横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

日本民家園

2022-11-29 16:57:16 | 日記



生田緑地の日本民家園。
だいぶ前に見た頃は4つか5つぐらいの古民家が設置されていただけのように思うが、
今は20以上の建物が展示、公開されている。
地元の川崎や神奈川県だけでなく、東北、関東、信越、東海、奈良、沖縄などから移築されている。


西門から入って下の方に見えたのは岩澤家。17世紀末頃に神奈川・清川村に建てられたらしい。







ボランティアの人がザシキ(広間)の囲炉裏で湯を湧かして、格子から日が差す雰囲気を作ってくれている。







少し下ると伊藤家。生田緑地から遠くない川崎市麻生区の農家で17世紀末頃に建てられたそうだ。







板の間の上に筵が敷かれていた。床が竹簀の子敷らしい。







これは「棟持柱の木小屋」だが、農家の納屋横に立てられ「クズ小屋」と呼ばれていたそうだ。
薪とか堆肥用の落ち葉を貯めておく小屋だったらしい。







北村家は神奈川県秦野の農家(庄屋)で、貞享四年(1687年)築と墨書があるそうだ。







ここも床は竹簀の子で筵を敷いていたようだ。
神棚の左にずらーっと達磨が並んでいるのも面白い。







こちらの広瀬家は山梨県塩山の茅葺き農家で、17世紀末に建てられたものだ。
茅葺き屋根の軒先がずいぶん低いのが面白い。山の斜面で風が強かったためらしい。







屋根の棟には草が生えているように見える。
これは芝棟といい、棟を押さえるために載せた土が飛ばないように植物を植える手法だ。
この広瀬家ではイワヒバが植えられている。







岩澤家から見下ろして眺めた清宮家の芝棟にはイチハツが植えられている。
5月頃には花が咲くのだろうか。見に行きたいものだ。


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岡本太郎美術館は休み

2022-11-27 18:02:53 | 日記


生田緑地、中央広場から紅葉のメタセコイア林を抜けると岡本太郎美術館。
残念ながら美術館は休館中だったが野外の彫刻が見られた。
この「樹齢Ⅰ」は大阪万博の太陽の塔の地下で展示されていたものだそうだ。







「母の塔」は高さ30m。巨木のたくましさ、母のやさしさ、、燃えさかる永遠の生命をイメージ。
ここから5~6km東の多摩川沿いに二子神社があって、そこに岡本かの子の文学碑「誇り」がある。
岡本太郎が母である岡本かの子のために昭和37年に制作されたものである。
「母の塔」は「誇り」と向かい合うように設置されているそうだ。







「母の塔」の傍を上がっていくと専修大学に通じる道路に出る。
もちろん大学には行かず、元の道を戻るのも面白くないので民家園に向かう。







カエデの紅葉がきれいだ。下に建物が見える。







垣根に、ハンカチぐらいの大きさの布が干してある。藍染めのようだ。






藍染伝統工芸館というのがある。藍染め関連の展示があり、体験も出来るようだ。

ここが日本民家園の西門にもなっている。







日本民家園の通常とは逆のコースで歩くので、いきなり舞台と客席が見えた。
これは三重県の海女漁の漁村・船越にあった「船越の舞台」で、安政四年(1857)築だという。
旧暦6月に芝居が奉納されたそうだ。  左手には花道も見える。








多摩区民祭の時などには民俗芸能などが演じられるそうだ。
舞台には廻り舞台も設けられ、見上げると花吹雪や幕などを操作するらしい仕組みもあった。



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久しぶりの生田緑地

2022-11-25 16:22:24 | 日記



何年ぶりかで川崎の生田緑地へ行ってきた。
紅葉の具合は良いのではないかと期待してのことだ。







紅葉というとカエデの仲間が中心だが、ほかの木でも見られる。
これは・・・?  ヤマウルシとかハゼとか、かなあ。







奥へ進んで行くと中央広場に出ると小学生たちがいっぱい。近くの学校かなあ。
晴れていたので、幼稚園とか保育園の子供たちも公園の良い空気を吸っていた。







傍には「かわさき宙と緑の科学館」があり蒸気機関車・D51も展示されている。







岡本太郎美術館に向かう途中は、メタセコイアの林になっている。







真下に入ると紅葉に吸い込まれそうだ。






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今は花が少ない市民の森

2022-11-23 16:52:28 | 日記



瀬谷市民の森も今の時期は花が少なくなり、昆虫も動かず寂しい限りだ。







それでも歩いているとイヌツゲに実が生っているのを見つけた。
何か小さいのと大きいのがある。







小さいのが本来の実で、大きいのは虫コブだ。
葉腋の芽にイヌツゲタマバエが寄生して出来たイヌツゲメタマフシだ。







そこから少し歩くと大きな3枚の葉の真ん中から茎が立ち上がり実が一つだけ生っていた。







葉の様子からしてエビネだ。
エビネの実はこんな形だったのか。
それに、この場所にエビネが咲いていたのを今まで一度も気付いたことがなかった。







ヤマホトトギスやシラヤマギクやコウヤボウキの時期が終り花の姿が見られなくなった。
と思っていたら、一つだけすっと茎を延ばして頭にピンクの花序を付けていた。







ヤマラッキョウだ。 だいぶ前にも瀬谷市民の森の何ヶ所かで見たことがある。
名前通り土の下にはラッキョウ(鱗茎)があるらしい。






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アメリカ から・・

2022-11-21 16:13:27 | 日記



上瀬谷を歩いていると畑の畦に薄紫の花が咲いていた。







アメリカイヌホオズキだ。
花は薄紫だったり白だったりで、5個程度の小さな花序を作る。







その名の通り北アメリカ原産の帰化植物だ。それも戦後(1950年頃)に発見された。
その頃、日本がアメリカに占領されていたことと関係があるのかどうか。







キャベツ畑の向こうの方に色づいた木々が見える。
隙間からゴルフ場が見える。







程ケ谷カントリークラブゴルフ場だ。
ゴルフ場として名門の程ケ谷カントリーは元々その名の通り保土ケ谷にあった。
戦後は米軍に接収された後、昭和26年頃から日本人もプレーできるようになったそうだ。
そして昭和42年に現在の場所に移転してきた。

その2年後に近所に転居してきた私はゴルフに興味がなく、ゴルフ場が近くにあるとは知らなかった。
退職後しばらくして近所を歩くようになって初めて名門ゴルフ場があることに気付いたのだった。





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