いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

菅首相のパフォーマンス政治、宰相不幸社会をめざしています

2010-12-18 18:31:21 | 日記

 菅内閣のパフォーマンス・・・信念も理念もなしに行き当たりばったり、宰相不幸社会をめざしています。
 
 国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防の5年間の開門を国に命じた福岡高裁の判決を受け、菅直人総理は15日、最高裁に上告しない方針を決めました。いったん壊してしまった環境を、開門したところで簡単には戻らないだろう。事業総額2500億円以上をかけ、10年近くの歳月をかけた工事は水泡に帰す?それでもこの責任は誰もとらない。冤罪を起こしても責任をとらない検察と同じ構図である。その責任を問い、開門に反対する長崎県民の声にも耳を傾けてみろ!

 菅総理は、14日、太平洋戦争で日米両軍の激戦があった硫黄島を訪問。 ""戦没した日本兵の遺骨収容現場を視察し、戦没者追悼式を行い、亡くなられた方たちに対し哀悼のまことを捧げました""

 菅総理のパフォーマンスだけの「哀悼のまこと」は不愉快である。米国に叩頭するだけの男の卑しい「哀悼のまこと」が信じられるか?硫黄島で亡くなった戦没者は年齢も十七歳から二十八歳、大多数は二十歳前後の若者であった。彼らは鬼畜米英を叩き込まれ、祖国の繁栄を願って戦地に赴いた。

 現代の若者も働く場所がなく非正規(派遣)のままで働く苦悩する若者が多い。若者の自殺者が急増している、自暴自棄になって犯罪を犯す(幼児虐待、秋葉原事件、取手事件など)若者も増えている。いつの時代も若者が犠牲を強いられる。

トッペイ氏の怒りのコメント:

 菅のような能天気な男は、派遣労働者がどれだけ過酷な労働現場で低賃金で働いているか知りもしないのです。毎日グルメ三昧であきれた市民運動家です。あれだけ麻生さんのバー通いを叩いておきなががら自分のことは棚にあげ、選挙に負け続け、法人税は下げるが消費税は上げる。ここまでの変節漢は見たことがありません。小沢氏がいなければ貴様など永遠に野党議員だったではないか。この男は何のために政治家になったのでしょうか。まさに害虫で即刻止めて派遣で働いて庶民の苦しさを知るがいいのです。

③ 菅総理の沖縄訪問、
 沖縄を訪問している菅総理は17日夜、仲井真知事と再び会談し、首相は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)を同県名護市辺野古へ移設する日米合意を履行する方針を改めて表明、辺野古移転はベストではないが、ベターだと言ったらしい、とんでもない菅違い発言だ。

一括交付金について沖縄の優遇に最大限努力する考えを伝えたという。

 ""昼間の会談に続く、夜の会談で、菅総理は沖縄を優遇する一括交付金について、250億円を下回らない範囲で来年度予算に組み込むことを事実上約束しました・・・""
 他人の金(国民の税金)で人の心を操ろうとする菅氏の卑しい心で、沖縄県民が騙されるだろうか。

仙谷官房長官の言う「日米同盟深化の観点から、沖縄の方々に誠に申し訳ないが、甘受していただくというか、お願いしたい」がむしろ正直(苦笑)な発言だろう、そう言えないから菅総理は「にんじんと飴玉」のずるい商法で・・・。

④ 企業優遇税制
 デフレ脱却や雇用拡大に向け、法人税:国税と地方税をあわせた実効税率(40.69%)を5%引き下げるという。「これでデフレ脱却や雇用拡大につながる」と言うのは嘘っぱちです。玄葉国家戦略担当大臣は日本の法人税は諸外国に比べ高い、日本から企業が外国へ出て行くなどと間抜けなことを言っていた。

