横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

ジャケツイバラ

2019-05-31 05:57:09 | 日記



津久井湖から城山湖へ向かう道の途中に黄色い花がポツポツと落ちていた。






見上げるとジャケツイバラが枝を延ばしていた。
ほかの木に隠れて向こうにどれぐらい広がっているのかは見えなかった。







城山湖で花や鳥を観察してから草戸峠を経由して大地沢に向かった。
数年前、草戸峠付近にジャケツイバラがいっぱい咲いているのを見た記憶があり、
今回もと思って期待していたが見当たらなかった。







大地沢まで下りると青少年キャンプ場の炊事場の裏手でジャケツイバラが満開だった。







ジャケツイバラの黄色い花弁は5枚で1枚はやや小さく、赤い斑が入っている。
萼も5枚で、そのうち1枚は緑がかっているように見える。
雄しべ5本が雌しべを取り囲んでいる。この写真では花粉が飛んでしまったようだ。







ジャケツイバラの枝はつる状に延びて周りの木を覆い隠す。







ジャケツイバラは蛇結茨と書く。
茨のある木の枝が伸びて広がる様子を蛇が絡み合っているようだと見なしたものだ。



(以下は蛇の画像を参照して書いています。蛇が大丈夫な方のみクリックしてご覧下さい。





シマヘビ 

大地沢に向かおうとして城山湖を出てすぐに蛇がとぐろを巻いているのに気づいた。
シマヘビのようだ。かなり大きく、なぜかあまり動かない。
撮っていると向こうから来た何組かのグループも気づいて足早にすり抜けていく。





蛇を飲み込もうとするシマヘビ 

蛇がとぐろをまくのは防御状態だそうだが、何故こんなところで・・・?
実は、今まさに口を大きく開けて別の少し小さな蛇を飲み込んでいるところだった。
食事中にしっぽを踏まれたり突かれたりしたら大変ということか。

