★日がな一日シャム♪♪

シャム猫写真いっぱい!みー♀&YUM♂、子猫レオ(白ちゃん)♂♪
&にゃんたの思い出。

★今年の桜と、花の思い出と。

2007-04-08 23:56:59 | ヨモヤマ
   大阪は桜ノ宮公園界隈の桜。花が大きい!


今日は「花の日」。 お釈迦さんの誕生日だったそうですね。

おととい4月6日、夕方近くに桜を見てきました。
やっぱり1年1度、花は見なくちゃ。
先週末、実家に妹一家が来るので、私たち夫婦も行くはずでしたが、
ダンナがインフルエンザで、あえなく断念。
で、その代わり、母が花見にうちの家にやってたわけ。
満開が先か、全快が先か、などと言っていましたが、十分間に合いましたね。


↑同じく桜ノ宮公園から。


↑ずっと桜のトンネル。


↑向こう岸も桜が。正面は帝国ホテル。手前の遊覧船は「ひまわり」だったかな。

この日、これだけ咲いているけど、それでもまだ七部咲き。
結局、例年よりずいぶん遅い桜です。

昨日、土曜は無情の雨。
でも、まだぎりぎり満開じゃなかったので、花はもったようです。
今日あたりが満開。
あと1日2日、お天気がもったら、桜の絨毯が見られるかも!
爛漫と咲く満開の花もきれいだけど、散っていく花もまたきれいですよね。
風の通り過ぎるあとを描き出すように舞う花は、桜ならでは。
この季節は意外に雨が多いものだけど、お天気が続いて地面が乾いていると、
落花が風でもう一度宙に舞い上がるんですよね。
枝からこぼれる花びら、地面から舞い上がる花びら、
そして、あたり一面、世界が一段明るくなったみたいな淡いピンクの絨毯。

こんな景色は、何十年も生きているのに、見られたのは、たった一度だけ。
十数年前の鎌倉。
夢のようなひとこま。
桜が散りゆくほんの数日のこと、けれど満開から一度でも雨が降ったらダメ、
花びらが腐って、地面にへちゃくりついちゃうから。
なかなか出会いのタイミングが難しい。


↑ 大川沿いの桜並木。川沿いに遊歩道が何kmも続いています。


桜並木といえば。
2年前だったか、ちょうど今頃、仕事で東京に行ったときのこと。
わりとヒマで、六本木のホテルに、うららかな昼下がりにチェックイン。
部屋に案内してくれた若いホテルマンが、窓辺に寄り、
はるか眼下の桜並木を示しながら、
「素晴らしい季節に来られましたね」と、にこやかに語りかけてくれました。
その日予定を入れていなかった私は、さっそく散歩に出かけました。
桜並木に着くと、いたずら小僧のような突風が吹き荒れ、
まだ満開にならない若い桜が、風に負けて、すでにたっぷり散っています。
よく見ると、ほとんどが首からもげているではありませんか。
盛りを過ぎていると、花弁がばらばらになって散るけれど、
まだ若いので、花びらがしっかりと合わさって、五弁のままなのです。

あまりに見事な花が道を敷き詰めているので、うち捨てて帰るには惜しく、
思わずハンカチを広げ、めいっぱい花を拾ってしまいました。
ひとつひとつ吟味しながらね。
そして、いそいそホテルに帰り、バスタブにいっぱいお湯をため、
一面、花を撒き散らして、お風呂に入ったのでした。
ああ、この美しさは!!
家でお風呂につかることなどまずない私ですが、このときばかりは、
桜色にうずめつくされたお湯で、ゆ~ったり長湯したのでした。

それが私の一番素敵な花の思い出。


今年の桜は、どうだったかなあ。
母が「ああ、今年も桜が見れた!」とうれしそうに言っていましたが、
こういうことがあと何回できるのだろう、という思いがふとよぎり、
心なしか、さびしい桜だったかもしれません。




↑ 桜の季節、シャム猫一家も、外が気になったのか…。


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★尊いトライアル精神! ギャハハハ!

2007-01-27 14:16:40 | ヨモヤマ



仕事の資料探しで、あちこちネットをうろついていたら、爆笑ネタにぶちあたった。
上の写真
まあ見て、超ケッサク!!
 ↓
「エリザベスカラーで暮らす」

 いわく

「傷の治りを早くするためとはいえ、傍目で見ているととても不自由そうに見える。
果たしてこのエリザベスカラーが、本当に動物のためになるのか、
実際に自分の首に着け、
ペットの気持ちになって体験してみた。
動物の気持ちを理解せずに、良い獣医にはなれないのだ。
獣医になるつもりはないけれども。」

そして、真摯な人体実験は、延々つづく…。

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★転載記事 子犬を助けて!!

2006-12-18 06:19:26 | ヨモヤマ
   箱に入れられて、捨てられていた5頭のパピー。


クーピーさんの転載記事の、さらに転載です。
東京→東名・名神・山陽道→山口のルート付近にお住まいの方へのお願い。

   *   *   *   *   *   *   *

  12月21日~22日にかけて東名高速から
  名神・山陽道で東京から山口まで走ります。

  この際にPA・SAで会っていただけるのであれば
  パピーをお連れできるのですが、このエリアの皆さん、

  考えて頂けないでしょうか・・・!

   *   *   *   *   *   *   *

詳しくは、クーピーさんのところへ



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★ベランダのハーブの花 & 子猫の様子

2006-11-26 18:10:59 | ヨモヤマ
             サフランの花


昨日の朝。
サフランがあんまり見事に咲いていたものだから、子猫写真のついでに、思わずぱちり。
ダンナがさっそく雌しべ(赤くて長いほう)を収穫して、乾燥させています。
サフランライスかパエリャに使うつもりかな。

ふと見ると、他にもハーブの花が。

 ↓ レースラベンダー。地味だけど、爽やかな香りがしています。


 ↓ ローズマリー。これはもうぷんぷん香る!一番我が家の食卓によく登場するハーブ。

花、わかるかしら。ちょうど手すりがバックになって、わかりづらいですね。
階下では、桜並木がきれに色づいています。

 ↓ セージの花。ローズマリーもそうですが、セージにも花があったんだ。


 ↓ これは、冬しらず。→ と思ったら、「ウィンターコスモス」でした!
ハーブじゃないけど、せっかく咲いてるから。
去年はプランターいっぱいに咲き乱れていましたが、全滅して、今年はこれだけ。


そのころ部屋の中では、ベランダに出た私の様子を見学するため、猫一家が、私の仕事椅子の上に集合していました。
もっとも、私にとっては、「椅子」ですが、彼らにとっては、「座れる爪とぎ」です。
中からスポンジが出るまでバリバリひっかくんですよね~。
この椅子だって、実は2脚目。
 ↓


私が戻ると、すぐ親猫はいなくなって、子猫さんだけ。目をあいてるのは黒ちゃん。
 ↓


白ちゃんが目を開けたら、今度は黒ちゃんが眠る。
 ↓


さあ、早くたまった仕事片付けて、掃除しなくっちゃ!
明日は、みーちゃんの帯広のお父さんが、はるばる「孫」を見にやってくるのです。
「こ、こ、こんなホコリだらけの家で、育てているのかあ!?」
とショックを与えないよう、がんばらねば。


しかし、掃除と片付けほど、キライなものはない。憂鬱。



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★gooの「イチオシブログ」に載っちゃった♪♪

2006-11-22 16:30:47 | ヨモヤマ
         ↑ 仲良しカップル。手前の白いのが、お手柄YUM!

なんで、お手柄かっていうと! 昨日のこと。
またH系のトラックバックでもついたか、と思ったんだけど、念のため、クリックしてみたら!
gooブログからのお知らせで、「イチオシ」を紹介する「ピックアップブログ」というコーナーに載せてあげたよ、っていうお話でした。
載ったのは、「★YUM快挙! ついにロフト梯子を征服」 という記事。
「動画」ジャンルで取り上げられました。

えへ、ちょっと、うれしかったな。
だって、いきなりアクセスが倍になって、初めて1000位内にランクインしたんです。
(67万7,388 BLOG中922位)
っていっても、一晩のことだけどね。そこに載るのは1日だけだから。

記念に、画面をキャプチャーしておきました。

 ↓ gooブログのトップページに、そのコーナーがあります。赤マルの中。


 ↓ クローズアップ!