 現行、日本企業の約70%が赤字であることを考えなさい。また大企業の利益にかかる法人課税の実際の負担率が各種優遇措置によって30%程度であることを知らないらしい・・・共産党の諸君に教えてもらいなさい(笑)。
 その上、先日も述べたが大手企業は輸出による消費税還付の恩恵もうけている、外国企業と単純に比較すること自体がナンセンスである。さらに、電気やガス関係企業は、原材料である輸入石油やガスは2~3年前に比べると円高メリット(約30%)があるはず。このメリットは消費者に還元せず、ぼろ儲けしている。最近の大企業の経営者は国家観は全くなし、儲け第一主義、私利私欲と自己保身のみである。これ以上法人税を下げても「デフレ脱却や雇用拡大につながる」などあり得ない。益々、人件費削減(労働者いじめ:賃金の値下げと派遣に依存)に励むことであろう。

 もう、こんなことは言いたくはないが、菅内閣の閣僚たちは揃いもそろって経済の実態を知らなさすぎる、亡国者政治家ばかりである。小沢一郎氏のところへ行って「政治とは生活である」ことを教えてもらいなさい。

追補:

 Seiji:
エネルギー産業の現状、

本記事の主旨について概ね同意するところでありますが、基幹産業の一つであるエネルギー産業の現状について若干の誤解があるようですので指摘させていただきます。

『電気やガス関係企業は、原材料である輸入石油やガスは2~3年前に比べると円高メリット(約30%)があるはず。このメリットは消費者に還元せず、ぼろ儲けしている。』の記載について。

例えば、代表的な関連企業について仰せの期間(2007年→2010年)における財務諸表から純利益の変化を確認しますと、

東京電力:2620億円→1020億円
東京ガス:1010億円→540億円

共にほぼ半減しており、円高メリットによる「ぼろ儲け」は大きな勘違いであることがお分かりいただけると思います。

エネルギー業界に所属する知人から上記に拘る苦労話を聞く機会があり、他の多くの業界と同様に不況の波に飲み込まれている現状を認識して頂きたいと考えた次第です。

いかりや:
Seijiさん、ご指摘ありがとう。貴殿のおっしゃる通りです。通常、裏づけをとりながら自分の主張をしているのですが、今回のケースは自分の海外取引の実体験から円高によるメリットがあるはずと頭から信じ込んでいましたのでチェックしていませんでした。電力会社やガス会社が何故円高メリットを生かせなかったのか原因はさだかではありません。もしご存知であれば教えてください。

 

 



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8 コメント

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「日本の独立」から (明け烏)
2010-12-19 08:24:53
吉本興業の東京への進出が目立ってきてから、本来、関東弁を使用している人が大阪弁を使う機会が増えてきたようである。若い人たちは話し言葉ならず書き言葉にも関西弁の語彙を使うようになったが、これが私には甚だしい違和感をもたらす。
勿論、いかりや師匠のように元々関西語圏出身の方が、ある種の洒落っ気で上手に関西語を操っているのは実際おもしろいし、しっくりとしていて頷くところがある。
昨日来、植草一秀氏の「日本の独立」を読み返していると、次のような文章があった。
第22章の369ページである。

「ところが、小泉政権は「市場原理主義」を政策のど真ん中に据えて、企業の冷酷な行動を後押しした。」
この「ど真ん中」は、この言葉だけが、植草氏の主張したいことを表現しうるまさに適語であると思う。東京出身である方の文章でこれだけ関西語がフィットしている例は生まれて初めてお目にかかった。著者の言語感覚が並々ならぬものであることを窺わせる、一文である。
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エネルギー産業の現状 (Seiji)
2010-12-19 09:18:44
本記事の主旨について概ね同意するところでありますが、基幹産業の一つであるエネルギー産業の現状について若干の誤解があるようですので指摘させていただきます。

『電気やガス関係企業は、原材料である輸入石油やガスは2~3年前に比べると円高メリット(約30%)があるはず。このメリットは消費者に還元せず、ぼろ儲けしている。』の記載について。

例えば、代表的な関連企業について仰せの期間(2007年→2010年)における財務諸表から純利益の変化を確認しますと、

東京電力:2620億円→1020億円
東京ガス:1010億円→540億円

共にほぼ半減しており、円高メリットによる「ぼろ儲け」は大きな勘違いであることがお分かりいただけると思います。

エネルギー業界に所属する知人から上記に拘る苦労話を聞く機会があり、他の多くの業界と同様に不況の波に飲み込まれている現状を認識して頂きたいと考えた次第です。

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エネルギー産業の現状、 (いかりや)
2010-12-19 11:53:28
Seijiさん、ご指摘ありがとう。貴殿のおっしゃる通りです。

