水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「迷想中・迷走中・849」

2023-04-30 21:14:56 | Weblog


ある気功師・454

女性は和子先生に何かを言っている。
だが和子先生は何語を話しているのかも解らない。
言葉はわからないが、意味は解かる。
ありがとう、なのだ。
ありがとう、以外にない。

女性は同じ言葉を何度も発していた。
すると更に変化が起こった。
痛みで恐ろしいほど苦しんいた顔が変わった。
おだやかに変化してきたのだ。

和子先生はそれを見ながら考えた。
幸せって、何だろう。
目の前の女性には何もない。
健康、お金、衣食住の充実、家族。
愛する人と愛してくれる人。
そして、未来。
あるのは身近にせまった死のみ。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・848」

2023-04-29 20:21:26 | Weblog


ある気功師・453

夜中にひたすら背中をさする。
痛さのあまり眠る事さえできない、うめき声の女性。
言葉も通じず、ひたすら背中をさする。
ひたすら、の中に氣を込める。
楽になるようにと、ひたすら背中をさする。

すると、ひたすらの中で気づく事がある。
氣を込める、心を込める、命を込める。
そう意識して背中をさすると、声が変わる。
うめき声が変わってくる事に気づいた。

真夜中に二人きり。
痛さのあまりのうめき声と恐ろしい顔。
その女性の息が時たまゆっくりになる。
そして女性は、ついに和子先生の手を握った。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・847」

2023-04-28 21:08:47 | Weblog


ある気功師・452

外から運び込まれたばかりだった。
ストリートに倒れていた女性だ。
服はボロボロ、髪もボロボロ、何日も身体を洗っていない。
まず身体を洗うところからだ。

髪も洗い、衣服を着させる。
その間も痛みのあまり恐ろしい顔のまま。
もはや食べ物ものどを通らない。
僅かに水を飲んでくれただけだった。

その人と一緒に過ごすのだ。
痛みからうめき声が途切れない。
癌が出ている状態なので、いつ死ぬかもわからない。
ずっと背中をさする事しか出来なかった。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・846」

2023-04-27 20:49:49 | Weblog


ある気功師・451

時間は一時的でも本物の奉仕。
自己陶酔や自己満足。
他の為などと綺麗事を言っている暇はない
次の日は重病患者の介護だった。

受け持ったのは末期癌の患者だ。
患者といってもストリートピープルだ。
キチンとした病院に行けない人達だ。
マザーテレサの一生はそういう人達への奉仕だ。

もう胸の癌が皮膚を破っているような状態だった。
治療的な段階は過ぎている。
出来る事は、ただ寄り添うだけだった。
そこで和子先生は生命の一片を真の当たりにする。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・845」

2023-04-26 20:22:01 | Weblog


ある気功師・450

ただ機械的に行動すればいいわけではない。
何の為に行っているのか。
それを意識すれば、どんなに忙しくても氣を意識する。
理屈ではなく、忙しい行為の中に氣を込める。

もしかしたら・・・それが愛というヤツかもしれない。
意識して氣を込める。
更に意識しているヒマなく氣を込める。
無心のままで氣を込める。

ひたすら、ひたすら、ひたすらの行い。
それでも、そこに氣を込める。
マザーテレサの奉仕は上辺だけでは務まらない。
奉仕活動というものの本質を厳しくも学んでしまう。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・844」

2023-04-25 22:46:57 | Weblog


ある気功師・449

法王も同じく「氣」を重要視する。
マザーテレサも氣を込めて行う事を重要視した。
翌日は別の奉仕を行う。
そこでも「氣」の重要さを実感する。

翌日は孤児院での奉仕活動をした。
インドはストリートで生まれ、一生をストリートで暮らす。
最後もストリートで亡くなる人達がとても多い。
当然孤児のストリートチルドレンも多い。
その子達を保護しているハウスがある。

乳飲み子は温かみに飢えている。
食べ物も大切だが、温かみは孤児にとってより大切だ。
一日中抱っこし、一日中スプーンで口に運ぶ。
誰かの為、などと言っているヒマはない。
ひたすら、ひたすら、ひたすら、同じ行為をする。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・843」

2023-04-24 22:17:57 | Weblog


ある気功師・448

和子先生のその後は数か月後で知った。
普段から不思議な出来事と同居している和子先生だ。
夜中なのでマザーテレサアシュラムに入れない。
そんな事は考え無しで行動する和子先生だ。

飛び乗った飛行機の隣の席にインドの大臣。
空港の近くにホテルを予約してくれていた。
翌日マザーテレサに会い、さっそくボランティア。
マザーテレサとは何度か会って知り合いの仲だ。

一日中、川で患者のシーツや寝間着を手で洗濯。
洗濯機を使えば、もっと効率的に出来るのに。
それにマザーテレサは答えた。
「手で心を込めるから介護になるのよ。
洗濯一つでも大きな行為なのよ」


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・842」

2023-04-23 20:57:07 | Weblog


ある気功師・447

こうして奇跡の連続体ツアーは終わった。
何しろあまりの凄い出来事が強すぎた。
ダラムサラを離れてからの記憶が無い。
私は結構メモを取り、記録に残す。
それが・・・無い。

龍村和子先生について、その後がある。
和子先生は私達と別れ、そのままインドに残る。
そして〇〇瞑想法を習得する予定だった。
とにかく超バイタリティーの塊のような熟女だ。

ダラムサラ最後の日、和子先生が私に言った。
「あのね、昨夜夢をみたのよ。
マザーテレサが呼ぶのよ。
だから、マザーテレサアシュラムに行ってくるわ」
超行動派で自由な熟女だった・・・


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・841」

2023-04-22 20:46:19 | Weblog


ある気功師・446

サイババは私が触ってから数歩離れた。
そして、振り返って、私に話しかけた。
これで私達のツアー全員は別室に呼ばれるはず、だった。
だが急遽インドの大臣が来て私達の会見は流れた。
そのお詫びにと、サイババからビブーティが届いた。

クテン師は私と手を触れて、怪訝な顔をした。
端正なハンサムだから、そういう表情は判りやすい。
何か言おうとしたのだが・・・
またしても怖れと畏れ知らずの熟女軍団に囲まれた。

アイドルと記念写真を撮るようにクテン師を囲んだ。
こんな体験はクテン師にとって滅多に無いのだろう。
怖れ知らずの熟女軍団の数々の行い。
そこにどんな意味があったのかは解らない。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「迷想中・迷走中・840」

2023-04-21 20:38:00 | Weblog


ある気功師・445

驚きのあまりに口が開いたままの添乗員はそのままで。
私も龍村師匠と話しているクテン師に近づいた。
龍村師匠が気をきかせ、クテン師に私を紹介してくれた。
氣を使った治療師であり、氣のスペシャリストだと。

その言葉に興味がわいたのか、クテン師は私に手を差し出した。
私もクテン師に特別興味があった。
差し出してくれた手に軽く握手する時、氣を送り込んだのだ。
クテン師は気づくか?

昨年のサイババの足に触った時もそうだった。
氣を送り込んだのだ。
サイババは気づくか?
気づくはずだ。


(本館は、HP「気の空間・氣功療法院」検索
 ブログだけなら楽天「水上陽平の独善世界」検索が読みやすい)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする