★日がな一日シャム♪♪

シャム猫写真いっぱい!みー♀&YUM♂、子猫レオ(白ちゃん)♂♪
&にゃんたの思い出。

★猫って、だれかが可愛がられると、アイデンティティを見失う?

2007-06-30 16:07:51 | シャム猫話
   これは生後2ヵ月のレオ。この頃からダンナのお気に入り。


なんだかんだと忙しく!
この間、レオがいじけ虫のしゅん太郎になってしまった理由について、
「続きは明日」と言いながら、今日になってしまった。


レオは、思い起こせば、生後55日目、私の不注意で左脚に大ケガをさせた頃から、
ダンナに実によくなついていた。
パパYUMもママみーちゃんも、断然私になついているのに、
息子レオだけは、ダンナ!



そのダンナに、6月に入ってすっかり元気を取り戻したYUMが、
急にベタベタし始めた!
ダンナもなついてくると、つい、かわいがる。
←YUM。

そばで、じーっと見ていたレオ。
どこにいても、すぐ寄ってくる。
だけど、こういうときは甘えにはいかずに、いじけ虫。

こうして、YUMが明るくなるのと入れ替わりに、レオは元気を失った!
その様子は、他にかわいい子が現れて、自分のアイデンティティを見失った、
とでもいいたくなる…。

どれほど、レオがダンナになついていたか。
証拠写真の数々。
 ↓
ケガから2週間余。ギプスの巻き替えで整形外科に5~7日ごとに通っていた。
待合室では、キャリーから出して、ダンナの懐に入れると、とても落ち着いた。


他の患犬が騒ぐと、たちまちもぐって。


食事中も(生後3ヵ月)


仕事中も(生後3ヵ月)


少し大きくなって、レントゲン検査を待つ間も(生後3ヵ月半)

(袖の中に隠れてしまった! 二の腕のふくらみがレオ)

料理中も(生後4ヵ月)


やっぱり食事中も(生後4ヵ月)


遊んでもらったあとの一休みも(生後5ヵ月)


相変わらず、仕事中も(生後7ヵ月半、5月末)


テレビを見ていても(生後7ヵ月半、5月末)



人なつこいけれど、けっこう神経質なレオ。
よく親のすることを観察して、真似するレオ。
それだけに、YUMが最愛のお父さんにベタベタするのは、ショックだったのかも。
しかも、忙しくて、遊んでもらえない日が何日か続いていた。


  ↑コピー機の上で、いじけるレオ。

今までだったら、元気がないなら、すぐ病院!だったけど、
今回はきっとYUMと同じに違いないとふんで、せっせとレオを可愛がることに集中。
ダンナにも相手するよう口やかましくいったり、
私も、YUMくんYUMくんばっかり言わず、レオを猫かわいがりして、
それから、遊ばせるときは、YUMのいないところで。
そう、ちょっと前と正反対で、浮かれYUMがどどどーっと突進してくるものだから、
レオのほうが引っ込んでしまうのだ。

だけど、レオが傷ついたといっても、YUMと違って、日が浅い。
YUMはたぶん12月くらいから、とてもさびしい思いをしていたのだと思う。
私は、ただでさえ子猫に夢中だった上、11月末にはレオに大ケガさせて、
シャムたんは養子に出すことが決まって、
YUMのことなど目に入ってなかったような気がする。

きっと、傷が癒えるには、傷ついた日にちと同じだけの時間がいるのだと思う。
YUMは3月から3ヵ月かかった。
レオは6月の初めからだから、きっと軽症なんじゃないかな。
ここ数日、よく遊びよく食べるようになってきたみたいだし。


さて、あなたは、この猫のいじけ話、「まさか!」って思う?
猫にそこまでの感情があるものか、って。
たしかに!
でも、私には、もう1つ動かぬ証拠?があるのだった!!
長くなるので、また改めてね。


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★今度は息子レオ! 火が消えたみたい…

2007-06-26 03:05:28 | シャムネコ動画
         レオ♂8ヵ月半、まだおっぱいが恋しい!   


レオは、いまだ突如として、おっぱいが恋しくなるらしく、
ママみーちゃんのおなかにもぐる。
年齢換算表を見たら、9ヶ月で人の13歳。まだまだほんの子供だったんだ。
だけど、おっぱいは卒業でしょ!?

その証拠動画、撮るのがなかなか難しかった!
というのが、みーちゃんがいやがって、レオの頭、猫キックで撃退してしまうから。
けれど、昨日は珍しく迎え入れて、おまけに頭をなめてやって、
「母」に戻っていた!
もうお乳は出ないのにね。
一方、パパYUMも、「おくれとったら、あかん!」とばかり、ぺろぺろ。
まるで昔に帰ったよう、
幼いレオが中心だったくったくのない猫家族に。
猫どうしだけで、世界が完結していた時代に。
不思議だなあ。


けれど、そんな昔は、一家のだれにとっても、幻。
レオ、ここ半月、すっかり元気がない。
よくおしゃべりする子だったのに、だんまり無口。
猫じゃらしにも、あれほど好きだったレーザーポインタにも、食いつきが悪い…。
ちょっと前までのいじけYUMと同じ。

何時間も姿を消すことも。
↓ こんな感じ。




これ↑は、北の部屋、コピー室です。
そんな狭いところに、体を押し込まなくっても~。
その昔、みーちゃんも、すねたら、ここでおこもりだった。真冬でも!

「レオちゃん、レオちゃん! どうしたの~?」と呼びかけると、うしろ向いちゃった。


「なにさー、ボクなんか、ほっといてよ」
みたいな、物憂げなレオ。


しだいに元気を取り戻したYUMが、6月に入って、急にはしゃぎだしたのと、
入れ替わるように、レオがふさぎこんだ。

いいえ、火が消えたようなその原因、今度は私ではありません!
ママの愛じゃなくて、お父さん(人間の)の愛に飢えているらしい。

なぜならば…!

