水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「迷想中・迷走中・483」

2022-04-30 22:49:58 | Weblog


ある気功師・89

半年後の11月。
私は再び奈良県の生駒研修所に行った。
実は5月の講座は第一回だったのだ。
それまでも講座はあったが、伊豆下田だった。
別の組織(沖ヨガ)の研修所を借りて行っていた。

故師匠が導かれるように生駒の研修所を開いた。
そこで自分の思い通りの講座をプログラムした。
食事も毎日の講義も気功治療も生活の仕方も新しくした。
それが生駒で初めての第一回となったのだ。
私は一期生でもあった。

それから半年後の11月は第七回。
参加者は150名くらいいたろうか。
初めての人も再受講の人もいる。
だが基本的にはいろいろ戸惑う事ばかり。
そこでスタッフ側と参加者側を取り持つ係が必用になった。
参加者のリーダーというわけだ。
理由は幾つかあったろうが、それが私になった。


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「迷想中・迷走中・482」

2022-04-29 21:58:32 | Weblog


ある気功師・88

五月に初めて生駒の研修所で気功師になった。
故師匠を追っかけて、追っかけて半年経った。
その半年は本当に様々な出来事に出会った。
それにつれ、劇的に様々が変化した。
私の運命が急変したのだ。

こんなはずじゃなかったのに・・・
そんなつもりじゃなかったのに・・・
気功師などという怪しげな体質になった。
貴公子ならよかったのになぁ・・・

私はのんびり気ままに暮らしていければいい。
他の人達とあまり深く関わりたくない。
メンドウだし・・・
だが、私の思いなど運命は無視する。
思いは叶わないものだ・・・


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「迷想中・迷走中・481」

2022-04-28 22:01:25 | Weblog


ある気功師・87

母を通じて難病の原因に本人の真面目さがあると知った。
我慢強さがあると知った。
正義感、正しさにこだわる事があると知った。
多くの難病の人に当てはまると思った。

そういえば、初めて母以外に気功をした人。
癌の末期だった人。
劇的変化をし、そこから多くの人達を診るキッカケの人。
その人も真面目で我慢強く、こだわりの強い人だった。

その人のその後。
20年以上生き続ける事が出来た。
天寿かどうかはわからないが、平均寿命は超えた。
癌が消えたかどうかもわからないが、克服はしたと思う。


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「迷想中・迷走中・480」

2022-04-27 22:21:05 | Weblog


ある気功師・86

母はとても正義感の強い人だった。
不正が許せない。
卑怯が許せない。
非常に真面目な性格でもあった。
しかもそれを感情として外に出さない人だった。
とてもとても我慢強い人だった。

世界は欺瞞に満ちている。
国と国の不正やだまし合い。
日本という国内でも欺瞞に満ちている。
国会議員、県議、町議、地区内、隣近所。
そんなの当たり前に横行している。

そして私の父は家庭を持つには不向きの人だった。
母の内側は炎がくすぶり続けていたのだろう。
救いは子供達(私の兄弟姉妹)だった。
母性愛の強い人でもあった。
内側の炎は痛みという具体的な症状となっていた。
その真面目さが自分の肉体を痛め続けていた。


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「迷想中・迷走中・479」

2022-04-26 21:26:40 | Weblog


ある気功師・85

こういったクライアント達から教えていただいた。
それは幾年も経験し、少しづつ自分なりの学びとなった。
学びは他の人達と自分の経験、体験から実になっていった。
知識や授業や講座などは、その入り口でしかない。

その一つに私が気功師のキッカケとなった母の病がある。
結果から記すと、母はその後17年間気功を受けた。
96歳で(おそらく)天寿を全うしたと思える。
それまで毎年幾度か寝たきりを繰り返し危機的状況だった。
だが、上手く私の気功が影響したのだろう。
17年間で寝たきりになる事は一度も無かった。

それでも母の痛みが完全に消える事はなかった。
もちろん軽くはなり、苦しみは薄くなったと思える。
何故痛みが消えないのか?
何年も私には解からなかった。
そして、消えない理由が本人側にあると理解できた。
多くのクライアント達からの学びのおかげでもある。


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「迷想中・迷走中・478」

2022-04-25 20:42:36 | Weblog


ある気功師・84

人の性格は変えられる。
だが、変えられないと思い込んでいる。
マジメな人はマジメから外れるのに抵抗がある。
だから変えなくてもいい方法がある。
変えたほうが楽に生きられるけどね。

趣味にするのだ。
信じた生き方は趣味。
人助けも趣味。
善行など完全に趣味。
徳なんて趣味。
趣味なら他に強制などしない。
自分の趣味だから。
これなら他の人が違う考えでも負担にならない。

私も時々勘違いされる。
「人助けで立派な仕事ですねぇ」
いえいえ、趣味ですし、人助けなんて思っていない。
それに立派な生き方はしたくない。
私はいいかげんで、スケベですから・・・


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「迷想中・迷走中・477」

2022-04-24 22:16:47 | Weblog


ある気功師・83

プロになって多くの依頼者と出会う。
患者がほとんどだが、病人に見えても患者とは限らない。
だから私は依頼者(クライアント)とよぶことにした。
初期から難病、奇病、重病を扱う方向だった。
まぁ、薬や手術で治るなら病院が一番だ。
幾年かかっても治らない、苦しみのままの人を引き受けた。
故師匠に憧れていたからでもある。

難病や奇病のほとんどが複雑な病だ。
単純な病なら原因がハッキリしている。
薬やその他の治療で治る。
病のほとんどは適切な薬などで治るものだ。

それでは治らないのは複合の病。
そして、その人の意識が深く関わっている場合だ。
そして、その意識には傾向がある。
マジメな人。
正しいと信じた生き方にこだわる人。


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「迷想中・迷走中・476」

2022-04-23 22:16:19 | Weblog


ある気功師・82

その時は私もハッキリ理解できていなかった。
プロになって、幾人もの患者さんから学んだ。
治療者と患者という単純な関係ではないのだ。
一人一人の人生がある。
そこから学ぶ事は多いし大きい。
特に病と関係する生き方というのを教えてもらった。

あきらかな原因なら本人も受け入れる。
例えば喫煙や過度のアルコール。
例えば怒りや嫉妬などの継続。
本人も納得するものだ。

だが、正義感。
善行や徳。
神への信仰。
愛国心や郷土愛や会社愛など。
それのどこが悪い、と思っているだろうなぁ・・・
良い悪い、の話ではない。
人の意識と生命の話なのだ。


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「迷想中・迷走中・475」

2022-04-22 21:20:00 | Weblog


ある気功師・81

書き物も同じだ。
私の想像もしていない内容が出る。
手が勝手に書く。
それは作曲家も画家もその他の作家も同じだろう。
勝手に作品が出来てしまう事は珍しくない。

その人は身体の変化を認めながら、その後は通わなかった。
信仰のある人はこだわりが強すぎる。
故師匠はその人の信仰を責めたわけではない。
間違いだと言ったわけでもない。
単純に原因がそこにあると指摘した。
苦しみから脱却するには生き方を変える事と指摘した。

私もプロになってから同じような話を幾度もした。
病からの脱却は難しくない。
だが、人は難しい。
それまでの生き方を否定されていると勘違いする。
間違いだと責められていると勘違いする。
人なんて間違いだらけの欠陥品なのに、今更・・・


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「迷想中・迷走中・474」

2022-04-21 22:22:54 | Weblog


ある気功師・80

その人の番になった。
気功をしながら参加者全員に話をする。
病や気功の話ばかりではない。
それと必ず、患者の個人的なアドバイスもする。

その時のアドバイスは少し違和感があった。
その人の生き方に原因がある、と言ったのだ。
その時が初対面だ。
スタッフは、そういう事まで事前に聞き取りしない。
その人の信念や生き方などわかるはずがないのだ。

今の私はよくわかる。
プロになってから幾度もそういう事があった。
口が勝手に話すのだ。
私の意識や意思にはない内容の話だ。
私の知らない事を私の口が勝手に話す。


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