先日、リアル奇特な御仁から、
「このブログを読んで、山歩きがしたくなりました」
と初めて言われてしまいましたよ、諸君!
オイラは、前々からあの方は素晴らしい人格者だと薄々気付いておったのだが、やっぱりそうでありましたな。
おだてられてしまったからには、また山へ行くのであります。
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4月30日(月)
2日前の京都市の気温は30度を超える真夏日だったそうじゃないか。今の季節、今日ぐらいの曇り空の方が暑くもなく、山歩きには適しているんだぜ、ベイビー。
▼ 6:27 阪急・嵐山駅に到着。
▼ 渡月橋。背後のこんもりした小倉山にも一度挑戦したいなあ。山頂で一句浮かぶかも。
▼ 祝日朝6時台の嵐山メイン・ストリートは、まだ観光客がおらず静かなもんです。
▼ 6:57 清涼寺(嵯峨釈迦堂)の境内を横断。
▼ 今日の目的地、曼荼羅山の鳥居形火床に近づいてきたぞい。
▼ 7:10 まずは曼荼羅山の麓に鎮座する鳥居本八幡宮神社で道中の安全祈願。
▼ すぐそばに竹林もあるでよ。この神社は時代劇のロケ地としてよく使われているそうな。
▼ 神社付近のとある場所。ここに火床への登り口があるというのだが……。
▼ しかし、行く手を阻む立ち入り禁止の看板がそこにはあった。
どうするべきか逡巡していると、白黒模様の一匹のネコが突然背後から現れて、山主の警告を無視して一目散に山の中へと走っていったのだった。
そりゃあ当然、ネコ好きの人間なら後を追いかけてしまいますよねえ~。(うん、うん)
俊足ネコはオイラに写真を撮るスキを与えず、茂みの奥へと消えてしまった。
▼ 7:23 もうこうなりゃ、道なりに山道に入っていくしかありませんぜ。
▼ 道標もあって、山主さんは寛容なお方のようです。感謝。
▼ 一部、階段が整備されているところもありました。
▼ 7:33 火床に到着!
景色はよいけれど、入山禁止の山なので居心地がヒジョーに悪い。下界から丸見えなのだ。姿勢を低くしての隠密作戦なのだった。
火床から試峠(こころみとうげ)まで行けるという山道があったのだが、人通りのない蜘蛛の巣だらけの道のようだったのですぐさまUターン。来た道で下山しました。
▼ 8:00 境内で写真を撮ると「ヤバイのが写り込む」ので禁止と、まことしやかに囁かれている化野念仏寺。残念ながら開門は9時からでした。
▼ 一の鳥居。平野屋の黒ラブちゃんは、散歩中で鳥居の下にはいませんでした。
▼ 愛宕念仏寺の羅漢さん。山門から盗撮。
▼ 8:14 清滝トンネルに到着。信号は赤だったのでひと安心。
▼ 8:26 トンネルを抜け清滝に到着。ここから川沿いにJR保津峡駅まで。
▼ 清滝川の清流沿いを歩くので、少しだけ涼しいかも。
トレイル・ランナーの団体さんに遭遇。走りにくい岩場を走るのがトレーニングなんだろうか?
▼ 落合でおにぎりタイム。
▼ 落合橋の近くで松尾芭蕉の句碑発見。「清滝や 波に散り込む 青松葉」
芭蕉の時代には松の木があった? オイラは清滝で松の木を見たことがありませんが。
▼ 9:24 JRトロッコ保津峡駅通過。
▼ 9:40 JR保津峡駅に到着。43分に電車が来たので慌てて飛び乗った。
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本日の歩行距離=13.6km
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去年の12月、ふと五山送り火の火床めぐりを思いたって「妙」「法」へ行き、今年1月に「左大文字」、4月初旬に「舟形」を制覇。ついに今日、残っていた「鳥居形」の火床まで行き、五山火床めぐりの旅は大団円を迎えたのでありました。めでたし、めでたし。
(「右大文字」と「法」以外は立ち入り禁止の山でした。よい子はマネをしないで下さいね)