「迷想中・迷走中・941」

ある気功師・546

職人タイプの私は自分勝手だ。

人が苦手ではないが、一人でいる方が好きだ。

クライアントが増える事など求めていない。

生命の深みには接していたい。

回復したクライアントには興味ない。

そこで縁が切れるのは望むところだ。

だが、長く関係が続くクライアントもいる。

治療そのものは終わっても、気功は続く。

健康維持には心身の二つがある。

もう一つもあるが、宗教ぽくなるので二つといっている。

その両方の安定、維持、増強。

私は、おまけみたいなものだけど、と思っていた。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）

「迷想中・迷走中・940」

ある気功師・545

本来の商人タイプは人社会の潤滑。

他の人が喜ぶのが生き甲斐だった。

金儲けは目的外だった。

政治家や教師なども含まれるタイプだ。

現代では一部の未開拓地域以外は誰でも金儲けに走る。

人類が壊れる兆候だ。

現実にそれが元で戦争や環境破壊が起きている。

文明が発達したからではない。

金儲けに走ったからだ。

それに、地球が壊れるのではない。

人類が壊れるのだ。

他の生物も巻き込んで。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）

「迷想中・迷走中・939」

ある気功師・544

職人タイプは自分の求める技術や知識を追求する。

他人との関係より自分の内部を優先する。

一人で何かを求めるワガママなヤツなのだ。

研究者や求道者なども同じだ。

治療者でいうなら、患者よりも治療法を追求する。

ちなみに百姓タイプは自然との共存を優先する。

植物だけでなく酪農家なども含まれる。

漁師タイプは闘いに生き甲斐を求める。

相手との試合をするスポーツマンも漁師タイプだ。

現代では商人タイプが主流になっている。

人と人との関係を重視する。

だが本来の人と人よりも、仲立ち役のお金を重視。

更に人との関係より、お金を求めるように変わった。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）

「迷想中・迷走中・938」

ある気功師・543

私の仕事はクライアントの病からの回復だ。

そしてクライアントとの関係は早く縁を切る事。

早く回復し、出来れば二度と依頼してこないのが理想だ。

クライアントはお客様ではないのだ。

もちろん人の考えや方針は自由だ。

治療院経営者の中には、治療業を商売としている人もいる。

お客様を増やし、リピーターとして何度も来るようにする。

鍼灸などで、そういう対処療法もある。

一時的に楽にする方法だ。

私はそういうのが苦手だ。

人にはタイプがある。

百姓タイプ、漁師タイプ、職人タイプ、商人タイプだ。

治療者は職人タイプが本質になる。

わからない事を知ろうとするタイプだ。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）

「迷想中・迷走中・937」

ある気功師・542

身体に触れる事が出来るようになって更に回復は進んだ。

そこで病院に行って検査をしてもらう事にした。

前の担当医は内心びっくりしていただろう。

生存3ヶ月と判断した相手が別人のようになって来院したのだ。

結果は正常値よりもやや悪いとはいえ、特に投薬指示も無かった。

本人もこのまま正常値まで戻る手応えがあるのだ。

性格として仕事に夢中になるタイプだ。

油断すると顔色が悪くなるから治療は欠かせない。

週の回数は減ったが、治療はずっと続けていた。

世話好きなのもあり、野菜や食べ物や小物など何かとお土産にもらった。

Ｅさんの母親も世話好きだった。

私の夕食も何度も作ってくれ、まるで家族のようにしてくれた。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）

「迷想中・迷走中・936」

ある気功師・541

もちろん、そういう事に気づくのはずっと後だ。

例えば故師匠の能力。

私の100～1000倍の能力だ。

それでも奇跡は人による。

最初は仕組みが解らなかった。

そのうちに生命は本人がほとんど持っていると気づく。

当たり前のようだが、気づいている人は多くない。

ほとんど、というのは、全部でもないからだ。

奇跡が起こる、起こらない、の分れ道。

それは本人側が握っているのだ。

そして、一人だけでなく、それが起こるチームに出会う。

家族を含め、治療者や補佐役との出会いは、縁だ。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）

「迷想中・迷走中・935」

ある気功師・540

治療は投資。

治療は夢への踏み台。

マイナスからの復帰ではないのだ。

仕方のない出費ではないのだ。

世間的には奇跡といわれる回復。

それは治療側の技術や力量ではないのだ。

ここは説明し難い。

そして、理解し難い部分だ。

神の手に奇跡があるのではないのだよ。

技術や力量と勘違いするのは固定概念。

奇跡は本人側にある。

もう一つの鍵は、縁。

本人側の治療に対する姿勢だ。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）

「迷想中・迷走中・934」

ある気功師・539

治療は自分に対する投資。

そこには夢も希望も含まれる。

多くの人はそう思っていない。

病という不運の仕方のない出費と考える。

そもそも病を不運と考える前提も間違いだ。

考えは自由だが、不運と考えると回復し難い。

不運と考えると、どんな事も不運と思える。

今の自分の顔、スタイル、頭、仕事。

更にはアホの絶頂のような言葉もある。

親ガチャ。

生まれた親、その財産、その環境。

そんな考えなら、不運を呼び込むのは当たり前だ。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）

「迷想中・迷走中・933」

ある気功師・538

月に１０万円を治療費に出資する。

すると月に５０万円が増えるというのだ。

６ヶ月前はほとんど仕事に参加できなかった。

その時から比べ、２００万円増えたというのだ。

東京の皆が知っているファッションビル。

その一店舗から依頼を受けて仕事をしている。

特別技術が必要な１点ものの婦人服だ。

だから仕事が出来るようになると、急に収入が増える。

私は治療費を半額以下に割り引いていた。

一所懸命治療する人に対して正規の料金はいただけない。

まして長年苦しんで収入も大変だろうと思うからだ。

そうした事も経営者として気づいていたＥさんだ。

ボーナスと称し６ヶ月後のある日、数十万をくれた。

私はそういう時、遠慮などしない。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）

「迷想中・迷走中・932」

ある気功師・537

Ｅさんから学んだ事の一つにお金のとらえ方がある。

多くの人は、今あるお金の中で出費を考える。

それは治療費も同じように考える。

例えばサラリーマンは収入が決まっている。

だから、その範囲、なるべく抑えたい。

ところがＥさんは経営者だ。

お金の使い方を投資と考える。

治療費は投資なのだ。

使った以上の収入になる為の出費だ。

次第に間隔があいてきたが、最初はほぼ毎日の治療だった。

それなりにお金はかかる。

その事を私に話してくれた事がある。

治療は私にとって、収入アップの仕組みなの。

（本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索

　ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい）