを周りの人は見ているか、踊っている人のおでこに硬貨をくっつけに出て行きます。(グッドラックとかなのかな?)

みんな、ただ一人の外国人の私を踊らせたくて仕方なかったようで、DJにまでマイクで「オブロニ(外国人)に踊ってもらおう」と場内アナウンスされる始末。
「ガーナの音楽はいやだ、踊れない」と駄々をこねていたらちゃんとヒップホップの曲がかかってしまったので、仕方なく真ん中に出て踊りました。

他に友達2人も出てきてくれたのですが、私のおでこにコイン(お札も出てきた)をつけに来る人が集中して、それを拾うガキが足元にまとわりついて、あまり踊れなかったし、ちょっと汗ばんでいたのでおでこにコインをつけっぱなしで、人にまみれて(しかもへんなドレス着て)踊らなきゃいけないという滑稽な私でした。

ちなみに式の最初の方から新婦とそのお姉さんたちは良く泣いていました。
もうこれからたまにしか会えなくなるからでしょうね。
やっと見慣れた、理解できる風景を見たのでホッとしました。

だけど、何人かに「ガーナ人と結婚したら私たちみんなでこういう風にお祝いしてあげるからね」と言われた時は、新婦の着ているウエディングドレスを見て「イヤだ!」と心の中で叫んだ私でした。

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