というところで、続きは明日で~す。

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★今朝の子供たち 「猫の寝場所」

2007-06-24 09:36:44 | 今朝のこどもたち★Real Time
         洗濯機の上で寝るレオ、まだ元気がないまま 


今朝、どういうわけか徹夜仕事をしてしまった。
これだけやっとこ、と思ったら、気がついたら朝だった。
徹夜明けの金曜のハシゴ酒のせいで、昨日はお昼過ぎまで寝ていたんだけど、
夜6時頃から3時間ばっかし、またしても爆睡!
おかげで夜中になっても眠れなかったのだった。

さて、私が仕事してる間、猫一家は、2時間おきくらいに寝床を変えていた。
洗濯機の上で寝ていると暑くなって、こっちのクーラーの部屋に来て、
そのうち寒くなって、向こうに戻って、を繰り返していたのかしら。


↑ パパYUM。
ママみーちゃんは、このときトイレの出窓の下。

今は、いつものベッド。



そして、ベッドにいたYUMは洗濯機の上。
洗濯機の上にいたレオは行方不明。玉突き状態。

ベランダが濡れてる。
今日は、やっと本格的な梅雨らしい。



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★今朝のこどもたち♪  親子というより兄弟化?

2007-06-23 15:07:47 | 今朝のこどもたち★Real Time
       左:息子レオ、生後8ヶ月半。ブルーポイント。
         右:パパYUM、1歳10ヶ月。ライラックポイント。


どこが、「今朝」や!
だって、起きたら昼の1時半だったんだもん。
めちゃくちゃ忙しかったのが一段落で、例によって昨夜飲みすぎた。
ビール飲んで日本酒飲んで、ビール飲んで焼酎飲んで、またビール飲んで、
カヴァ飲んで、仕上げにシェリー4つ飲み比べした。   
アルマセニスタ、大好き!
そう、4軒目はスペイン居酒屋。

  * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

さて、我が家のベッド、猫一家は「運動場」と思ってる。
遊んでほちい!と無言の圧力…。

大の仲良しのふたりだけど、
YUMがすっかり明るくなって、レオ以上にはしゃぐもんだから、
親子というより、兄弟みたい。


↑レオと、お気に入りのアニマル柄ボール

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★今朝のこどもたちシリーズ♪

2007-06-22 09:32:54 | 今朝のこどもたち★Real Time

無心に眠るYUM。1歳10ヶ月。
ライラックポイントのシャム猫♂です。

更新がままならぬ日が多いので、
今日から「今朝のこどもたち」シリーズ始めよっかなーと思って。
ほとんど写真だけの記事ね。それもケータイの。
そのかわりリアルタイム。

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★シャム猫は犬化する♪

2007-06-20 09:58:56 | シャムネコ動画
           レオの大好きなボールを投げると!
          (コードぐちゃぐちゃで、見苦しい…


このときのレオは、なぜか、帰りに勢いがないな。
ノリノリだと、ボールを転がして、自分もこんころがって、
子犬のごとく走って戻ってくるんだよね!
そして、私の足元へボールをポトリ。
見上げて「ふあーん」(早く投げて!)
さらに、手足をじたばたさせて、なおかつ、甘え声でしなを作りながら、
「あわわわわわわ~ん」

この遊びは、ママみーちゃんも、パパYUMも、みな小さいとき、やりました。
それぞれお気に入りが違うので、投げるおもちゃはみな別だけど。

↓ 息子レオのお気に入り。もう何個かこうやって、つぶしてる。



↓ ネズミはYUMのお気に入り。全部シッポを食べてしまう。


↓ みーちゃんのは、お手製、針金の螺旋。


一番高度な遊びは、やっぱりみーちゃん。
右手→左手→右手→左手→右手→左手→右手→左手→右手→左手…、
と、目にも留まらぬ猛スピードで、
両手の中を転がしながら、部屋中疾風のごとく突き抜けていく。
そう、ドリブル
天才サッカー少女とでもいいましょうか。
みーちゃんが、生後6ヶ月、この遊びの覚えたてのころ、
私、真夜中に延々2時間半、針金投げを続けさせられました。
みーちゃんが大喜びだったので、彼女が飽きるまで続けようと決めたもんで。

YUMのネズミ投げは、やはり生後5~6ヶ月くらいのころ、最高40回ほど。
みーちゃんほど、しつこくなかった。
今は、ネズミは卒業して、くるくる「クリームシチュー」専門。
終わったら、顔がぽっと赤くなってる!
猫でも、「上気」するんやねえ!
色白だから、ピンクに染まった皮膚が透けて見えるの。
そのはしゃぎようは、ちょっと前までのYUMとは別人!
この間まで怯えていたダンナにも甘えまくり。
人間の愛情のかけかたひとつで、ここまで猫の性格が変わるとは驚愕、そして反省。

そーだ、今は亡き丸顔シャム、大阪にゃんたも、犬化してた!
(東京にゃんたの兄弟猫)
彼のお気に入りは、スーパーのレジ袋をまるめたもの。
カサコソ音がするのがよかったみたい。
これを投げると、回転レシーブして受けとめ、得意げにくわえて戻ってきた。
最高38回。
彼がすごいのは、10歳で亡くなる寸前までこれをやって遊んでいたということ!
生涯陽気で、稚気あふれる男前な猫だったなあ。

           *      *      *

ところで、YUMが頬を上気させるほど、快活になったとたん、
息子レオの元気がない! 火が消えたよう!

体が悪いといより、この間までのYUMみたいなの。

いったい、なんで~!!

レオー!!



まだ、ときどきママみーちゃんのお乳を吸いに行こうとして頭を蹴られてる。
まだまだやんちゃ盛りなのに、どうして!?


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★ぼく、この世の春や!

2007-06-18 19:09:21 | YUMのひとりごと
       おとうさんのしごとのうえでごろーんや!


 ぼく、YUM。
もうげんき、ぴちぴちやで!
いっぱい、しんぱいしてくれて、ありがとうな!

まいにち、ぎょーさんねて、ぎょーさんあまえて、なんかいもだっこしてもろて、
ねこじゃらしで、あそんでもらうねん。
このよのはるやわ。



 このあいだ、とーじょーしたとき、もうちょっとだけ、きいてほしいことある、
ってゆうてたやろ。
ままが、どうやって、ぼくのこと、きづいたかっていうはなしやねん。
ぼくがからだのびょうきやないってね。
そう、あいがたらんかってん。
まま、きづくのに、3かげつ。はっきりゆうて、おそすぎやで。

ぼく、さびしかったから、
ぼくだけかわいがってほしかったから、
よう、ろふとにあがって、ままを、よんでてん。「こっちきて」って。


そしたらな、まま、いつでも、こう、いうねん。
「もう、YUMくん! また、はしご、おりられへんようなったん? れおにまけてるやん!」

ちゃうっちゅうに!

だって、ぼく、おりられるやん。
なんぼ、ぼくかて、1かいおりられるようになったら、そんなすぐわすれへん。
いちおう、ねこやで。
ぼくは、ままに「こっちにきて」って、ゆうてるの!

でも、まあ、とにかく、ままはあがってきてくれる。
ぼくは、うれしくて、うれしくて!
はしごのうえのもうふがしいてあるとこで、ごろんごろん、ころがってあまえるねん。
ままのかたになんか、のらへんで。だって、おりたいんちゃうもん。
せやのに、ままは、おろしたらなあかん、ってまだおもてるみたいで、
はしごのとちゅうにたったまま、あがってきてくれへん。

せやから、ぼく、はしごからはなれて、ろふとのおくへいくねん。
「まま、こっちこっち!」って、ままのかおふりかえりながらな。
そしたら、まま、
「な~んや、YUM、もういってしまうの。おりたいんとちがうんや」
ゆうて、ふまんげに、ぼくをおいて、いってしまうねん。

しょーないから、ままがおりそうになったら、ぼく、もどって、
ほんまにおろしてもろたりもした。


 どうおもう? このすれちがい!

なんじゅっかいやったかわからへんで。
にんげんえれべーたしてほしいのとちがう、
ただ、だれもいてないとこで、おもいっきりあまえたいんやって、
ままがようやく、きづいたの、4がつにはいってからや。

ぼくがやせてから、まま、き、つこてくれてたけど、
このときから、まま、しんけんにぼくのこと、いっしょけんめい、
みてくれるようになった。
そやから、ぼく、めきめき、げんきになっていってん。

げんきのないときは、なんでかしらんけど、おとうさんがこわかってん。
おとうさんが、ぬって、きゅうにでてきはったら、ぼく、あしすくんだ。
しばらくしたら、「あ、おとうさんや」とおもて、へいきになるねんけどな。
あいのえねるぎーが、でんちみたいに、きれてたからかな。

でも、いまは、ちがうで。
ままも、おとうさんも、かわりばんこや!


起きたらとたんに、すりすり。


てーぶるのうえかて、ぼくのにくきゅう、ぺたぺたしたるねん。


れおまで、とうじょうや。(みぎしたのしっぽ)


これは、 「くりーむしちゅー」でくたくたのぼく
ああ、おもしろかった! 

さいごは、みーちゃんとなかよしのしゃしん。


 左:ぼく、右:ぼくのあいさいみーちゃん。


ほんじゃ、またな!

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★シャムネコみーちゃんは、変な猫!

2007-06-17 17:51:57 | シャムネコ動画

           モリゾーを使って、妙な遊びに参加させられた。


このごろ、しょっちゅう、私のパソコンの前に来て、じゃまするみーちゃん。
最近、妙に私にベッタベタ!
日に何度もやってきて、抱っことシッポなめなめを繰り返す。
メス猫というのは、オスと違って、概してサッパリ系の性格と聞いていたし、
事実、にゃんた以来、うちの子たちは、その定説通りだった。

だけど、近頃のみーちゃんはちょっと違う!
もしかすると、ここ2週間、すっかり元の元気を取り戻して
この世の春みたいに甘えまくるYUMを見て、
対抗心を燃やしてるのか!?
「レオとYUMばっかり。このままじゃ、アタシの立場が危ない!」みたいな?

あり得るなあ、妙に賢い子だから、みーちゃんは。


昨日は、デスクにモリゾーを持ってきた。
キーボードの横に置いたかと思うと、
それを、つんつんして、ころんと落としてしまった。
「おやおや」
じーっと下を見ているので、拾ってやったら、また落とす。
モリゾーは大事なトモダチやろ、ちゃんと持っとき!
とまた拾ったけど、すぐ落とす。
どうやら、みーちゃんの遊びらしい。
10回近く付き合わされたわ。

もうモリゾーはぼろぼろ。
あちこちパンクして、繕える段階をとうに過ぎちゃったような。
 ↓


早く代わりのぬいぐるみ、買わなくっちゃなあ。
今から思えば、もっといつでも売ってるキャラを買えばよかった。
(モリゾーは、おととしの愛知博のマスコット)
モリゾー作った人も、ここまで猫に愛されるとは、思ってなかったろうな!


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★久々のYUM「クリームシチュー」♪

2007-06-15 09:35:43 | シャム猫話

           ようやく元気になったYUM。6/2の動画
          猫じゃらしを追って、溶けそうになるまで回る!
           YUMの得意技、「クリームシチュー♪」



 今年に入って、すっかり元気のなくなっていたYUM。
大好きなウサギの毛の猫じゃらしにも目をくれず、一日中ひとりで丸くなって
寝ていることが多くなっていた。
あんなに仲良しだったレオといっしょに寝る時間がやや減り、
むしろ、みーちゃんのほうがレオと寝ていた。
甘えにもこないし、人に触れられるのを、「いやん!」と避ける。
ゴロゴロなんか全くいわないし、
ダンナにいたっては、姿を見た瞬間に耳を伏せて逃げるようになっていた!

 1月終わりだったろうか、なんとなくスマートになった気はしてたのよね。
ま、ちょうどいいだろう、くらいにしか思っていなかった。
2月も半ばになると、明らかに痩せている!
これは、まずいんじゃないかと言ってるうちに、徹夜続きの2週間がまたたくまに過ぎ、
病院に連れて行けたのは、3月の初め。
うちのかかりつけの獣医さん、週末の開業は土曜の朝だけなのが痛い。

ゴリゴリした背骨は数えられるし、下腹はげっそりえぐれ、
骨盤が異様に尖っている。
胸には細いあばら骨がくっきり浮き出て、痛々しい。
けれど、いろいろ検査をしても、内臓機能はきわめて正常、
当然ながら、ウィルス等の病気もなし。
当面様子見ということになったのだけど、次第にわかってきた!