蛇が絡み合う瞬間は少し前にあったかも知れないが、シマヘビの勝利に終わったらしい。



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白い花と虫たち

2019-05-30 06:16:48 | 日記



津久井湖の周辺ではマルバウツギの白い花が満開だった。







マルバウツギはウツギに先駆けて咲き、葉が幅広(丸い)なのが特徴だ。







花の径が1cmぐらいなので、クロウリハムシも大きく見える。







アゲハの仲間が蜜を求めて来ないかと期待したが、遠くに飛ぶのを見るばかり。
黒い蝶が来たのでなんとなくダイミョウセセリかなと思って撮っておいた。







峯の薬師に向かう道にも城山湖の近くでも大地沢でもマルバウツギは花盛りだった。







城山湖ではイボタノキが咲いていた。
4裂する細長い花冠の長さは1cmもない。







漏斗の奥の蜜を器用に吸って回るのはシマアシブトハナアブだろうか。







ダイミョウセセリも来ている。・・・うん?  さっきのと何か違う。







先ほどマルバウツギで蜜を吸っていたのは、こちら。
ダイミョウセセリと白い斑の様子が少し違う。

実はマルバウツギにいたのはシロオビクロナミシャクという蛾だった。
ダイミョウセセリとよく似ていて見間違う。 だけどセセリは蝶でナミシャクは蛾だという。


もともとセセリチョウの仲間は蝶の中でも蛾に一番近いように思う。





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初めて撮れた

2019-05-29 06:26:49 | 日記



津久井湖から城山湖あたりを歩いて、いろんな鳥に会うことも出来た。
ツバメは忙しく飛び交っていたが、一休みの姿を見せてくれた。







城山ダムの近くの草地にいたセグロセキレイは何かくわえていた。
そこそこ大きな虫のように見えた。すぐに食べないので雛に持ち帰るのだろうか。







ホオジロも梢や電線などいろんなところで見た。良い声がするのですぐに気づく。
これは城山湖の手すりの上、ホオジロにしては低いところで懸命に囀っていた。







良い声といえば、いつも声を聞くばかりで姿を捉えにくいキビタキも見た。
しかし食べ物を探して動くので、うまく撮れない。ピンボケ写真だ。







しかし、これまで幼鳥や雌しか見ていないので色のきれいな雄を撮れただけ良しとした。



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津久井湖と城山湖

2019-05-28 06:26:11 | 日記



相模原の津久井湖から峯の薬師を経由して城山湖、さらに草戸峠から町田の大地沢まで歩いた。






津久井湖は上流の相模湖とともに相模川流域に作られた人造湖で、昭和40年(1965)に完成した。
城山ダムの天端を国道413号が走っており交通量は多い。

津久井湖の目的は洪水調節、水道用水の貯水、発電(津久井発電所)及び湖面利用のレクリエーション。







右岸から対岸方向を見る。山中に峯の薬師がある。







津久井湖の中程を三井大橋がまたいでいる。
左側が自動車用の大橋で、歩行者は右の吊り橋「三井そよかぜ橋」を渡る。







峯の薬師入口バス停あたりの参道口から峯の薬師を目指す。
かなり急な上りの道が続く。息が切れて10mごとに脚が止まる感じだ。







700mを20分以上かかって、曹洞宗大覚山東慶寺・峯の薬師境内に着いた。
ほかに参拝者はいなかった。







峯の薬師は1500年頃の創建らしいが明治の神仏分離で山から下ろされ廃堂となった。
その後、1933年になって再興されたそうだ。
ここからさらに進むと奥の院があるが、これも再建されたものだ。

薬師様は眼の病に御利益があるので、しっかりお願い事をした。







奥の院のあたりから下を眺めると津久井湖が広がっていた。
中央から右の山は城山(375m)で、鎌倉時代に築城された津久井城が江戸初期まであった。







峯の薬師から城山湖への道は、さほど厳しくなく左右を観察しながら歩くことが出来た。
山道を抜けると急に大きな電気設備が見えた。城山発電所の変電設備のようだ。







城山発電所の左手へ上がっていくと城山湖が見えた。
城山湖は通称で正式には本沢調整池という。津久井湖と同じく昭和40年に完成した。
城山湖は津久井湖より標高差で185m高くなっており、揚水発電に利用されている。
すなわち需要の少ない夜間の電力を使用してポンプで津久井湖から揚水し、
その水を昼間に津久井湖へ落とすことにより発電している。







城山湖を北側に抜けると松見平休憩所があった。
展望が良さそうだが、先客がいたので階段は上らず草戸山方面に急いだ。







途中、タツナミソウやコジャノメ等を観察しながら多少の上りのあと大地沢に着いた。



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子供を増やしたい

2019-05-27 06:52:05 | 日記



多摩市や八王子市の南に位置する東京都町田市は神奈川県の川崎、横浜、大和、相模原各市に接している。
市内には川崎市の飛び地があり、境川の右岸が町田市だったり左岸が相模原市だったり入り組んでいる。

面積は八王子市の半分以下だけれど東西の長さはあまり差が無い。西の方向に細長く延びているからだ。
相原で横浜線を越えて奥へ、高尾山の南あたりが町田市西端、ここ大地沢だ。境川の源流でもある。







大地沢には青少年センターがあって野外活動を通じて自然とふれあえるようになっている。

田んぼ木道に小さな池があって、シオヤトンボが縄張り保持に飛んでいた。







そこにクロスジギンヤンマがやって来た。







シオヤトンボは脅かしに入るが、クロスジギンヤンマは平気なものだ。







このクロスジギンヤンマは雌で、産卵のために来ていたのだ。
シオヤトンボなんか気にしている暇はない。

池のあちこちに産卵して回っているが、この葉は気に入ったのか少しだけ長居をした。







お尻を少し移動してみたり・・・







ついには180度回転して産卵を続けた。







よく見ると腹をクランク場に曲げて産卵管の部分を葉にしっかり密着させているようだ。







相手にされなかったシオヤトンボのほうは仕方なく杭の上でじっとしていた。


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