あはは! YUMくんの勇姿、ちょっと有名になったね!

 ↓ 「たいしたことないで!はしごくらい。もういまなんか、すいすいや」



 gooブログトップから来てくださったみなさま、どうもありがとう!!
できれば、これからも、よろしくお願いいたしま~す!




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★猫とシュレッダー

2006-08-25 12:18:55 | ヨモヤマ

↑ 写真は、今朝の 「夫婦」 


 数日前からニュースで取りざたされている、シュレッダー事件。
小さなお子さんがいるご家庭はもちろん、猫好きとしても、ドキッですよね。

いわく、
■シュレッダーで子供が指を切断するなどの事故が新たに5件判明し、少なくとも全国で計7件相次いでいたことが23日、分かった。今年3月に2歳の女児が指9本を切断する事故があったシュレッダーを製造・販売した同社は、事故について5カ月以上も公表していなかった。さらに同社は事故が起きたと知りながら、同じ機種の商品の販売を、8月9日まで続けていた。
■同社は事故について「まれな事故だと思っていた」として、事故が起きたものと同タイプの商品5機種の販売を続行。事故後も在庫がなくなるまで売り続けていた。 (続き) 」

 実は、シュレッダーはいつも怖いと思っていました。
うちは、事務所兼自宅なので、当然、小さいながらシュレッダーはある。
この上に、猫が飛び乗ることは、珍しいことじゃない。
なので、使うときだけ、「オート」にして、使い終わったら必ず「停止」に。
ダンナにもやかましく言っていた。
本当は「オート」にしておいても電気が無駄遣いされるわけではなく、いちいち切り替えるのは面倒なのだが、もしも、あの小さな手が中にスルッと入ったりしたら、と思うと、ぞぞぞ~。
とはいえ、「まあ、そんなことにはならないだろう。紙ほど薄くないんだから」
という、たかをくくる気持ちもあった!

だが、やはりそんな危険性は十分あるということ!
改めて、用心しなくちゃ。
カバーでもかけようかな。どうしたって、忘れるってことはあるから。

 しかし、この会社、リスクマネジメントという考え方が欠落していますよね。
「稀な事故と思っていた」 とはね。
なぜ、「氷山の一角では?」という推測が働かないのだろう。
この会社は、ある通販の仕事の関係で、よく知っている。
ベンダー、つまり、通販カタログに掲載する商品の仕入先の1つ。
一般には、ホームセンター用の収納家具などで、名前が知られているけれど。
いつも、掲載商品の商品情報を一定のフォーマットに記入した上、詳細資料と一緒に提出してもらうのだが、この重要書類がいつもいい加減で、…。
いや、これ以上のことを書くのは差し控えるけれど、思ったとおり、「会社の体質」だったよう。

 「ハインリッヒの法則」 というらしいですね。
こういう「氷山の一角」のことを。
つまり、
重大な災害事件1つの陰には、29の軽症事件が、
そして、社員が見知って、ヒヤリとする未然の事故が300。
1:29:300。
しかも、その330自体が、水面に現れている一角でしかない、
社員が見逃している、明らかにされていないケースがまだまだある、
ということのよう。
アメリカのハインリッヒという人が労働災害の発生確率を分析したもの。

 と、話がどんどんそれていますが、
それついでに。
家庭で使うなら、シュレッダーより、「シュレッダーバサミ」が、オススメ!


機械じゃないから、場所も取らないし、音もない。
だいたい、DMなんて、宛名だけ破砕したらいいんだもんね。効率的。
これなら、引き出しにしまえば、安全だし!
★なお、これ、CDなんかも破棄できる、と売り文句には書いてありますが、
それは、ウソね。
缶切りでCD壊すのと同じと思ってください。
力まかせに、端っこをちょびっと割るだけ。それも、破片が飛び散って、
下手すると、痛い。


ということで、おしまい~。

 と思ったけど、最後にもう1つ、今朝の「夫婦」。仲良く、舐めあってる。


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★服部緑地の花と動物たち

2006-08-08 21:42:21 | ヨモヤマ

前の記事で、日曜に散歩した服部緑地の野猫の写真を載せましたが、
ついでに、他の動物たちや花にもおつきあいを!


↑ バラ園は枯れていましたが、ここだけ花盛り! 左には、かわいいひまわりも♪


睡蓮も広い池一面に咲いていました。見ているだけで、涼しい。


↑ 別の小さな池のほとりでは、白猫がのんびり毛づくろい。
  横顔が、ちょっとYUMを思い出すような、全身真っ白のきれいな若猫。
  だけどね、かわいそうに、反対側の目はだめでした。
  一見、のどかそうでも、やっぱり過酷なんですねえ。
  前の記事のボロボロ毛の黒猫といい。


↑ また別の白猫さん。 おでこだけに、筆ではいたような黒いぼっちがあって、ご愛嬌。


↑ 鴨がいっぱい。カメラを向けると、なんとすいすい寄ってきました。
 エサをやる人が多いんだろうな。でも、あいにく、手ぶら。



↑ 暮れかけの池の向こう岸に、大きな鳥が。
  と思うと、池を渡って、なんとすぐそばの松の枝に止まりました。
  
きれい! これはサギ?
  でも、焦って、手ブレばっかり。
  鴨と違って、すぐ行ってしまいました。ざんねーん!


↑ 夕陽がとてもきれいでした。

服部緑地の公園は緑が多くて、大木を渡る風が涼しいこと! 市内とは大違いです。
夕暮れ時の1時間半、散歩しましたが、たいして汗をかくこともなく。
馬場もあるんです。でも、行ったらもう厩舎に入ったあと。遅すぎた!


 いい加減にダイエットしようと、散歩を始めた次第です。
でないとねえ、猫はスマートなのに、飼い主はなに!?と、みんなに言われそうで…。
やっぱり、もっとまるまるした猫を飼うべきだったかなー。

 

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★ヒサンな夏の思い出 …虫と猫のはなし

2006-07-26 20:31:19 | ヨモヤマ
↑夕べ、ベランダの窓から、ビールがんがん飲みながら、見た天神さんの花火。
 なぜかモノクロ写真 

曇り空のへんな天神祭も終わって、一抹の寂しさを感じつつ、今朝は8時ごろ打ち合わせに出かけた。
エントランスを出るなり、頭上から降り注ぐ蝉しぐれ!
梅雨が明けたんだ!
暑い! 空には入道雲。
天気予報より何より正確な蝉。
樹木のまわりは、抜け殻だらけ。

こういうとき、私は自分の近眼に心から感謝する。
私は、虫が大っ嫌い。
特に、蝉は、にくったらしい大声で、いっせいにうなりまくる不気味なやつ。


…虫で思い出したが、子供の頃、私は「田舎」にとても憧れていた。
そこで、高1の夏休みだったろうか、近所のおばさんに頼んで、おばさんの田舎に1週間ほど、3つ下の妹と二人で泊まらせてもらうことになった。
うちは、父方の祖父母はとうに亡くなっており、母方はみな大阪で、田舎というものがない。友達が夏休みになると「田舎に帰る」というのを聞くたび、うらやましくてならなかったのだ。

さあ、憧れの田舎へ! わくわく、わくわく。
田舎なんだから、当然、ハイジのような緑の丘や風になびく草原が目の前に広がると、私も妹も思い込んでいた。
だから、「ここよ」と車を降ろされたときは、二人で思わず目を見合わせた。
車ががんがん走る国道沿いの小さなプレハブの家!
おばあちゃんの家よりはるかに狭い庭には、枯れかけのホコリっぽい植木が、ぼうぼうの雑草に混じっていじけている。
地響きを上げるトラックの音は、私たちの住んでいる大阪より何倍もうるさいじゃないか。
憧れの田舎は、どこよ!?

そんなバカな!と思ったけれど、そこは高校生、ガキではなかったので、「田舎のすばらしさというものは、自然だけじゃない。人情も魅力のうちだ」と、消沈する気分を、一生懸命励ました。
確かに、人情は申し分なかった。おじさん、おばさん、おじいさん、おばあさん、おねえさん、おにいさん、みんな本当にいい人たちで、見ず知らずの大阪の姉妹を、本当の親戚のように温かく迎え入れてくれた。

しかし、それが、悪かった。
「もっとおあがり、たんとお食べ、若いんだから」と親切に山盛りの夕食をすすめてくれる。
だけど、私と妹は、来るなり見てしまったのだ。
巨大なゴキブリどもが、昼間っから堂々と、てらてらの姿を現して、そこらじゅう這いまわっているのを!
こ、こいつら、自分をバッタかなにかと勘違いしてないか!?
そんな家で、ご飯が喉を通るはずがなかった。

そこで、姉という立場上、勇気を出して、
「あ、あの、ゴキブリがいっぱいいるんですけど…」とおずおず進言した。
つまり駆除して消毒しないといけませんよね、という意味だ。
「そうじゃ、そうじゃ、田舎はいっぱいおるんよー」と、おばさん、にこにこ。
「ここらのは、大きいんや」と得意げにさえ聞こえた。
そして、たった今、ゴキが横切っていったあたりを、平気でさわる。
そ、その手、すぐ洗うのだろうか。
じっと観察していたが、その手で、お茶を入れてくれた。

こうして、私達は「ゴキブリが気持ち悪くて食べられません」とは、とうてい言えないということを悟った。
人間とゴキが共生しているこの家で、やつらを「気持ち悪い」ということは、「あなたが気持ち悪い」というのと同義…。

その夜のことだ。ふと目が覚めて、お水を飲もうとキッチン(いや、台所というべきだろう)に立った。なんとなく怖かったので、妹を起こして。
そこで、二人が薄明かりの中で見たものは!
大小さまざまなゴキブリの盛大なる運動会だった!
メイン会場は、茶碗やお箸の入った食器カゴ。
おびただしい数のゴキが、障害物競走、棒のぼり、パン食い競争、綱引き。列なして旗立てて、走ってた。

当然水など飲めず、もう布団に横になるのも気持ち悪かった。
次の日、朝食を薦められたら、いったい、どうやって断ればいいのか?
宴の後の茶碗に、ご飯が盛られた様子を思い浮かべるだけで、身の毛がよだった。
隣の布団では妹が半泣きだった。

追い詰められた私と妹が編み出した技は、こうだった。
まず、朝は「食欲がない」といって食べない。これが一番だ。
お昼と夜は、食器を運ぶのを手伝うふりをして、自分達のお箸だけこっそり洗う。
盛られたご飯は、お茶碗にくっついていない部分だけをこそげとって食べる。
当然、よそってもらうのは、できるだけ後に。そうすると、しゃもじがちょっとでもキレイになっているだろう。そのためには、率先して自分がご飯をよそう役にまわることだ。
オカズも同じ。お皿にくっついていない部分だけを削ぎとって、後は残す。
大阪の子はなんて行儀の悪い子達だろうと思われたろうが、「すみません、食欲がなくて、どうしても…」と詫び続けるしかなかった。

ただひとつの救いは、かわいい子猫たちだった。
続けさまに生まれたらしく、中猫くらいが2匹と、小さなかわいいさかりの三毛の子猫が1匹。
妹とふたり、子猫と遊んで、空腹を紛らわした。
家は団地で動物は飼えなかったし、親が猫嫌いだったので、こんなに一日中子猫と遊べるなんて、夢のようだった。

3日目も子猫と遊んだ。ほかにすることがなかった。
空腹でそろそろ立ちくらみがしてきたが、子猫がいれば平気。猫だけが支え。
手でじゃらしたり、おっかけっこをしたり、ゴロゴロ転がしたり。
こうしてやっと長い一日が暮れ、布団を敷いて寝ようとしたときだった。
急に子猫が、だだだーっと異常なスピードで隅っこへ突進。
すぐ戻ってきたその子の無邪気な口には、な、なんとー!巨大なゴキがはみ出している!
その様子は、今思い出しても、怖くて書けない。
つ、つ、つまり、ゴキの羽が。
ぎゃーーっ!
今までずっとこらえていた妹も私も、とうとう叫んでしまった。
その口で、その手で、私達の手と?
恐怖で、目には涙が。
やつらには、これが最大のエンタテイメントにして、日常茶飯だったのだ。
「ブルータスよ、おまえもか」という言葉が頭をかすめた。
アニメで流行っていたのだ。

その夜を境に、裏切り者の猫ども全員と、私達姉妹が絶交したのは言うまでもない。
ついに観念した私は、翌朝、悲愴な面持ちでおばさんに頼んだ。
「体調が悪くて、すごくしんどいので、大阪に帰りたいんです」
1週間の予定がまだ4日目では、本当に悪いと思ったが、もはや忍耐の限界を超えていた。

田舎の一家は、みんなして、心から心配してくれた。
いい人たちだった。
本当にごめんなさい。


ああ、私と妹の、夢破れた夏の思い出。


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★大阪は、今、天神祭りの花火♪

2006-07-25 20:15:35 | ヨモヤマ
花火の間だけ、このデザインでいきまーす♪ 
 
  注) もうお祭りも終わったので、花火バージョンは、元に戻しました。


今、我が家のベランダから見える景色は、まさにこの通り!
これを見ながら宴会でーす♪

なーんもない記事でゴメンナサイ!


そして、とある、大阪梅田のビルでは…。

↓ おっ、天神さんの花火らしいな。
  うん、よう見えるワン。



 追記
↓ちなみに、花火バージョンは、動画で、こんなんでした。
 しゅるしゅるしゅる~と次々花火が上がります。
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★黒猫仲間に入りたくて♪

2006-07-14 14:30:47 | ヨモヤマ
もう2匹、ほんの少しの間だけど、黒猫を飼っていたことがあった!
(その前には、アルジャーノンという凶暴な黒猫を飼っていた)
昨日、偶然見つけた写真。
でも、ちょっと不気味悪い顔に写ってますね。
写真がヘタじゃ。



すっかり忘れていたんだけど、結婚してまもない、この私もずいぶんと若く、
かわいらしかった!ころのこと。
にゃんた兄弟は、まだこの世に生まれてさえいない。
たしか、ひどい雨の日。冬ほど寒くないが、夏でもなく、雨は冷たかった。
会社帰り、身を寄せ、ずぶぬれになって泣いている2匹の黒猫を、運悪く見つけてしまった。
あまりにも小さい! 片手の平に乗ってしまう。
思わず、よしよしと声をかけてしまったが、運の尽き!
人懐こい目で、寄ってくる。

こうなったら、猫好きとしては、自分ひとり、ぬくぬく家に帰れるわけがない。
こうして、見るからにばっちい子猫を2匹も拾ってしまったのだった。
当時、私は「ローソンのイク」と呼ばれ、残業時間がときに月160時間!
というくらい、めちゃくちゃ働いていた。
それなのに、いったい、どうやって子猫の世話をするのか、そんな後先も考えず。

とにかく、飼ってくれる人を、あわてて探し始めたのは確か。
数日後、会社の同僚が、1匹を引き取ってくれたのだけど、
1週間もすると、大家さんに怒られたとかで、返品に来た!

困り果てながらも、子猫はどんどん大きくなる。
そっくりだったが、やがて体の大きさが少し違ってきて、兄妹ということがわかった。
あまり大きくなってしまうと、ますますもらい手がなくなる!
焦っていたところへ、まだ嫁入り前の妹から電話で、婚約者の大学の先輩が、
なんと2匹まとめて面倒を見てくれるという。
なんて、いい人なんだ!兄妹一緒なんて!

喜びいさんで、その週末、妹のいる実家へ2匹を連れて行った。
ところがだ、先輩が引き取りに来て下さる、寸前に、妹猫が逃げ出した。
母がうっかり玄関の扉を開けっ放しにしていたのだ。
昼間なので、妹も会社で不在だ。

話を聞いて、実家にすっとんでいき、ダンナと二人、近所を探し回ったが、
すでに、何時間も、いやまる1日くらい経っていたか、
消えた猫が見つかるわけもない。
まだ土地カンなどあるはずもなく、幼い妹猫は二度と戻ってこなかった。

あと、数日待てば、おにいちゃんと一緒に、心やさしいお姉さんの家に
行けたのに!!
それを、言葉で伝えてやれないもどかしさ!
本当に、不憫で、哀れで、ならなかった。


という、悲しい結末。
ただ、お兄ちゃん猫は、末永く、やさしいお姉さんのところで、
幸せに暮らしたそうだ。
せめてもの救い。
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★風邪のはしご!? なにそれ。

2006-07-10 20:46:02 | ヨモヤマ
1つ前の記事を書いたあと、あまりにしんどくて、急ぎの軽い仕事ひとつ済ませたらあと、また寝込んでしまった。
が、咳がひどいのと、熱でうなされ状態。
そこで、観念して、今、近所のクリニックに行ってきた。
そしたら、診断は「風邪のはしご」だって。

風邪をひいたのは2週間前です、と言ったんだけど、
「ノドを見ると、フレッシュな赤みと古い赤みが共存していて、フレッシュなほうは、とても2週間前のものには見えません。今の上気道を荒らしている咳は、古いほうですが、この2日くらいで、新たに引きなおしています」ですって。

お酒のはしごは、何軒もやるけどさあ、風邪をはしごしてどうすんのよね。
でも、お見立てお見事!
この金土日の無理が、たたっているのは確か。

ともあれ、どっさり薬をもらってきて、
中には3晩飲んだら1週間効果が持続するという新顔の抗生物質もあって、
(YUMが踏みかけているのが、それ。大事そうに3日分がパッケージされてる)
薬をもらった安心感で、なんか元気が出てきたぞ。

それから、ビールはダメだって。そこまではできませんわー!!
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★夏風邪でダウン、そして、母のこと

2006-07-10 16:27:34 | ヨモヤマ
この暑い夏に、風邪でダウンしてました。

そのわりに、なんで花が? 見舞いがくるわけもなし。
これは、昨日の母が習っている社交ダンス教室の発表会の花束のおこぼれ。
延々4時間、大変でした。
踊れる人はいいが、見てるだけの者には、あまりに長い。
ただひとつ救いは、今回は、デモをやるラテンの先生がわりとヘタぞろいだったこと。
上手だと、私、鳥肌立つんです。
これでもかという光物の薄布をまとった女、激しい動きに、付け爪がキラキラ放物線を描いて飛び散り、妙に浅黒いオールバックの日本人男が腰を振り、虚空をにらんだかと思うと、全身舐め上げるようにふたり絡み合う。
はっきり言って怖いです。へたほど、ありがたい。

そんなわけで2週間前にひいた風邪が、ますます悪化。
目下、血を吐きそうな咳の猛襲と、胸の痛みと、微熱で、苦しんでおります。

だけど、高齢の母が生き生き元気に楽しんでくれているのはいいこと。
あのトシで、来てくれた友達から「華やかやねえ、○○さんは」と言ってもらえ、
30代の長身イケメン先生と恋人のようにワルツを踊れるんだから、
娘としては、本当にありがたいことです。


ところで、我が家のネコたちですが、つづきは夜にでも
たったこれだけでも、けっこう、しんどいのだった。



*それと、今まで、やみくもに長い文章を書きまくってきたこと、ちょっと反省。
 テーマで分けよっと。
(東京のフリーペーパー「R25」は、1記事300字厳守だって。
 そう、このご時勢、だらだら長い文はだれも読まないよね)
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★火の鳥の夢 私は空を飛べる♪??

2006-07-02 22:53:33 | ヨモヤマ
ここ2週間、ほんとに寝不足だ。
ベッドで眠ると真剣に寝入るので、椅子に座ったまま、20分、30分の
仮眠を取って、睡魔をごまかすことがある。

そんなとき、よく見るのが、半分起きていて、半分寝ている状態で見る、
「自分は夢を見ている」とはっきり自覚のある夢。
文字通り、「夢うつつ」の世界。
「夢だからなんでもできる!」と自分に言い聞かせ、
いつもすることが、空を飛ぶことだ。

すーっと体が浮かぶぞー、と思うと、本当に浮かび、幽体離脱でもするかのごとく、私は解放され、窓から大空へ舞い上がる。

たちまち、緑の山脈や紺青の大海原が、地図のように眼下に広がる。
ダイナミックな映像。
何がいいってね、夢とわかっているから、かなり好きなようにコントロールできるの、ストーリーを。
それと、半分目覚めているせいか、ものすごくリアリティがある。
私は、風を受け、本当に飛んでいる。

黄緑色の大平原らしき下界を見下ろしているとき、わざと急降下。
というより、きりきりと墜落してみる。
ちょっと怖いのだけど、「夢だから大丈夫」と思うと、
本当に地面寸前で、私は再びふわりと上昇。

だけど、やっぱり夢だから、予期しないことも起きる。
昨日は、なんと紺碧の中空で、「火の鳥」に会った!
美しかった。
大空に浮かぶ火の鳥は、虹のように彩かに輝き、驚いたことに透き通っていた。
七色の翼が線画のように透けて、空の青が見えているのだ。
なんてきれいなんだろう。
そうだ! 天女の羽衣のイメージ!

不思議な光景だった。

そこから先は、急速に本当の夢に堕落してしまい、
取引先のおにいさんなんかも登場して、つまらない、夢のないお話に
成り下がった。
現(うつつ)に夢あり、夢に夢なし!
本当に眠り込んでしまったということだろう。

 また、大空を飛びたいものだ。

*青空は、爺ちゃん猫黒兵衛さんからキャプチャーしました。
 すごく夢のイメージに合っていたので。ありがとう♪
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★最強の眠気覚ましコンビ!

2006-07-02 09:10:19 | ヨモヤマ
眠~い!
昨日は2時半から、今日3時半から仕事。
昼ちゃいますよー、朝の。いや、夜中の。
毎日どんどん、順調に予定が遅れていく。

今朝は8時ごろ、ついに眠気で椅子から落ちそうになった。

そこで、コレ!
最強の眠気覚まし。
「モカ」は私を裏切ったことがない。
「眠眠打倒」より「モカ」だ。
モカのあと、炭酸でシュワー!
だいたい、これで生き返る。

もうひとつ、ブログ書くのも、眠気覚まし!
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★淀川のビーバー「よどちゃん」はヌートリア!

2006-06-06 13:33:53 | ヨモヤマ

↑一昨日、淀川で愛嬌を振りまいていたビーバーかカワウソか、というナゾの動物のこと、わかりました!

「ニホンカワウソ友の会」さんに、この写真を見てもらったら、「これはネズミの仲間のヌートリアですよ」と知らせてくださいました。
どうもありがとうございました。ナゾが解けて、スッキリ!

ヌートリア、そんなの知ってました? 名前は聞いたことあったけど。

ヌートリアとは
「河川の帰化動物。
本州の西部と四国の一部に生息する大きなネズミの仲間。頭と胴体を合わせた長さは70センチメートル前後体重は7キ□グラムに達する。湿地を好み、日本列島では河川の土手や中州に細長い穴を掘ってすんでいる。ほとんど完全な草食性で、刈り取り前の水田の稲を倒したり、畑の作物をかじって農家に被害を与えることもある。飼育下では、リンゴやキャベツのしんが好き」

↑じゃ、釣り人の魚を食っちゃったってのは、濡れ衣なんだ。

「野生のヌートリアは、南アメリカのブラジルからアルゼンチンにかけての河川に分布している。それが、日本でも1930年頃から毛皮獣として飼育されるようになり、その一部が逃げ出して、現在のように西日本のあちこちの河川に住み着くようになった…」

↑軍服の毛皮用だったんですって。

「田舎でくらそう」さんのヌートリア写真です↓
ヌートリアについて詳しく書かれています。


「海と写真とウェブログと…」さんには、白鳥とヌートリアの写真や、群れでたわむれるアップ写真も。
ヌートリアファンがたくさんいるみたいですね。
しらんかったー、そんな動物。
それが淀川にたくさんいるなんて。
コメント (6)
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