YUMの病気は、体じゃない!
精神的なものだと。
 
「ねこってな、胃、ふたつあるねん」by YUM

 改めて振り返ると、それまでの数ヶ月、いかにYUMをほったらかしにしていたことか。
子猫が生まれる前は、我が家のスーパーアイドル。
YUMくんYUMくんYUMくん! かわいいね、かわいいね、かわいいね!
一日に何回そういって、YUMを撫で回していたろう。
それが、子猫が生まれて、そっちにかまけた私。

「もうぼくのことなんか、どうでもいいねんな」って思っても不思議はないわ。
先住猫というのは、とかくいじけるでしょ?
みーちゃんも、YUMがやってきて、それまでの「女王様」然とした態度が一変したもの。

 猫も人間も、自分が受け入れられているって思っていないと、生きていけないんだよねえ。
多頭飼いというのは、実はたいへん!というのが、ようくわかった。
当初は、仲間がいれば遊び相手がいてさびしくないだろう、
なんて、安易に考えたけど、
猫同士の愛情と、人間からもらう愛情は、また別なんだよね。

猫に気を遣うっていうのは、妙かもしれないけど、
1匹を「よしよし」とかわいがったら、
そばでじっと見ている他の子も必ず同じように、
「いい子いい子」となぜてやるという、気配りが必要みたい。
もっとも、「レオをかわいがったその手で、ぼくにさわらんといて!」
みたいな顔して、むこうへ行っちゃったりするんだけどね。
まいるわ~。

 そんな、こんなで、2~3ヶ月。
ようやくYUMくんが心の旅路から帰ってきたのだった。おかえり!
傷ついた時間と同じだけ、癒す時間も必要だったんだなあ。

4月に入ると、そのへんをよくうろうろするようになり、
ほんの少し、骨のゴツゴツがやわらいだような。
病院で量ると、たった100gの改善だったけれど。
4月終わりには猫同士でたまに遊ぶ姿も見られ、
5月に入ると、猫じゃらしにも反応。
もう気のせいではなく、明らかに体重が増えている。
5月の終わりには、以前のように、遊びに熱中できるようになった。
私の手を避けず、ゴロゴロ喉もならしたりも。
6月になってしばらくすると、昔のように、パソコンの前に立ちはだかり、
まず鼻キス、頭やら口のはたやらさんざんこすりつけ、最後は抱っこでうっとり。
最近は、1日に何度もやって来る。

先週あたりからは、ダンナを怖がらなくなった!
もともとダンナにもほんとによくなついていたのに、いじけ虫になってから、
なぜか、ダンナを見かけた瞬間だけ、びびるようになっていたのだ。
今、元通りになったYUMは、ダンナのあとを追って、
はんはん吐息で鳴いて、懇願。
遊んで、抱っこして、なぜて。
こうなると、YUMは、か・な・り、しつこい!

 本来、こんな甘えっ子が、あんなに火の消えたようになっていたなんて。
どんな気持ちで数ヶ月をすごしていたんだろう、と思うと、
胸がズキズキ。
YUMくーん、ごめんよー!!


(左:息子レオ、右:パパYUM)

ただ、たとえ焼きもち焼いても、その相手をいじめたりしないのが、えらいよねえ。
動物の心って、痛いほどひたむきで、まっしぐら。

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★「ねこ」てな、胃、ふたつあるねん。

2007-06-13 09:12:26 | YUMのひとりごと

         ぶ。これ、ぼく。ライラックポイントのシャムネコや。
        こんなぶっさいくなしゃしんしかないねん、さいきん。

 ぼく、YUM!

ひさしぶりやなあ。
ここんとこ、ずっとおちこんでたからな、とうじょうするきに、なれへんかってん。
ぼくな、ことしにはいってから、げきやせやってんで。
むかしは、ままが「しろいもち」ってゆうくらい、ぽてっと、にくあってん。
それが、せぼねごつごつ、おなかげそっやで。
ごはんもたべず、なんにもするきになれんと、いちにちじゅう、ねててん。

なんでかて?
ぼくのはなし、きいてくれるの?  
ようするにな、ねこてな、胃、2つあるねん。
1つはな、ごはん用。そらそーや。
もう1つはな、ままのきもちや。
あいじょうもちゃんとたべさせてくれな、ねこはいきていかれへんねん。

きょねんの10がつ、ぼくのむすこ、れおとしゃむたんが、うまれたやろ
(そのときは、まだ、しろちゃん、くろちゃんっていう、かりのなまえやった)
みーちゃんが「てつだえ!」ってめいれいしはるから、ぼくも、こそだてしてん
そのときはよかってん、ぼく、といれたんとう、むちゅうでやったから。
でも、ひとつきもしたら、こねこ、じぶんでどんどんうごくようになるし、
めっちゃかわいらしなるやろ?
ほんなら、もう、まま、こねこのとりこや

ぼくが、ここにおるのに、ままのめには、はいらへん…
まえやったらな、いっつも「わあ、やむくーん、かわいいなあ」って、
まいにちまいにち、なんかいもゆうてくれはってんで。
いっつもびっくりしたみたいに、「かわいいっ!」って。
それがさ、ぼくがそばにすりよっても、「まま!」ってよんでも、むしや。
ていうか、きさえ、つきはれへんねん。

こねこ、うまれるまえはな、ぼく、まいあさ、しごとしてはるつくえにあがって、
きーぼーどのうえにすわって、ままにあいさつしててん。
ねこのあいさつ、はなきすや。
けど、そんなんしても、まま、「いま、いそがしいねん、あとにして」とか、
すぐいいはるしな。
せやのに、れおやしゃむたんやったら、1じかんでも2じかんでも、あいてしてる。

そんなとき、つい、ぼく、ちょっとはなれて、じーって、みてしもた



ほんなら、まま、けはいに、はっとして、
「ひや、こわっ、やむくん!」ていうねんで。ひどいとおもわん?
「うん、YUMも、かわいいよ、よしよし」て、あわてて、いいはるけどな、
たんなるふぉろー、まるだしや。

せやけど、ぼくも、それで、すぐいじけたわけちゃうねんで。
かんがえてん。かわいいこえでないたら、まえみたいに、また、かわいがってもらえるかなって。
なんでて、まま、れおやしゃむたんみたいに、ちいさいこが、すきやろ、
せやけど、ぼくのからだ、すごい、おっきいねん。
いまさら、ちいさなられへん。
せやから、こえをな、こねこよりかわいらしくしよ、おもてな、
たかいこえだす、れんしゅうしてん。
だいぶ、たかなってんで。
まえから、たかいけどな、もっとたかーく、もっとかわいーく。
なきかたも、かんがえたで。
こねこみたいに、たよりないかんじで、よわそうに、ないてみてん。
ほんなら、こえ、かすれるねん。たかくしすぎてるしな。
「はん」とか、「へ」とか、ゆうてしまうねん。

いっしゅん、うけたわ。
「アハ、YUMくん、なに、それ。『はん』って?」って、まま、わろた。
むかしはな、ぼくが、「くりーむしちゅー
*」したら、けらけら、わろてくれて、
ぼく、それが、うれしかったから、がんばってん。
め、まわるねんで、ねこかて。なんじゅっかいも、かいてんしたら。
こけたら、いたいし。
そのときのこと、おもいだして、もっとわろてくれるかなっておもたけど、
いっしゅんやったわ。
すぐ、こねこのとこ、はしっていって、「おお~、よちよち」
ぼくのことなんか、すぐわすれてしまう…。

 *ねこじゃらしを追って、とけてしまいそうなくらい、くるくる猛回転するYUMの遊び。

かんがえてみたら、ぼくは、もらいごや。
しゃむたんやれおは、ここでうまれて、ここのこやもん。
ぼくは、やっぱりかわいないのかもしれん。
もう、ままは、ぼくのこと、わすれてしもたんや。
って、だんだんおもうようになってしもてん。

もう、ぱそこんのまえにも、いかんようなった。

ままに、すりすりもやめた。
だっこもせがめへん。
ままのてがふれても、ごろごろなんか、しぜんにいわんようになった。
ままのこと、よぶのもやめた。
はなきすなんか、するもんか!
ろふとのはしごかて、もうじぶんでおりられるようになったしな。
ままに、にんげんえれべーたしてもらわんでも、いいねん。
ぼくは、ひとりでいきていく。
そうおもて、ぼくは、くるひも、くるひも、せんたくきのうえで、ひとり、ねてた。


けど、ときどき、たまらなく、さびしなるねん。
そんなときは、ぼく、おもいっきり、おおごえで、ないた。へやのかたすみで。
「おおおおー、あああー、ああああああーーーん!」
かってにおおごえになってしもたな。かなしくて。
おなかのなかみまで、とびだしそうやった。
ねこやからな、なみだは、でえへんけどな。

ほんで、き、ついたら、がりがりになっててん。
まえ、4.2きろくらいあってんで。
それがな、3.5きろになって、ようやく、まま、ぼくのようす、おかしいって、
き、ついてくれた。
おそいわ、まま!

すぐびょういんにつれていかれた。3がつのはじめやったとおもう。
こわかったわぁ。
あのしかくい、だいのうえにのせられるだけで、ぼくは、しにそうになるのに、
はりさされて、ち、2かいも、とられた。

けんさのけっかは、なんにもなかった。
そら、そうや。
ぼくは、からだがわるいのと、ちがう。
もう1つの胃が、からっぽなんや!

ままも、やっと、それをわかってくれたらしい。
ぼくが、ふかくきずついてるって。
それは、はしごがきっかけ
でも、どんどん、はなしが、ながなってきたから、また、あとで、かくわ。
とにかく、はしごのおかげやってん。

いまは、まま、ぼくがないたら、すぐきてくれる!
かならず、ぼくをしっかりみてくれる!
すりすりしたら、ぼくがやめるまで、ゆっくりあまえさせてくれる!
「YUMくん、YUMくん」って、ぼくのこと、なんかいもよんでくれる!
きょうは、はなきすもしたで!

←ごろんごろんころがってあまえてる

それに、ちょっとまえから、ねこじゃらしやれーざーぽいんたが、
すごくたのしそうにみえてきた!
れおといっしょに、おっかけっこしたり、いたずらしたりもする!
←てまえがぼくや。

ごはんも、わりとたべられるようになってきた。
体重もだいぶもどったで!! えへん!
そや! こわくてしょーがなかったおとうさんにも、
さいきんは、あまえて、すりすりして、だっこもしてもらうねん。
せっきょくてきやろ!


                        


こうして、なんかげつもかかってできた、ぼくのこころのきずは、
やっぱりなんかげつもかかって、ようやく、なおってきた。

とにかく、しゃむねこはな、ままに、みつめてもらいたいねん。
しっかりみつめてくれたら、それだけでいいねん。

ないーぶなんや、ねこって。にんげんがおもういじょうにな。


ながいなが~いはなし、つきあってくれて、ありがとう!!
けど、もうちょっとだけ、きいてほしいことあるねん。
せやし、また、ちかぢか、とーじょーするから、たのむな!
ほんなら、また、もとのゆかいなYUMにもどれるわ。

ほな、おやすみ。なんか、すっきりしたな。




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★焼酎試飲会 in 京都

2007-06-12 12:43:41 | よいどれ日記(*^^*)

     京都の酒屋さん主催の焼酎試飲会で。6/10(日)午後。
       ズラリ300種類・千数百本以上並んだ各地の一升瓶は、圧巻。
       10の酒造元さんがコーナーを作っていて、いろいろガイドもしてくれる。

「泳ぎイカでワイン会♪」の翌週は、焼酎試飲!
去年の秋は、古いセミナールームみたいなとこだったけど、
夏は、毎年ホテルでするらしい。
京都堀川五条のホテルのバンケットルームに300人が参集、
たんくまの松花堂弁当付き、焼酎飲みほうだいで5000円と、リーズナブルな設定。
もちろん、あのプレミアム焼酎「森伊蔵」も!

って言っても、私、アルコール度20度を越す強いお酒、
特に蒸留酒は苦手なので、そうたくさん飲めるわけじゃない。
舐めるようにして、それでも20種類は試したかな。

だけど、途中から、もう味わかんない。なんでもいっしょになっちゃった。
その中で、1つだけすごく気に入ったのが見つかった!
何年か前、生まれて初めて、西酒造の「富乃宝山」という黄麹の芋を飲んだとき、
その軽やかで華やかな香りに、「ああ、紫色の香り! これが焼酎!?」と
衝撃を受けたものだけど、それ以来かな。

久々のヒットは、その名も「超不阿羅王」(ちょう・ファラオ)
(怪しいねえ、この名前!)
やっぱり芋です。宮崎県、王手門酒造。芋です。
東国原知事さん、ここにも銘品が!
 ↓
←黒いボトルに、ゴムのラベル!

最近は、嗅覚疲労を起こしているのか、富乃宝山では物足りないの。
なので、これ、相当濃ゆ~いやつ。
芳しいだけじゃない、味わいのしっかりした、この深さ・うまみ・甘みは!
「超」のない、ただの「不阿羅王」というのもあるんだけど、これは普通。
やっぱり「超」ですわ。

もうひとつ、2番目に気に入ったのが、これ。
「宝山芋麹全量」
さっき書いた、焼酎開眼の「富乃宝山」の兄弟ね。
何が全量なんだか、まだ調べてないけど、これも濃い!
 ↓


これが、宝山シリーズ。(鹿児島・芋)
今じゃ、右の2つなんかは、居酒屋さんでごく普通に置いてる銘柄。
 ↓
宝山シリーズ

あと、何飲んだかなあ。(正確には「舐めた」だけだけど)
比較的気に入ったのは(そんでもって、かろうじて名前覚えてるのは)
・魔王
・八千代伝 白麹
・前田利衛門
*すべて、鹿児島・芋。

そうだ、1本数万円もするプレミアム焼酎「森伊蔵」、もちろん飲みましたよ。
1番に、味のわかるうちにと。
実は前回秋にも飲んで、「ふーん」って感じだったので、
限りある肝臓のために、今回はよせばいいのに、貧乏根性でやっぱり飲んだの。
けど、やっぱり、全然! 確かに香りは、まろやかでいい。
でも、味は、「へーん」って感じ。(前より悪い)
 ↓
←鹿児島・芋

これと、同時に飲んだのが、「魔王」と「八千代伝」だったんだけど、
正直言って、「伊蔵」は順番をつけるなら、はるか下のどんべ。
なんで、これが流行るのだろう。
私には、猫に小判ってことかな。
そういえば、「村尾」も舐めた。けど、記憶なし。
「森伊蔵」「魔王」「村尾」で3Mっていうらしい。豚に真珠です、ハイ。


奄美の黒糖も飲みました。
34種もあって選びようないから、酒造元さんのおすすめに従って、3つ試飲。
まず、昇竜。
 ↓


酒造元さんが言うには、「あらあらしいつくり」
はあ?
ただ、黒糖のにおいが、ぷんぷんして、甘さも強かったのはたしか。
それを、「あらあらしい」というのね。

そのあと、「1番洗練されてバランスのよいのが、これ」と言われて飲んだのが、
「浜千鳥乃詩」(右)。
 ↓


「あらあらしい」のすぐあとで飲んだので、結局私には「特徴のない味」
という印象しかなかったけれど。
勧めるなら、順番逆だよね。

それから、「これも、いいバランス」と言われたのが、上の左のやつ。
これも「昇竜」だけど、バージョン違いらしい。
やはりちょっと印象薄いけど、香りの感じが、やや黄色い。
って、香りを色で言っても、わかるか。
けど、そうとしかいいようがないんだな。
富乃宝山や、ワインでもゲベルツトラミネールという品種は、私には「紫」。

黒糖はねえ、その甘い香りのわりに、味わいがそっけないように私には思えて、
そのギャップが、どうもなじまないわ。

げげっと思ったのが、牛乳の焼酎。
その名も「牧場の夢」、熊本です。
なんていうの、良く言えば、ヨーグルトの乳清を焼酎に垂らしたみたいな。

今回、お米の焼酎(熊本)には、いたらず、残念!
ミーハー試しをしてたら、もう飲めなくなっちゃった。
米には、香りだけなら日本酒と見まごう、見事な吟醸香のするものがあるんだよね。
しかも味わいはサラリとして、けっこう気に入ったのがあったはずなんだけど。

次は、もう少し的を絞って、本当に自分に合うものを探すことにしよう。
もう「森伊蔵」に惑わされずにね。

 追記
さて、夕方帰ってきて、いの一番にしたこと!
「ビール!」
ああ、やっぱりふだんはこれに限るわ。
それも、軽い軽いダイエット生(発泡酒)。
アルコール度数わずか3.5、どーーーっさり飲めて悪酔いなし!

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★今日は、東京にゃんたの命日。あれから3年。

2007-06-11 11:55:19 | 永遠のにゃんた

         8歳~10歳くらいだろうか。中年にゃんた。


3年前の今日、東京にゃんたが亡くなった。享年13歳。

もう、新しい写真は1枚もない。
これ↑も、以前使ったものだろうなあ。
この犬用ベッドが、大のお気に入りだった。晩年は特に。
取り換えようとしたときもあったけど、これしかダメ。
新しいのは、屋根があったのが、失敗!
私としては、屋根つきのほうがあったかいし、「立派なおうち」と思ったんだけど。
にゃんたにしたら、病院に通うキャリーだと思ったみたいね。
えらい怖がった…。
以来、汚れても何しても、中の敷物だけ洗って、ベッドは古いままだったなあ。



↑子猫のとき。生後2~3ヶ月?

こうして見ると、目が少し左右に開いてるよね。不思議。
中年時代はトップの写真のようにまっすぐだし、
晩年のにゃんたの目は、逆に寄り気味だった。

↓ こんな感じ。12歳くらいかしら。


晩年は、いつもいつも私のことばかり見てたからなあ。
だから、寄ってしまったのかしら。

だんだん動きまわることがなくなり、いつもベッドで香箱を作って、
その視線は、ひたすら私を追ってたのだった。

抱っこしてもらえそうなスキを伺ってたみたい。

だから、夜いっしょに寝るのが、たぶん、晩年の彼の最大の楽しみだった。
お布団の用意をしかけると、一番にとんできて、寝転がってじゃまする。
「あーん、まだだよー、にゃんたぁ!」と毎晩言ってたなあ。

朝まで腕枕で寝るので、私は寝返りができなかった。
人間は一晩に数十回寝返りをうつっていうけれど、私はしなかったわ。
にゃんたを抱く右腕を残したまま、体を動かすだけだったから、
毎朝目覚めると、首と肩の痛かったこと。

あんなに抱っこ好きで、あんなにいつもいつも私を待っていたのに、
今から思えば、ほんとに、ろくに相手してやらなかった。
忙しいを言い訳に。

このことを思うと、3年たっても、胸が痛い。

ペットロスって、思うに、単に別離の悲しさだけじゃないよね。
何か大事なことをしてやれなかった、とか、辛い目させた、とか、
そんな罪の意識が、キリキリ心を刺すんだよね。

ただ救いは、亡くなるとき、そばにいてやれたこと
すごくラッキーが重なって、
(私にとっては、にゃんたが引き起こした奇跡!)
いまわのきわを看取ってやれた。
これがなかったら、私のペットロスは、重症になっていたかもなあ。

にゃんた、ありがとうね。
新しい3頭のシャムにかこまれていても、君は君。
大切な私の子。

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★これが、YUMのボーイソプラノ♪

2007-06-10 02:24:56 | シャムネコ動画

         私を見上げて、ああーん! 上手に鳴けたね
          (声、入ってます。音質はケータイ動画なので、ご勘弁ね!)