通常、裏づけをとりながら自分の主張をしているのですが、今回のケースは自分の海外取引の実体験から円高によるメリットがあるはずと頭から信じ込んでいましたのでチェックしていませんでした。

電力会社やガス会社が何故円高メリットを生かせなかったのか原因はさだかではありません。もしご存知であれば教えてください。

貴コメント、本文にアップさせていただきました。
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エヌルギー産業の現状 (Seiji)
2010-12-19 17:18:06
ブログ主様、

早速に拙文の内容を確認していただいた上での丁寧なご対応に感謝いたします。

「何故円高メリットを生かせなかったか」の問題については、わたしも定かではありません。原料は安価になっても、その輸送費や会社を運営するためのハード面での維持経費に対する円高の影響がより大きかったのでしょうか。

曖昧な返信で恐縮ですが、前自公政権に続く現政権の失政が影響していることは間違いないように考えております。

したがいまして、本ブログの記事、コメントを時には痛快な気分に浸りながら拝読しております。引き続き参加者皆様のご活躍をお祈りする次第であります。



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参考まで (いかりや)
2010-12-19 20:33:40
Seijiさん返信ありがとうございます。

参考までに、東電電力、東京ガスについて下記資料を列記いたします。
東京電力:2000年~2010の 1株当たり配当は60~70円を維持している。
東京ガス:1999~2009の1株あたり配当は6円、7円、8円、9円と右肩上がりの配当。

従業員のH21年の平均給与(国税庁民間企業実態調査)は、電気・ガス業界は業種別ではトップで630万円、
ちなみに最低は、宿泊業、飲食サービス業で241万円です。

さらに、しつこいようで恐縮ですが、日本の光熱費・上下水道料は諸外国にくらべ著しく高い。例えば内閣府調査資料(内外価格差)によると、東京対ニューヨーク比で1.5~2.0倍も高い。

上記のことから、電気・ガス業界は利用者(消費者)に高い利用料金を押し付けていることを意味します。日本は光熱費だけでなく、家賃も諸外国にくらべ著しく高い。光熱費、水道料、家賃は生活インフラであり、特に貧しい人にとって厳しい生活を強いています。
だから、私は消費税アップは断じて許すべきではないと思っています。

今後も批判や反論やご意見歓迎します、気軽に投稿ください。
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方言 (いかりや)
2010-12-19 21:13:40
明け烏さん、

私は、これまで諸々の事情で、あちらこちらと転居を繰返すこと20回近くになります。

従って、私の頭のなかの方言はデタラメでぐちゃぐちゃです。

標準語もきちんとしゃべれない。九州弁、関西弁、東北弁もいい加減で、読書家の明け烏さんからみるとおかしく感じられると思います(汗)

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エネルギー産業の現状 (あらいぐま)
2010-12-19 23:12:15
仮説ですが。。。

エコポイントで家電購入によるものが一つ。(エアコンの省エネ率はすごいですよ)
IHクッキングヒーターの普及。(ガスより安い)
ガスファンヒーターよりエアコンの方が光熱費がかなり安い。
などなど。

電化製品の省エネが進み、ガスより光熱費が安く済む。
買い替え需要の伸びを見るとガス製品を電化ししかも電気製品の驚くべき省エネ化の進歩。
ちなみにエアコンのメーカー試算では、ノーマルエアコンから省エネエアコン(上級機種)へ買い替えで一日8時間使用(だったかな?)で年間1万円以上の節約が可能。
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Unknown (tarou)
2011-01-09 16:33:25
派遣を全廃し全て正規にするか、あるいは
多すぎる仕事の正規社員や正規職員の仕事を分け合い、
平均月収世界一(コペンハーゲンは478200円)の北欧諸国の連帯的賃金政策のように、
同一労働同一賃金にして正規も派遣も同じ給与にする。
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