「迷想中・迷走中・151」

で、一句・26

毎日伸びる筍。
しかもすごく伸びる。
だから毎日採らないと大変だ。
すぐ背丈くらいになる。
食べられる時は短い。

採れたては美味しい。
アクもそれほど無い。
だが限度がある。
採れすぎるのだ。
だから、毎日誰かに届ける。
それが、結構大変なのだ。
で、一句。

筍は
竹になりたく
丈伸ばす
（駄洒落か）

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「迷想中・迷走中・150」

で、一句・25

春の山菜が終わりを告げる。
次に来るのがタケノコだ。
実家には竹林がある。
何を隠そう。
私はどこかの御曹司だ。

実家で桜の花見ができる。
紅葉狩りもできる。
天然の岩に様々な木を植えた。
自然派的庭園が広がる。
小さな池もあった。
そして、竹林がある。
風は竹林を通って大豪邸に届く。
まぁ、300坪くらいの小さな庭だが。
無いのはお金だけの御曹司だ。
で、一句。

金無しに
神の恵みの
筍か

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「迷想中・迷走中・149」

で、一句・24

春の山菜が好きだ。
ふきのとう。
その後のフキ。
こごみ。
ゼンマイ。
わらび。
山わさび。
ノビル。

特に好きなのは、アケビの芽。
少量しか採れないが、苦味がいい。
これらは、採れたてだから美味しい。
スーパーの野菜とは野味が違うのだ。
それらもそろそろ終わり。
で、一句。

春山菜（はるやまな）
大地息吹の
姿かな

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「迷想中・迷走中・148」

で、一句・23

緊急事態宣言が延長。
当然の処置だ。
多くの医師、感染専門家がもっと厳しい処置を望んでいる。
五輪の中止を求めている。
当然の発言だ。
人命が大きく関わっているウィルスだ。

だが政府、東京都、五輪関係者は開催を前提としている。
その矛盾には目をつむっている。
世界でも実態を知れば、無理だと判断する。
当然だ。
その当然が通じないエライ人達が・・・
で、川柳を一句。

後悔は
責任感じぬ
ひとでなし
（人に無し、ひとでなし）

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「迷想中・迷走中・147」

で、一句・22

サラリーマン川柳が発表された。
私はワガママだから組織に入れない。
だからサラリーマンの気持ちが解らない。
ドラマや漫画で得た知識により想像はできる。
上下関係の中で働く悲哀も一応想像できる。
ボーナスなるものを貰えるという羨ましさはある。
定年になっても恵まれていると思う。
サラリーマンの多くは恵まれていると思っているのかなぁ・・・

嘗て植木等師という偉人が言った。
サラリーマンは気楽な稼業と看破した。
二日酔いでも寝ぼけていても出社すれば給料がでる。
背広に名詞を出せば、一応格好がつく。
実力など見えない世界だ。
だから川柳は甘温い悲哀か愚痴がほとんどだ。
で、一句。

井の中の蛙
川池も知らず

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「迷想中・迷走中・146」

で、一句・21

今夜はスーパームーン。
オマケがついた。
皆既月食だ。
もっとも地球に近い（大きい）満月。
そして完全月食になる。
24年ぶり。

月食の始まりは19時前。
皆既月食は20時過ぎ。
今書いているのは6時。
晴れて見る事ができればいいな。
で、一句。

超月は
隠れきれない
薄暑かな

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「迷想中・迷走中・145」

で、一句・20

五輪をするか中止にするか。
それぞれの立場でアレコレ物議。
ワクチンがどこまで完了するか。
医療体制がどうなっているか。
現段階では、とても、無理だろう。

それでも主導する政治家センセー達は開催が前提。
医療関係者は中止を求める。
選手は専門の競技を毎日精進するだけ。
五輪開催か中止かは、ある意味関係ない。
どちらにしても、早く決定して欲しいだろう。
で、一句。

五輪花
利権と意地で
開く夏

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「迷想中・迷走中・144」

で、一句・19

相も変わらず混乱の政治。
国民の生命が脅かされ、失われている。
コロナウィルスが原因ではある。
だが政治は被害を少なくする責任がある。
最小にする責任がある。
出来れば、犠牲を皆無にする役目がある。
それが出来ないなら、政治家など辞めろ。

ということで、
政治家失格のニュースを見る国民の気持ち。
で、一句。

バカなのは
屑を選んだ
自分の方
屑がセンセー
喜劇か悲劇か
（駄作だなぁ・・・）

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「迷想中・迷走中・143」

で、一句・18

山の中に住んでいる。
狭いけれど昔は田があった。
今はほとんど無くなった。
理由は様々。
職業として成り立たない。
後継者がいない。
それでも、残っている田がある。

その僅かな田に蛙が集まる。
当然、合唱する。
あるいは・・・乱交パーティ・・・
結構、うるさい。
そんな蛙も一瞬黙る。
で、一句。

田の蛙
雨の合間の
静けさよ

静けさや
差し込む光に
田の蛙

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「迷想中・迷走中・142」

で、一句・17

仕事終わりに温泉に浸かる。
それが無ければ仕事などしない。
そういうところが御曹司？
それはともかく、相性が良い温泉だ。

温泉は通常ある程度長く浸かると疲れる。
疲れが抜けているのかもしれないが、負担になる。
長湯、あるいは毎日湯は結構疲れる。
だが、この温泉は私に合っている。
楽なのだ。
で、一句。

灯篭に
浮かぶ紫陽花
岩の風呂

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