シャム猫はダミ声とよく言われるけれど、今は昔。
モダンスタイル・シャムは、概して、かわいらしい声なんですよ。
(3年前に亡くなったオールドスタイル系「にゃんた」は、すさまじく猫離れした声で、「おがーん!」と私を呼んだもの)

我が家の3頭のシャム猫の中でも、ひときわ声が高く澄んでいるのが、パパYUM。
ミニライオンみたいに、堂々とした体躯、
歩くたび、しなやかな筋肉が、ぴったりしたコートの下で泳ぐ。
そんな1歳10ヶ月の立派な青年YUM、
実は、かわいい♪を通り越して、かわいそうなくらい高いボーイソプラノ。

その高い声をさらに高くしようと努力するもんだから、
(去年の秋ごろから?たぶん)
しょっちゅう、かすれちゃう。

呼ぶと、必ず返事するYUM。
「YUMくーん♪」
「はあ~ん!」
青い両の目は、ひたすら私を見上げて。

最近、もっと高くしようと、さらなる研鑽を重ねるYUM。
かすれて、途切れる。
「YUMくーん♪」
「へっ」
「アハハ、なにそれ? もっかい。YUMくーん♪」
「へっ」
わたしゃ、お代官様やないよ!

高い声だけじゃない。
弱々しげにすると、いっそうかわいがられると、猫の本能は知っている。
「や~むくん!」
「…」
これは、口だけ少しあけて、息だけのお返事。
はかなげに、淋しげに、少しけだるそうに。
こんなときは、淡い空色の瞳を少しそらせて、憂いをたたえる演出も忘れない。

あーん、まいっちゃう~!!
ちゅっ!   
(とすると、いやがられる


 ↑ ダンナを見上げるYUM


 ↑ やんちゃ息子レオとお昼寝するYUM(右)


YUMの声、聞いてもらえたかな~??


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★レオ脱走事件!!

2007-06-09 01:54:17 | シャム猫話

   パパの膝でとろけるレオ。生後8ヶ月。私より好きらしい。ふーん!


こんなレオですが、やっぱりまだ幼いせいか、単に性格なのか、
とにかく、ちょこまかちょこまか動きまわる。
実は、1つ前の記事で書いたワイン会の最中にも、脱走事件を起こしていたのです。

ことのしだいは…。
開始1時間前に友達夫婦がやってきました。
「こんちゃ!」 人間の次は、猫もご挨拶。
みーちゃんとYUMは、だいたいすぐ、引っ込んでしまって静かなものですが、
誰にでもなつこいレオだけは、そのあと、そのへんをウロウロ、
「なんか面白いことないかにゃん」と、チャンスを伺っていたらしい。

けれど、ダンナは、いくつかの料理の仕上げにいそしんでいたし、
私は私で、自分の料理と、テーブルセッティングやら、各種グラスの用意で手一杯。
もう猫たちのことはすっかり忘れていました。

それから、2時間くらい経ったかしら?
もうすでに、2,3杯は飲んで、どんどん盛り上がろうというそのとき。
「ピンポーン」と突然インターフォンが。
ダンナが出て、「え~!?」
そして、私に、「だれか外に出てるらしい!」

あわてふためいて、玄関のドアを開けると、お隣のご夫婦がおそろいで。
そして、ダンナさんの手には、レオ
「わー、レオちゃーんっ!! あっぽやねえ!」
「前でうずくまってたんですよ」と奥さん。
抱き取ると、すっかり怯えて、冷たく堅く縮こまっています。
レオは、人懐こくて、厚かましい性格のわりに、えらいビビンチョ!
環境の変化や、大きな物音には、すごくビクついてしまうのです。YUM以上に。

それにしても、いったいいつ出たの!?
友達夫婦が来たときは、家の中に3匹とも揃っていました。
それから、だれも玄関を開けたりしないし。

と思ったら、友達にバゲットを買いに行ってもらっていた! そのときだ!
パンだけは、前日に買うと美味しくないでしょう、だからワイン会当日、
すぐ近くのサンマルクまでお使いを頼んだのでした。
その出入りのとき、隙間から外へ飛び出したのでしょう。
いつものことなので、私たちはいつもレオが中にいることを確認してから、
ドアを閉めるけど、慣れない友達が、そんなこと、気づくわけもない。
私が気をつけてなくちゃいけないのに、もう全く気が回りませんでした。

レオは、都合2時間くらいマンションの外廊下で震えていたことに。


ああ、かわいそうに、こわかったろうなあ。
いくら泣いても、パパもママも出てこない。
ぼく、ここにいるのに、ここにいるのに~!
ドアは堅くて、ほじほじしても、びくともしない。
エレベータのごとごと言う音、よそのおっちゃん、おばちゃん、
6月に入ったとはいえ、常夏の家の中に比べると、ひゅうひゅう風が冷たいし、
第一こんな広いとこ、高いとこ、見たことないよー。

ああ、もし、これで心無い人に連れ出されたりしていたら!
実は、半年前に、1つ下の階でそんな事件があったのです。
気の毒に、飼い主の奥さんは、猫を見なかったかと、何十軒と片端から訪ねてまわっておられました。携帯番号を書いた紙を1軒1軒手渡しながら。
すでに、1日経っているということでした。
ひとつ間違えたら、同じことに!!
ぞぞぞーっと身震い。
大丈夫だったのに、胸がズキン!

レオ、よほど怖かったのだろう、4時間くらいは、奥に隠れて出てきませんでした。
いつも我がもの顔のレオが、生まれて初めて「本気で怖い!」ということを
知ったんだろうな。
レオぞっこんのダンナは相当ショックだったらしく、
「もし、レオちゃんに何かあったら、お父さん、暴れるぞー!」
などと、珍しくほざいてました。
おまけに、すっ込んでしまったレオに、
「ああ、レオちゃんの性格が変わってしまった~」と、嘆くこと!

けれど、とにかく無事。
「性格変わる」なんていうダンナの心配もよそに、翌日にはいつものやんちゃに戻っていました。
相変わらず、ちょこまかちょこまか。

 ↓ 袋しょったり、


 ↓ お父さんの仕事じゃましたり、


 ↓ 爪ひっかかって、こけたり、


 ↓ パパYUMとイタズラしたり。
←上がレオ。

↓ ねっ、なんかナマイキな顔なんだよね~、お騒がせレオは。
 (右がレオ。左奥はYUMパパ)


へーん、いくじなしのくせに!



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★「泳ぎイカ」で、ワイン会♪

2007-06-08 11:45:35 | よいどれ日記(*^^*)

            これ、生きとります。
    
ひらひら泳ぎながらトラックに乗って、6/2土曜朝、我が家到着!


またしても、ごぶさたです!
仕事山積に加え、先週の土曜は久々の我が家でのワイン会で、掃除に片付け、
日ごろサボってたツケがどっさりまわって、もう大変~。
人数は友達夫婦とうちで4人だけというのに、アレも食べたいコレも食べたいで、
多種大量の食材の買いまわりと取り寄せで、えらいこっちゃ!でした。


 ↑セッティング途中。ほとんど撮れなかったので、これでも、貴重な一枚…?

さて、生きたイカって、「液晶」がマジックのように、きらきらきらと輝いたり、さささーっとひいたりしますよね。
それくらいの鮮度で食べるイカのお刺身の美味しいこと!
身は見事に透き通り、甘い甘い!

そんなイカを、お取り寄せで食べようということになり、
なぜか、ワインを合わせようと誰かが言い出した!
お刺身にワインを合わせるのは、本当に難しいです。
生臭さが強調されたり、醤油やワサビが、ワインの香りを殺したり。


 ↑出してるとこんなふうに赤いけど、白い箱の中に入れると、白くなる!

しかし、いったんワイン!ということになると、もう胃袋が止まりません。
夏本番も近いこの季節、もちろん、シャンパンもいいのですが、
ここはひとつ、爽やかなソーヴィニヨンブラン100%のプイィフュメで行こう!と。
夏こそ1本目に飲みたい、酸が乗り、爽快で、どこか青草やハーブの香り、そして
燻したような風味が果実実をふちどる、ロアールのあれ!
これを、イカの刺身に合わせようというわけです。

ま、もともとムリのある合わせ方。
しかも、友人が入手したのが、すごくマイナーなプイィフュメ。


 ↑ カルトノワール Pouilly Fume Carte Noire '99 Domaine Landrat-Guyollot

普通なら果実実は、ライムとかレモンとかいわれるのに、なんと、これは、
南の果物の甘い香りがかすかに。
パッションフルーツのような?
ニュージーランドのソーヴィニヨンブランには、こんなことがあるのですが、
それよりはるかに、しっかりした、ボディ。
けれど、ソーヴィニヨンブランの身上たる爽快感は、失われてはいません。

だけど、これでは、ますます、イカにはムリ!(だけど、しかたない)
ということで、これにもっと合いそうな食べ物もあれこれ考え、用意したら、
かなりの品数になってしまった…。

赤は、うちのミニセラーにあったCh.ピション・ロングヴィルバロン。

今年で14年、ビンテージがちょっと弱い分、そこそこ熟成しているはず!


 ↑ Ch.Pichon-Longueville Baron'93(メドック地区ポイヤック)
   カベルネソーヴィニヨン70%、メルロー25%、カベルネフラン5%

澱がかなり出ているので、まず3週間前にセラーから出して、
静かにまっすぐに立てておきます。
こうすると、澱が底にたまるでしょう。
3日前になったら、立てたまま10度ほど傾けます。
すると、たまった澱がさらに片隅に集まります。
そして、当日は飲む前に、澱が舞って入らないよう、そろそろとデキャンタ。
ボトルに少し残ったものは、もちろんソースに加えて、ムダなく!
こうすれば、ソースとワインが仲良しに。

バロンは、かなりレンガ色になっていましたが、まだまだ若々しさを残していて、
もう3年くらい待ったらよかったかな、という感じ。
けど、閉じているといったことはなく、久々にたおやかな
熟成ワインを味わいました。


ちなみに、料理は、
白と合わす白い料理
泳ぎイカの姿造り フローラルハーブの海塩添え
  主に塩で食べましたが、主役のはずがちょっとかすんじゃったなあ
モッツァレラとトマトのコンフィ・オレンジの香り
たっぷりキャベツと塩漬け豚肉のポトフ
白いチーズ2種とほおずきトマト、グリッシーニ
 (ダンスロットラム、ペコリーノロマーノ)
ドライフルーツ5種(赤に持ち越す)

赤と合わす赤い料理
ラムチョップ
  赤ワイン(カベルネソーヴィニヨン)と黒酢とアニエスのソース
フエカセロと切りたて生ハム4種
青カビチーズ(フルムダンベール)
バゲットとオリーブオイル

締めのカヴァ(泡物・ロゼ)(Roger Goulart Rose '04)
たこのカルパッチョ バジル風味
エビのミント揚げ トマトのソース  
泳ぎイカのげそ揚げ

カテージチーズとランプフィッシュ

デザート
豆腐のムース メロンソース添え ←失敗!ゼラチンの量間違えた!


でも、実際は、これで終わらなかったんだね~。
カヴァの前に、別のワイン1本半、
終わってから、ビールロング缶12本と炭火焼き鳥(←なんじゃ、こりゃ~!?)
何しろ、昼の2時から夜中の1時頃まで、延々11時間、やってましたから。
飲んで食って飲んで食って、ケラケラ笑って、また飲んで!
よくこんなに入るよねえ。


 ↑ 一皿目「モッツァレラとトマトのコンフィ・オレンジの香り」と、チーズ、ドライフルーツ類。
遠路お越しいただいたイカさんには、しばらくテーブルについていただき、鑑賞させていただきました。



料理を逐一写真撮ろうと思っていたのに、またしても、セッティングの写真と、
最初の料理だけで終わってしまいました。
ほとんどの料理担当は、ダンナなのにね。なんで、私が撮れない!?
次こそは!

それにしても、夫婦でつきあえる、気のおけない友達がいる、というのは、
ありがたいことです。
メタボリックは加速しそうだけど!


 

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